イメソン語り(エルフィンド/±0)きっと打開策があったはずだと
後悔溢れた1人の部屋で
(打開策、自身のこの冷めた感情もいつかは戻ってくれるだろうという心の奥底の希望と、戻ることなんて無いと分かってる故の後悔。)

ずっと戻らない地にいつまでも
着かない鳥を返す夢を見る
(ずっと戻らない地、自身の感情に対しての無駄な希望を着かない鳥に例えている)

一歩進もうと足を踏みだせば
一方引きずられまた繰り返し
縛り付けられ身動き取れず
終わらないテストは0点罰点
(自分が1歩進もうとしても、別の自分が足を引っ張り停滞している様子、また縛り付けられ→操り人形にされていると捉えることもできる)

過去に潰される未来予想図
崩れたバランスシーソーゲーム
登り下りまで襲う躁鬱
震える足では逃げることすらできなくて
(過去に出会った、エルフィンド君にとっての【真理】について。それに出会ってから崩れ、未来なんて無くなり、逃げ出すことなんてできなかった。)

単純に限界になって
手遅れになるその前に
感情消して無しにできたら
どんなに良かったか！
(感情消して無しにできたら。ここは自分に対しての皮肉。限界なんてとっくに迎えて、手遅れになってしまった自分への。)

甲斐甲斐しいほど快も不快も
しつこく邪魔してくれるんだ
いつまでたっても踏み出せないから
前にも後にも進めない！
(快も不快も邪魔をする→親しくしてくれていた第2世代や抽出の仲間。優しい人達を邪魔だと思ってしまう自分が嫌いで、それ故に踏み出せず、逃げる事も進む事も出来なくなり停滞する事を望んでいる。)

今日も明日も停滞したまま
閉じ込められ留まり続ける
(このままでいい、このままがいい。何も進まず戻らず、もうこれでいいんだ。)

無い正解に目を凝らし続け
穴の空いちゃった答案を捨てる
(胸にぽっかりと空いた穴を埋める事を諦め、そのまま穴ごと捨てちゃえばいいんだと諦めている様子)

朝も昼にも夜にも怯え
もう動かない身体を眺めて
永遠揺蕩う不安の海で
ただひたすらに終わりを待つだけ
(もう動かない身体。自分の本当の意思じゃもう動かなくて、偽りの自分に操られていることの揶揄。そのまま、ただひたすらに終わりを待つだけの。)

頭の電池は逆さま状態モード
脳から液漏れ発熱破裂
プラスの思考のマイナスイオン

知らなきゃよかった後悔してももう遅く
(真理なんて、知らなきゃよかった。
そう心の奥底で後悔している。)

絶対に正解に行けない
無駄な努力を続けても
結果なんて分かりきってる
全部、全部、大失敗！
(何をやったってこの冷めた感情も人格も戻らないのに無駄な努力を続けたって意味がない、もう諦めるしかないと自分に言い聞かせて。)

前科一犯、笑止千万
(自分は悪人、そう思い込んでるが故の前科、そしてそんな自分を笑っている。)

どうでもいいほどばかばかしい
すっからかんに何をかけても
答えは単純、なにもない！
(感情なんて、本当の自分なんてとうの昔に投げ捨てたのだから、何も残っていない。素なんてもうとっくに見失ったと思い込んでいる。)

どうしようもできない過去も
巻き戻せない過ちも
犯した分の罪の数だけ
自分に突き刺すよ
(まさしくどうしようもできない過去も、巻き戻せない過ちも、全部全部自分で背負って、突き刺して。)

身体に傷をつけてく事で
心の傷が消えるなら
本当は全部0にしたくて
許してほしくって
(自分が犠牲になれば、許されるかな。そんな事なんてないとは思っているけれど、やっぱり許されたくて。自分の犯した罪を、許してほしくて。)

心を覆うような絶望も
掴みきれない幸せも
受け止めきれず潰れちゃうなら
おしまいにしようか
(彼にはもう背負いきれない程の業があって。幸せなんて抱えられなくて。罪に押しつぶされそうで……。それならもういっそ、自分は悪人なのだからと諦めて。)

人生最後のちんけな部屋を
死に場所にして首吊って
足しても引いても意味がないなら
問題点ごと消せば良いって
安心しながら眠るんだ
(最後の日。仲間を殺して、死にゆく様を見届けて。静かにL社の片隅で、首を吊った死体を見続ける。
……これが、自分に相応しいんだと、自分は死ぬことすら許されないのだと、言い聞かせて。)


【別歌詞ver.】
どうしようもできない過去も
巻き戻せない過ちも
犯した分の罪の数だけ
君に突き刺すんだ
(主に5X日目の話。自分が犯した罪の数、味方を突き刺して裂いて嬲って…もはや狂った行動をしていたけれど、どうしても狂えなくて)

身体に傷をつけてく事で
心の傷が消えるから。
嘘でもいいさ、全部忘れて、
許してあげるから。
(嘘でもいいから許されたかった。全て忘れて綺麗になりたかった。でも、そんな事許されるはずが無くて。自分を犠牲にして、心に入ったヒビも傷も無視をして。)

心を剥ぐような絶望も
与えきれない幸せも
受け止めきれず潰れちゃうなら
おしまいにしようか。
(自分の運命を狂わせたあの真理を、自分の罪を自覚させられた仲間も、全部全部めちゃくちゃにしたくて、いっそ狂ってしまえたなら)

人生最後のちんけな部屋で
壊して殺して引きずって
足しても引いても意味がないなら
問題点ごと消せば良いって
安心できたらよかったな･･･
(5X日目、暴れまわって殺し回って、引きずりながら生者を探して。狂いたいのに狂えない、心は泣いて顔は笑って。
自分がここで死んだって何も解決しないんだろうなと思いながら、終わりゆくL社を眺めている。)