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    猫の助

    小説は書きますが、イラストが全く描けないので
    絵は見る専門です。大好きな作家さんの絵を拝見して日々の疲れをすっ飛ばしてます(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)
    主なゲーム
    ◯フロムゲー
    ◯CAPCOM(主にバイオハザード、ジャス学)
    ◯SNK
    ◯マーベラス
    ◯洋ゲー
    ◯ATLUS

    趣味は色々あり。
    昔から
    知らない街に行ったら古本屋を探して、
    ランダムで本を選んで購入→読むそんな事を
    してたりしてなかったり。
    知らない道をぐんぐん進んで色々な所に行くのも好きです。
    そんな日常。

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    猫の助

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    ※10月文章の1部分を書き直しました。

    本を出す・出さないは別として
    今書いてるロジェールと夢主(女性)、ロジェールに好意がある夢主の友人(女性)とDのお話。
    制作途中の文章。
    いきなり話が始まるのはそのせい。

    #エルデンリング
    eldenRing
    #ロジェール
    roger
    #夢主
    dreamMaster
    #D

    無題そう言ってロジェール達は少し前を歩く。
    二人の微笑んでいる姿を見て、私は少しだけ歩く速度を落としやや離れて二人を見守る。
    心が苦しくなる訳でもない。
    かと言って気にならない訳でもない。
    ただ幸せそうに微笑んでいる二人を見て、自然と一歩引いて見守ってしまう。

    「…良いのか?」

    不意に小さな声でDが言う。
    彼なりの配慮なのだろう
    こちらを見るでもなく、ただ前にいる二人を見ながら話しかけてきた。

    「私そんなに顔に出てた?」
    「いや、出てない。出てたら俺よりロジェールが先に気が付く。あいつは敏いからな」

    (その敏い人より前に気が付くDも大概なんだけど)
    そう思うが口には出さない。

    「…良いとか悪いとかじゃなくて何ていうか幸せそうな二人を見ると、自然と見守ってしまうんだよ。癖だね」
    「自分の幸せより他人の幸せを優先する事がか?」

    「違う」

    私が間髪を入れずに否定したせいか、数秒沈黙の後に、微かな溜息と供に「そうか」と言う返事が返ってきた。

    彼は相変わらず前を向いたまま私に合せて歩く。

    (他人の幸せを優先するとか綺麗なものじない。ただ疲れたくないだけ。どろりとした自分の感情を曝け出して自己嫌悪に陥りたくない、嫌われたくないだけ)

    気を使ってくれた彼に心の中で謝りしつつ、私は再びロジェール達を見た。

    気のせいかも知れないけど、二人を見てもさっき
    より気持ちが少し軽くなった様な気がする。

    どちらにしろDには気の毒な事をしたので
    次の日お詫びに彼にある事をしたが
    まさか全力で逃げ出すなんて、此時の私は想像すらしていなかった。

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