春は来たれし、恋せよ男子。　ひび割れたコンクリートに目線を落とし肩を窄めて歩く。自信のなさが全身から滲み出る歩き方はもう癖で、自分のチャームポイントといえるのは、オタク印の分厚い眼鏡だけ。
　時間通りの電車に乗り込む。出入り口の脇に身を置き、リュックを手前に持ってきて抱き抱えると安心した。イヤホンをつけ、今春から始まったアニメの主題歌を再生する。車窓を眺めながらリズムに身を委ねると、なんだかいい一日が始まりそうな気がする。
　駅を過ぎるにつれて、通勤通学の人が乗り込んでくる。ホームに停車しドアが開くと、溢れんばかりの人が乗り込んできた。揉みくちゃにされながら、なんとかバランスを取ろうと足を踏ん張る。電車が出発し、ドアに背をもたれる形で落ち着いた。ふぅと一息ついて前を向くと、そこには、この世のものとは思えないほど美形の顔があった。

【alsonny】冰塊【alsonny】冰塊

*有體香的Beta貓x煩躁的Alpha警察
*8k+是想寫很久的梗 (結果衍伸出一大堆設定
*微量psyborg


1.

細雨落在紅紫色的霓虹燈管上，又亮又暗的吱吱作響，各樣身影在濕漉的磚街上來回穿梭，深夜正是這座紅色的不夜城熱鬧之時。
一輛黑色的轎車在路旁熄火，副駕駛位下來一位眼鏡男子，他撐開傘幫後座打開門。
眼鏡男手舉得很高，為長相精緻的金髮男子遮雨，深怕雨滴沾濕他上司那寶貴的身體。

兩人站在一間與其他店相比較為遜色的酒吧前，暗色的窗簾半掩，大片鏡面漆黑看不見裡頭，外頭只有一個圓形的招牌在發亮，上面寫著字母N。
非常低調的裝潢卻開在紅燈區中，反而顯得格格不入。

「幾位」
一個身穿西裝的墨鏡男子從玻璃門走出，金髮男子接過傘站在一旁，看著眼鏡男熟練的和保全交流，他手比了二，接著從口袋掏出一個迷彩灰的皮革證件套，掀開幾秒就闔起。