🍙ユキモモ同棲時代お花見🌸CDの売り上げも好調。テレビ出演や雑誌掲載の機会も増えて、じわじわとだが着実に知名度と人気が上がってきている。
先月などはついに本業がアルバイトの日数を上回ったと、百が大はしゃぎしていた。感激のあまり体育会系の喜び方をしてしまい、隣人に壁を叩かれて反省していたのが可笑しくて可愛かった。
嬉しそうにする百を見ていると、千の方も自分という人間も捨てたものじゃないなと自信がもてる。
しかし、そのわずか一か月後には、やっぱりダメ人間かも、という悲観的かつ自虐的な思考に陥っていた。
原因は白紙のままの楽譜と、そこら中に散らばった書き損じが物語っているように、作曲に行き詰っているのである。
はっきり言って意欲面での問題はない。好きに書いていいと言われたら、何曲でも生み出せるくらいには、やる気に満ち溢れている。
大きな障害になっているのはテーマだ。『高校生の初恋の、爽やかでいて淡く切ない気持ちを表現した曲にしてほしい』なんて無理難題を押し付けられた所為で、ワンフレーズどころか曲のイメージすら湧かずにいる。
「ユキ、大丈夫?」
頭上から恐る恐る声をかけられて、千はテーブルに突っ伏していた顔を上げた。つい此間までよそよそしさが抜けなかった百だが、今ではすっかりフランクな接し方に慣れてきたようだ。
「……おかえり」
「ただいま。外、暖かくておさんぽ日和だったよ」
憔悴しきった声の千を気遣ってか、百の声は普段よりも明るかった。その実、疲れているのは百の方だというのに。
アルバイトのシフトは減ったものの、代わりにアイドルとしての仕事が入るので休める時間が増えたわけではないし、バラエティ方面に需要があるがゆえに身体を張る仕事も多い。さらに今は、千が作曲に集中できるようにと買い出しにまで行ってくれた。
曲作りが全く進まない上に百に負担をかけていると、同棲当初のヒモ時代を思い出して、ますます気が塞いでしまう。
百は口癖のように「大丈夫」と言うが、年下かつ千にとっては特別な存在でもある百に気苦労をかけてしまうのは年上として、相方として非常に情けない。
(早くモモにイケメンって言ってもらえる僕に戻りたい)
百の前では格好いい自分でいたいのに、人生、思うようにはいかないものだ。
それもこれもすべて、千には無縁の心情を表現しろなどという無理難題を押し付けてきた周りの所為だ(ただし凛人は除く)。
たとえそれが、今度千自身が主演を務めるドラマのテーマソングだったとしても、だ。
初恋のときめきだの、爽やかな青春だの、切ない恋心だの、どれも千が抱いたことのない感情だ。
もしかすると万理と組んでいて、百が一ファンとして応援してくれていた時代が爽やかな青春に該当するのかもしれないが、今はまだほろ苦さが先行して暗い曲調になってしまいそうだ。
それ以外の感情も、気が向いた時にワンナイトで済ませてきた千には理解不能なものばかりだ。
一方、大多数の人々にとっては、青春時代の懐かしい思い出なのだろう。世間一般が共感しやすい内容だからこそ、我が道を歩いてきた千には手強かった。
それっぽいメロディを想像だけで作り上げても、うわべだけの嘘だとすぐに見抜かれてしまう。
別に世間の目を気にしているわけではない。そもそも人目を気にしていたらいい曲なんて生まれない。
それでも気がかりなのは、百からの評価だ。そして百は、つい先日までいたって普通の学生だった。つまり『世間一般』の一人だ。
その百から「今回の曲は微妙ですね。何が言いたいのか分からないです」なんて言われてしまったら、おそらく千は立ち直れない程ショックを受けるだろう。
「モモ、締め切りまで……何日だっけ」
「え……え、えーっと、みっ……五日くらい」
ギリギリまで伸ばしてもらってもたったの五日。それなのに五線譜には一音も書き込まれていない。絶望的だ。
百に失望されたくはないが、時間も待ってくれない。八方塞がりだ。袋小路のどん詰まりだ。
「……。モモ、どこか旅行行こうか」
「えっ、今?」
「うん。どこか電波の繋がらない遠い秘境にでも行って、そこで二人で暮らそう。いっそのこと海外もいいね。アルプスの高台で、平和な羊飼いになろうよ。セントバーナードだっけ。大きな犬も飼ってさ」
「ユ、ユキぃ~、しっかりして! 現実に戻ってきて!」
追い詰められて空想の世界に逃避する千を、百が懸命に呼び戻そうとする。
その肩から、ひらりと小さな欠片が落ちた。少しだけ開いた窓から吹き込む風でくるりと宙返りしてから、楽譜の上に落ちる。
偶然にも五線譜の一小節目に重なって、千の代わりに最初の一音を生み出してくれたみたいだった。
「これ、桜?」
「うん! もう結構咲いてるよ。……あっ、そうだ!」
何やら思いついたらしい百が向かったのは、キッチンだった。
しきりに熱がりながら、せっせと何かを作っている。まだまだ痩せている小柄な体があっちへこっちへ忙しなく動くのを、千は視線だけで追いかけた。
(どうしたんだろう。お腹空いたのかな)
普段の炊事は千が担当している。不慣れな百が怪我をしないかと気が気ではないのだが、去り際に待っててね、と言われてしまったので、大人しく机に突っ伏したままでいた。
程なく戻って来た百の手にはビニール袋がぶら下がっていた。薄く透けて見える青はおそらく懸賞で当たったタッパーの蓋だ。
「お花見に行こう!」
タッパー入りのビニール袋を顔のそばまで持ち上げて、百が満面の笑みを浮かべる。
「……は?」
たしかに花びらに興味は示したものの、それがお花見に繋がるとは。あまりに唐突なお誘いに、千は面食らった。
「気分転換だよ。もしかしたら、何かインスピレーションがわいてくるかも!」
「ええ……。わざわざ花を見に行ってもつまらなくない? それに混んでるでしょ」
続いて生じたのは、面倒くさいという率直な感想だった。
そもそもインドアで、今はさらに鬱屈とした気分でいる。こんな状態で外を出歩いて肉体的な疲労も追加されるなんて、馬鹿げた行いに思えてならない。
しかし百は譲らなかった。
「平日の真昼間だから親子連れくらいしかいないよ。名所に行くわけじゃなくて、ちょっとそこの公園まで歩くだけだし」
それに、と百は愛嬌たっぷりにウインクしてみせた。ファンサもずいぶん板についてきたなとぼんやり思う。
「もしつまらなかったら、モモちゃんが思いっきり楽しくしてあげちゃう!」
ファン時代は遠慮がちだった百は、実は強引な一面を隠していた。
考えてみれば、はじめて言葉を交わした日の彼は「狂犬」と呼ぶにふさわしい暴れっぷりだったのだ。千と万理が止めるまで、彼の制裁は止まらなかったくらいだ。
そういう、嵐のような激しさがたしかに百の中にはあって、一度それに巻き込まれてしまうと、抜け出すのは容易ではない。
「……わかった。いいよ」
タイミングが悪いことに今の千には、自分の意見を押し通す気力もない。非常に面倒だったが、仕方なく百の誘いに乗ることにした。
そうして連れて来られた公園は、子供の声がちらほら聞こえるくらいで、たしかに比較的和やかな空間でホッとする。ちらちら主婦の視線は感じるものの、酔客や未婚の女性のやかましさに比べたら静かなものだ。
「ユキ、あそこのベンチが開いてる。座ろ」
とはいえ、人気がないということはそれだけ質素な場所という証明でもある。
確かに桜の木は植えられているものの、ベンチの裏に申し訳程度に数本立っているだけだ。それでも結構花びらが散っていて、木製のベンチの座面が桜色の絨毯を敷いたようになっていた。
その花びらを丁寧に払ってから、千に座るよう促した百は、自身も隣に腰掛けた。
「毛虫が降って来そうで、嫌だな」
「大丈夫。オレの反射神経と動体視力を信じて。もし落ちてきても、弾いてあげるから」
「刺されないでね」
そんなやりとりをしてから、ふと気づいた。
「ていうか、こっち向きに座ったら桜見えないね」
視界に広がるのは、ぽつぽつと置かれた遊具と、はしゃぐ未就学児とその保護者だけ。
「あ、そういえば。どうしよう。ベンチ勝手に動かしちゃ駄目だよね」
「そもそも動かないでしょ」
道理で誰も座っていないはずだ。さして花見がしたかったわけでもない千にはどうでもいい事だが、隣で百が慌てふためいているのが可笑しい。つい吹きだしてしまう。
「いいよ。こうして散ってくるのを見るのも悪くないよね」
「そ、そう?」
千が微笑んでいるのを見て、百も落ち着きを取り戻したようだ。コロコロと変わる表情は、千にとって花見以上に見ごたえがある。
「うん。帰るころにはあちこち花びらまみれになってそうだけど」
冗談ではなくさっそく花びらが肩にのっかっていた。指でつまんで眺める。こんなに小さいのに、綺麗に色づいている。たった一枚、指先でつまめる程度の大きさなのに、不思議と心が安らいでいくのを感じた。
なるほど、確かに気分転換にはちょうどいいのかもしれない。
「あっ、お弁当におにぎり握って来たんだ! 買い物の前にご飯を炊いておいてよかった」
「さっき熱いって言ってたのはそれか。火傷しなかった?」
「平気平気! どれにする? って言っても、貰い物の梅干しかごま塩しかないんだけど」
やっぱり花見ときたらお弁当だよね、と千の知らない常識を語りながら、やたら楽しそうにタッパーの蓋を開く。
できたてを閉じ込めたものだから、蓋の裏側が濡れてしまっている。お弁当の蓋は冷めてから閉めた方がいいよ、と千の方も百の知らない知識を披露した。
と同時に、忘れていた空腹を思い出す。
そういえば、後で食べようとしていた昼食にも手をつけていないし、食欲がわかなくて朝食も抜いてしまった。百がどうにか食べさせようとしていた声も微かに耳に残っている気がするが、返事をした記憶がない。
「じゃあ、梅にしようかな」
一つ手に取ってみたら、握りが甘くてぼろりと半分に割れてしまう。割れ目から梅干しが顔を出したそれを持ったまま、二人してしばらく固まった。
「あ、あれっ。おかしいな。ユキ、それやめて。こっちのは大丈夫そうだよ」
先に我に返ったのは、百の方だった。その目元がほんのり赤い。
さらに百が指示した一つを視界に入れてしまったら、もう千は我慢が出来なくなってしまった。
「ぶっ……、ははっ、モモ、これ、大きすぎ……」
おそらく本来三角形だったはずのそれは、タッパーの蓋に押しつぶされて四角形になっていた。取り出してみて、より一層その大きさを実感する。爆弾おにぎりもびっくりのサイズ感で、ずっしりと重い。
「うぅ、ただ握るだけだって思ってたけど、均等に作るのが結構難しくて……」
改めてタッパーの中を見渡せば、形も大きさもバラバラだし、あちこちに米粒が散っている。中には無理くり押し込みすぎて連結してしまっている物まであった。
「く……大丈夫。いただきます」
寄せては返す波のように幾度も押し寄せてくる笑いを我慢しながらどうにか食べすすめてみると、梅干しが丸ごと入っていることに気付いて、それがトドメの一撃になってしまう。
「くく……、モモ、梅干しの種抜いてないよ」
「えっ、抜くものなの!?」
百が一所懸命に握ってくれたおにぎりは、どれもこれも個性的で、逐一千のツボをついてくる。
これほど不器用な百が、千の為に炊き立てご飯と格闘しながらひとつひとつ握ってくれたのかと思うと、胸の中からあたたかい気持ちが込み上げてきて、自ずと顔がほころびてしまった。
だから、隣で百が恥ずかしさを通りこして膨れていることにも気付いているのに、どう頑張ってもにやけるのを抑えることが出来ずにいた。
笑いながらようやく一個目を食べ終えた頃、ついに百は声を荒らげた。
「もう、ユキ笑いすぎ! いいもん! これ全部、オレがお腹の中に隠しちゃうから!」
へそを曲げてしまった百が、大口でおにぎりにかぶりつく。本当にすべて平らげてしまいそうな勢いだ。
「ご、ごめん、って。もう、笑わないから……くくっ」
「言った側から笑ってるじゃん! どーせオレはおにぎりもまともに握れない料理音痴だよ!」
「ごめん、ごめんって。……あ、モモ、ご飯粒ついてるよ。一気に食べるから」
「ユキが笑うからだろ!」
「ふふ。僕が悪かったから、こっち向いて」
まだ不機嫌そうに唇を尖らせていたものの、百はおとなしく千の方へ顔を向けた。続いて千が少しばかり百の方に身体を傾けると、宝石みたいなピンクの双眸がまぶたの奥に隠れてしまう。
「え、何で目を閉じるの? キスする?」
「し、しないよ! そうじゃなくて、ちょっと……」
怒りと恥ずかしさでもともと赤面していたが、さらに赤くなっていく。血が沸騰して、湯気でも出そうな勢いだ。
「至近距離はまだ、ハードルが高い、です……」
さっきまでリスかハムスターみたいにほっぺを膨らませて、おにぎりを頬張っていた百が、口元に米粒をくっつけたまま、もじもじと恥じらっている。
本来の千なら、やっと治まった笑いの波が戻ってきそうなものだが、あまりにも不意打ちだったためか、別の衝撃に襲われた。
突然の息苦しさは、笑いすぎによる酸欠ではない。心臓が、突然荒々しく鼓動しはじめたからだ。
このじっとしてはいられない高揚感は、ライブで思いきり歌っている時に似ているが、全く同じではない。訳もなく泣き出したくなるような、未知の感覚が千の精神をぐちゃぐちゃに搔き乱してくる。
名状しがたい情感に当惑しながらも、千はそっと手を伸ばした。
目を閉じて大人しく待っている百は、本当に口付けを待っているかのようだ。そもそも、ある程度の信頼がなければ、こんなふうに無防備な顔を晒したりはしないだろう。
百が身を委ねてくれている事実が、これ以上なく千に自信を与える。
誇らしい気分に浸りながら、そっと口元を拭った時、親指の背がほんのわずか、ふくらみに触れた。
瞬間、千の心に暴風が吹き荒れた。
視覚からはある程度しかわからない百のはっきりした輪郭、体温。それを、ほんの一瞬体感しただけで、戸惑ってしまうほどの感動が生まれた。
百は確かにここに生きている。千のすぐ目の前に存在しているのだと、明らかな事実を改めて心が認識する。
どうしてか、すぐにこの場から逃げ出したくなった。でも逆に、このまま時が止まって欲しいと願っていた。明らかに矛盾している。
何より驚いたのは百に対して綺麗だという印象を抱いたこと。もともと、万理に似て心がきれいなのは知っていたし、仕草や表情がかわいいとは思っていた。
だが今は明からに違うと断言できる。
異性に対して好みだと感じるのと同じように、百を想っている。直前まで米粒をくっつけていた、どちらかといえばこどもみたいに愛らしい姿だったのに。
「……モモ」
千の中に芽生えた嵐が去るまで、ずいぶん時間がかかったはずだ。その間、ずっと大人しく待っていてくれた百は、呼びかけられてやっと目をあけた。
感覚としては、今の千はライブ後だ。あるいは曲が完成した直後だ。呆然として、たしかに座っているのに、ほろ酔いのように気持ちがふわふわとしている。
ただ、そんな呆然とした意識の中でもひとつ、明らかなことがあるとすれば、今の今まで暗闇をさ迷っていたが、ようやく出口に繋がる道を見つけ出したという確信だった。
「……曲、書けそう」
「本当ですか!」
百の顔がぱっと明るくなる。眩さに目が眩むような錯覚に戸惑い、頷くふりをして目線を下げた。
「帰りましょう! 今すぐ!」
千以上に意気込んでいる百は、千のほんのわずかな変化に気付かなかったようだ。かくいう千も、百が興奮のあまり敬語に戻ってしまっていることに気付かなかったのだが。
タッパーをビニール袋にしまってから勢いよく腰を上げ、千の手を引いて立ち上がらせる。
「あはは。ユキ、桜の妖精みたい」
ぽんぽんと軽くはたいて積もった花びらを落とすのも忘れないところが、気遣いの出来る百らしい。
続いて千も百の髪や肩に降り積もった雪をそっと払いながら、
「ピンクならモモの方がよっぽど似合うよ。かわいい」
率直な想いを口にした。
百はもともと大きな目を見開いてから、はにかんだように笑う。照れたような仕草が愛おしくて、千の心がぎゅうと締め付けられる。
「……そのおにぎり」
直視出来なくて目線を下げたら、百の片手にぶら下がっているビニール袋が目に留まった。
「何?」
また笑うつもりなのかと疑いの視線を向けられるが、千は全く別の事を言おうとしていた。
「残しておいてね。僕も食べるから」
「え、ええ。でもぉ、まだ炊飯器にご飯余ってるよ? そんなに食べたいなら、ユキが自分で握ったほうがいいんじゃない?」
笑ってしまった千に腹をたてはしたものの、失敗作を食べさせたくないという気持ちもあるようで、百はビニール袋を自分の背中に隠してしまう。
「食べるから。ていうか早くOKしてくれないと、せっかくの曲がどっかいっちゃいそう」
「ええっ! そんな言い方狡いだろ!」
ユキの中にも狡猾な手を使っている自覚はある。だが、言い争いに発展したらおそらく口下手な千に勝ち目はないだろう。ここは強引に押し通してしまうべき局面だ。
「じゃあ、帰ろう」
「え~……。もうっ」
今度は千が急かして、二人早足で家路を急ぐ。最初のうちは文句を言っていた百も、そのうち諦めたのか、それとも千の邪魔をしないためか、口を閉じた。千はその沈黙を、勝手に肯定とみなす。
こうして無事に難しい要望に見事応えて見せた千は、相方からの大絶賛ももらって、世界を呪いたくなるような過酷な曲作りからつかの間とはいえ解放された。
またどうせ、新しい曲をつくりはじめたら今回のように鬱々としてしまうのだろう。その時はまた百を誘ってどこか気晴らしに出掛けるのもいいなと考えている。
苦しくても、やはり楽しい。時折憎たらしく思う事もあるが、どうしたって千の人生には作曲が欠かせない。呼吸をするように、常に傍らに存在しつづける。
だが、ともかく解放された今、千にはやりたいことがあった。
「モモ、お花見やりなおそうか。此間は結局、ほとんど見られなかったから」
気分がいいからか、お出かけも苦ではなかった。珍しく千の方からアウトドアのお誘いを受け、見えない尻尾を振っていそうなくらいに喜色を浮かべた百だったが、ふと思い出したようにこう付け足した。
「今度はユキがお弁当作ってね」
おわり