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    rioi023_e

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    POIPOI 21

    rioi023_e

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    今回はエロくない健全というか介護してるだけ。
    べったーにあげたやつのつづきだけど序盤すぎてなんもわからんとおもう。

    マ注時空ル殿のつづき①の書きかけ まず感じたのは、柔らかな布の感触とそして身体の痛みだった。
     重い瞼を薄く開くと、いつも寝かされている場所とは違う、柔らかなシーツの上だった。ふかふかの布団が掛けられていて、あたたかい。寝床の快適さとは裏腹に身体は全身が痛く、重いが、普段の棘が刺すような痛みでもなければ指一本動かせないほどの身体の重さでもない。恐る恐る胸元の方に視線を下げると、いつも忌まわしいほどに巻き付いている呪いの蔓は全くなかった。
    「一時的なものだ。あと何日持つかも分からん」
     遂に解呪されたのではと一瞬浮きかけた心を諌めたのは、聞き覚えのある男の声だった。声の方に視線をやると、白い軍服姿のクレマール族の男が僕の寝ている寝台に近づいてくる。陽光に照らされる金髪の下で、みどりの鋭い目が僕を見下ろす。
     誰だ、と声を出そうとしたが、喉から出たのは嗄れた呻き声と、その後に出てきた咳だけだった。反射的に手を口元に当てたかったが、布団の中でぴくりと痙攣するだけでうまく手を動かせない。その様子を見た男が、布団から僕の手を取り出しした。何年も寝てたせいか骨ばって枝のように細くなってしまっていることに内心驚くが、男はそれについては気にもとめず僕の手首に指を当てる。なんだか脈を診る治療士のような仕草だった。
    「何年寝ていた?」
    「……ぇ、けほっ」
     質問に答えようとしても声がでず、咳で返すと男は無言で僕を見つめる。なんだかずっと眉間にシワが寄っていて怒っているようにも見えて少し怖い。だが、僕の意に反して男はその大きな身をかがめ、僕の体を起こしてくれた。背中を支える手が大きくて、アルセスのことを思い出した。そういえば、ここは、ラッセルはどこだろう。
     ぼーっと考え事をしている僕の目の前に水が入ったグラスを差し出される。飲め、ということだろうか。手に取ろうと震える手を動かそうとするが、その前に頭がぐらっと傾いて男が支える腕の中に沈み込んでしまった。ごめんなさいと言いたくても声も出ないし、頭はグラグラと揺れるしよく分からない。しばしの静寂のあと、男がベッドに腰掛けて僕を自身によりかからせるように座らせた。後ろにも倒れ込まないようにか、背中に回された手でも身体を支えられている。
     グラスが口元に近づいて、かすかに傾けられる。同時に乾燥した唇にぬるい水の温度を感じた。
    「飲め。殺すなら毒など入れずともとっくに殺している」
     果たして知らない男が差し出す水を飲んでも大丈夫か逡巡したのを察してか、男がごもっともなことを言う。確かに、そんな回りくどいことをしなくたって、この人は僕を殺せるだろう。そう思ったらちょっと笑ってしまった。決心して少しずつ水を口に含み、喉を潤すように飲み込む。嚥下するときの喉の痛みでかすかに顔を顰めたが、掠れ声で小さく喋るくらいには少し回復した。

    (ってかんじで、気が向いたら続きます。こんな自己満文かいてないで原稿しなきゃいけない!!!)
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