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    すずき

    @LACT_450_

    いろいろ!
    無断転載、使用、トレース、悪用を禁止します。私の写真は常識の範囲内で使用してください。
    (ドラドリテ無事完結ありがとうございました🙇)

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    すずき

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    drag dreamtale#8

    drag dreamtale#8きもちわるい……ああ、もう無理………
    「ゔっ、えッ!えッ、……」
    薬の副作用がひどくて吐いてしまった。
    辞めるべきだと分かっていても、少しの快感が俺を楽にしてくれる。
    辞められない。
    お兄ちゃん。お兄ちゃんを探さないと。
    早く見つけて、一緒に暮らして、幸せになり——————

    まてよ。
    こんなに悪いことをした俺に、幸せになる権利はあるのか?
    沢山沢山、モンスターを殺したんだぞ?
    指で数え切れない程、俺は殺しをしたんだぞ?
    なのに、幸せになるのか?

    お前が幸せになるのか?
    お前が幸せになる権利などない。
    罪を償って死ね。

    俺が殺した奴等のタマシイが俺の胃の中で叫ぶ

    けど、こんなに殺したならもう何匹殺したって変わらないよ
    この世界さえ破壊して、全て無くして、お兄ちゃんと一緒にいたい
    ずっと、ずっと一緒に。

    愛されなくてもいい。
    ただ、お兄ちゃんとずっとずっと一緒に居られれば他に何も要らない。
    二人で堕ちて仕舞えば、

    俺が求めた「幸せ」って、なんだったんだろう。
    今更そんなこと考えたって、意味などないのに。

    ならば、もう全て殺すしかないね
    殺して、殺して、殺して、忘れちゃえばいいんだ

    落ちていたナイフを手に取った




    *殺戮、狂気




    何度悲鳴を聞いただろう。
    いや、何百は行くだろう。
    服が血まみれになってしまった。
    いや、塵まみれの方が正しいか。

    こんなに殺しても、お兄ちゃんは来ない。





    この1時間で何百度叫び声を聞いたか。
    どうやらここら辺で大量虐殺が行われているらしい。
    命の危機を感じながらも、暗い路地裏を歩いて行った。

    奥から、コツコツと足音が聞こえる。
    ヒールの音だろうか。

    「まだいる」

    まだ居る?どういう事だ。

    そのモンスターは、俺に向かって走ってきた。
    咄嗟に避け、「誰だ!?」と言った。

    「………もしかして、お兄ちゃん?その声って、お兄ちゃん、だよね?」

    どこか聞き覚えのある声で、モンスターはそう言った。

    もしかして、
    「ドリーム?ドリームなのか?」

    「お兄ちゃん!探してたんだよ、ずっと、ずっと。もっと早く来てよ、もうこんなに、殺しちゃったよ!?」

    え?

    暗闇の中、ドリームを凝視すると血と、塵まみれだった。

    「え?、え?、どういう事だ?」

    「お兄ちゃん、やっと会えた。今度こそ、一緒に、幸せに、なろう?」

    そういえば、少し聞こえるようだった声も全く聞こえなくなっていた。

    「害虫は全部殺してくるから。そこで待っててね。」

    そう言い、ドリームは消えた。

    え?、どういう事だ?、殺す?、
    俺の脚が恐怖でガクガクと震え、膝から落ちてしまった。

    ドリームが歩いてきた所は、赤いカーペットのように、紅かった。

    「ぇッ!ッ!」
    あまりの気持ち悪さに吐いてしまった。
    生臭い。生臭すぎる。


    いろんな感情がぐちゃぐちゃになり、遂に失神してしまった。







    「——————きて!起きて!」
    気づいたらドリームが馬乗りになっていた。
    重い。なんか重い。どっちの意味でも。

    「ぜんぶ俺とお兄ちゃんに邪魔な害虫は駆除したよ!この世界線にはもう俺とお兄ちゃん以外居ない。ねっ!静かになったでしょっ!」

    確かにもう物音はしなくなった。

    ドリームはもう変わり果ててしまっていた。
    赤黒く光る眼球。
    高いヒール。
    返り血と、塵に塗れた洋服。

    殺されてしまうのか。
    ああ、罪を償う時はこんなに早く、来てしまったのか、

    「殺さないよ。この世界線でずっとずっと、二人だけで、暮らすだけ。」
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    DONE第1回 ヴィク勇版ワンドロワンライ『ひまわり』で書かせていただきました!
    ひっさびさに本気出して挑んでみましたが、急いだ分かなりしっちゃかめっちゃかな文章になっていて、読みづらくて申し訳ないです💦これが私の限界…😇ちなみにこちらhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17839801#5 の時間軸の二人です。よかったら合わせてご覧下さい✨
    第1回 ヴィク勇版ワンドロワンライ『ひまわり』※支部に投稿してあるツイログまとめ内の『トイレットペーパーを買う』と同じ時間軸の二人です。
    日常ネタがお好きな方は、よかったらそちらもご覧ください!(どさくさに紛れて宣伝)



    第1回ヴィク勇ワンドロワンライ『ひまわり』


    「タダイマー」
    「おかえり! って……わっ、どうしたのそれ?」

    帰ってきたヴィクトルの腕の中には、小ぶりなひまわりの花束があった。

    「角の花屋の奥さんが、持ってイキナ~ってくれたんだ」

    角の花屋とは、僕たちが住んでいるマンションの近くにある交差点の、まさしく角にある個人経営の花屋さんのことだ。ヴィクトルはそこでよく花を買っていて、店長とその奥さんとは世間話も交わす、馴染みだったりする。

    ヴィクトルは流石ロシア男という感じで、何かにつけて日常的に花を買ってきては、僕にプレゼントしてくれる。日本の男が花を贈るといったら、母の日や誕生日ぐらいが関の山だけど、ヴィクトルはまるで息をするかのごとく自然に花を買い求め、愛の言葉と共に僕に手渡してくれるのだ。
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