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    aji

    @o8195_du

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    aji

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    本当はこのあといちゃいちゃしてるかもしれないけど、それは野暮ってもんですよねヘヘ

    #FGO
    #以路

    バレンタインの以路今夜の以路は、犬たちが寝てる中を路がそっと抜け出して以蔵の部屋に訪れてる
    昼間だとお互い忙しかったり、誰かに見られるのも恥ずかしかったから、結局一番恥ずかしいとこで逢い引きしてしまってる

    「お誕生日おめでとうございます以蔵様、それとその……はっぴぃ、ばれんたいん……など……///」
    ちゃぶ台を挟んで双方正座、路にしては珍しくもにょりながらもしっかりめの手作りチョコが出てくる、箱も中身もお店のやつみたいなのが

    以蔵は「おん……」しか言えない、路が健気で可愛くて言葉が出てこない

    「二つ入っちょるき、おまんも食え」がやっと捻り出せた言葉で、二人で黙ってチョコレートを食べる
    「お茶もありますので……」
    「ん……」
    小さく取り付けられた窓の外は雲ばかりで、星が見えるとかのロマンチックも無い、だから見る場所が無くてチラッとお互いを見て目が合って、うふふと笑う
    なんだか変で幸せな時間
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    akira_luce

    DONE七夕の時にあげた丹穹。

    星核の力を使い果たし機能を停止(眠りについた)した穹。そんな穹を救うために丹恒は数多の星に足を運び彼を救う方法を探した。
    しかしどれだけ経っても救う手立ては見つからない。時間の流れは残酷で、丹恒の記憶の中から少しづつ穹の声がこぼれ落ちていく。
    遂に穹の声が思い出せなくなった頃、ある星で条件が整った特別な日に願い事をすると願いが叶うという伝承を聞いた丹恒は、その星の人々から笹を譲り受け目覚めぬ穹の傍に飾ることにした。その日が来るまで短冊に願いを込めていく丹恒。
    そしてその日は来た。流星群とその星では百年ぶりの晴天の七夕。星々の逢瀬が叶う日。

    ───声が聞きたい。名前を呼んで欲しい。目覚めて欲しい。……叶うなら、また一緒に旅をしたい。

    ささやかな祈りのような願いを胸に秘めた丹恒の瞳から涙がこぼれ、穹の頬の落ちる。
    その時、穹の瞼が震えゆっくりと開かれていくのを丹恒は見た。
    一番星のように煌めく金色が丹恒を見つめると、丹恒の瞳から涙が溢れる。
    それは悲しみからではなく大切な人に再び逢えたことへの喜びの涙だった。
    「丹恒」と名前を呼ぶ声が心に染み込んでいく。温かく、懐かしく、愛おしい声…。


    ずっと聞こえなかった記憶の中の声も、今は鮮明に聴こえる。
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