一織の不調「いおりん、これ、おまけでついてきたからあげる。ロップちゃん好きだろ?」
どうせいつもみたいに好きなくせに好きじゃないふりしながら受け取るんだろうなと思っていた。
「・・・ありがとうございます」
予想に反していおりんが素直に受け取り、嬉しそうに幸せそうにロップちゃんを見つめている。あ、おかしい。そう思って額に触れる。
「あっち!!いおりん、熱!!熱あるよ!!」
「大丈夫ですよ」
ロップちゃんを眺めながら淡々と話す。
「大丈夫じゃねーよ!!やまさーーーん!みっきーーー!!そーーちゃーーーん!!!いおりん熱!熱出してる!!!!」
ちょっとするとやまさんがちょっと慌てたようリビングに入ってきた。そういえばみっきーもそーちゃんも今は仕事だった。
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