eto_nanka☆quiet followDOODLE テキストデッサン「つまりだ……金貸してくれ」 そう言った男の腹を制服姿の少女は、ばきりと回し蹴りした。 「この金食い虫がー!」 「ぐはっ、イチゴ柄パンツ……」 「最っ低! いこ」 「う、うん……」 後ろで様子を見ていた長髪の少女は、回し蹴りをしたショートカットの少女に手を引かれた。長髪少女は、「大丈夫かなあの人、ばきって音したけど……」とちらちら背後を見るが、単髪少女は気にせずに手を引いた。 Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow eto_nankaSPUR ME尻たたきに。百合ハーレムの予定だが序盤も序盤 私、相崎優菜は男が苦手である。小中学校時代は男子にいじめられたから。自分で深堀りしたいほど話したいことじゃない。小学校時代は「ブス」「シネ」と暴言をずっと浴びせられ、中学校時代は女子を通じて「ビッチ」という噂を流された。男子よりも女子の方が個人的にはマシだ。点数稼ぎだとしても優しくしてくれる子はいたから。 そんな私も高校生になった。進学先は女子校だ、高校デビューして、友達沢山つくるぞ!入学初日、先生に「次、相崎さん」と自己紹介を施される。 「おはようございます! 相崎優菜です! 仲良くしようぜイエーイ! 夢は世界平和です!」 そんな時期もありました。 あの後、「変わった子だね」とヒソヒソ言われ少しクラスメイトに距離を取られました。自分から話しかけに行く勇気もなく、「あれ?私、失敗した?」という思いがグルグルと渦を巻き、夜も眠れず、学校に行こうと思うと頭痛と腹痛がするようになりました。 1042 eto_nankaSPUR ME この学園都市には魔術研究部があった。注釈しておくと、“魔術部“という存在は、学園内に他にも沢山ある。魔術総部、魔術訓練部、魔術魔法研究部、魔術同好会など。星の数ほどある”魔術部“のうちの一つなのである。 そんな魔術研究部部長は、こだわりが強い――性格がキツイことで有名だった。やれ「真面目にやってる? もうちょっと集中して打たないと。こんなものを俺は魔術とは認めない」と睨まれるだの、「ふざけんな! 材料の代替なんてダメに決まっているだろ!」と、材料採りの遠征をさせられるだの。なお、魔術の材料の代替は魔術師界隈の中でメジャーである。つまり、部長のこだわりが異常だった。 そんな彼に辟易とした部員は、他の“魔術部”に流れていった。 1061 eto_nankaTRAINING【テキストデッサン】ミルク色の髪の彼女 僕には妹がいる。と、いっても血は繋がっていない。父さんが知り合いの娘を養子に向かい入れたのだ。髪はミルク色で、歳は三つ下の十一歳。 そんな彼女は最初は僕に対して警戒心が強かったが、だんだんと甘えたな一面を見せるようになってきた。 「悪夢を見たの。こわあい……」 例えば、そう言いながら枕を抱えて、僕の寝室に来た。 僕は自分のベッドに彼女を招き入れ添い寝し、あやすように彼女の腹をぽんぽんと叩いた。 「どんな悪夢だった?」 「あのね、鬼が私を追いかけてきて、私、鬼に捕まったと思ったら鬼の体が膨らんでいって爆発して、血を浴びたたの」 「うーん、悪夢だ」 話をしているうちに眠気がやってきたのか、妹の口数は減っていき、一時間経ったことを知らせる古時計の鐘の音が屋敷に響くときには、すぅすぅと寝息を立てていた。 1078 eto_nankaDOODLEテキストデッサン 瓦礫の傍に、ぐったりと少女は項垂れていた。額から血を流し、大量のフリルのついていたであろう服はボロボロだ。肌は、長く続いた戦闘の影響で薄汚れている。 「よかった……」 そう彼女は微笑んで、眠りについた――――。 110 eto_nankaMOURNING元猫クロエ 没(主人公流されすぎ) 猫。それは我がバスラト王国にて聖獣とされている。魔法が使える非人間の生物兵器・使い魔としても優秀で含有魔力量が多い。 猫はバスラト王国の危機を、王の使い魔として幾度も救ってきた。しかし、時代を経るにつれ「猫は尊い。神や国王と同じぐらい。そんな猫を使い魔にするだなんて言語道断。てか、使い魔を従える魔法使いのスタイルはカッコ悪い。自分の力を磨けや」という近代の風潮により、猫を使い魔として従える者は減っていった。 しかしそんな猫を、強さを追い求めるがゆえに、密かに使い魔として研究し、交配し、とてつもなく強い品種を作り出したうえに倫理的な禁忌を犯した家があった……。 その名もノアール家。バスラト王国有数の公爵家である。 12393 eto_nankaDOODLEテキストデッサン「つまりだ……金貸してくれ」 そう言った男の腹を制服姿の少女は、ばきりと回し蹴りした。 「この金食い虫がー!」 「ぐはっ、イチゴ柄パンツ……」 「最っ低! いこ」 「う、うん……」 後ろで様子を見ていた長髪の少女は、回し蹴りをしたショートカットの少女に手を引かれた。長髪少女は、「大丈夫かなあの人、ばきって音したけど……」とちらちら背後を見るが、単髪少女は気にせずに手を引いた。 196