Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    大福餅

    @Wagashi_415

    色々な界隈をほっつき歩いてる餅の内輪ノリ倉庫のようなもの。うちの子、ボイテラ、🧭(特にボイバグ)について主に描くかもしれない。擬人化とか現パロ・学パロ含むので注意

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 28

    大福餅

    ☆quiet follow

    突発ボイバグシリーズ、短文〈極〉

    ババ抜きボイバグ 「ボイドール、今日はこれで勝負だ」
    そう言ってバグドールが持ってきたのは、トランプのセット。そう、ババ抜きで勝負しようと言うのだ。売られた勝負は買うのが、この2人の間の信条。ボイドールもニヤリと笑って答える。
    「良いでしょう。今日もワタシが勝ちますので」
    「ハッ、言ってろ。今日はボクが勝つ。今日はオヤツを賭けるぞ」
    手早くカードを切って配る。最初にババを持ったのはボイドール。表情は変わらない。そのまま最初に揃ったカードを捨てていく。一方のバグドールはどこかご満悦だ。機嫌良くカードを捨てる。誰からみても、ババを持っていない事は明らかに見えた。ボイドールは無表情のまま、ちらとバグドールの方を見てカードを取る。ハートの9。揃って捨てる。続いてバグドールの番。取ったのは、ジョーカー。自身の手札に加えた直後、得意気だったバグドールの表情が一気に曇る。一瞬でスン、と無表情になった。続けてボイドールがカードを取っても変わらない。取ったのはスペードの6。揃わなかったのでそのまま持っておく。次にバグドールがボイドールの手札からダイヤの4を取って2枚のカードを捨てても、表情は固いままだった。しかしボイドールはこの時点でその理由を勘付いた。
    「…もしかして…」
    次のボイドールの番。予感を確信に変えるべく、試してみる。直感で左から2番目のカードに手をかける。表情は変わらない。続いてその隣のカード。まだ変わらない。そしてその隣のカードに手をかけた時だった。
    「!」
    ぱっとバグドールの表情が明るくなった。本人は気づいていないのだろうが、ババが自らの手札から無くなろうとしているのが嬉しいのかそれが表情に出てしまっているのである。吹き出しそうになるのを堪えながら、ちょっと魔が刺して、どのカードを取るか迷うフリをしながらバグドールの表情を伺っていく。ババに手をかける度に、面白いくらいにコロコロと表情が変わる。ついにボイドールは耐えきれずに吹き出してしまった。
    「っ…あはははっ…!!」
    「なっ…!!何で笑うんだ!!」
    本人は至極真っ当、大真面目なのだろうからそれが逆に面白い。怒るバグドールを傍目にボイドールの笑いはそこそこ長い時間止まらなかった。何とか暫くして笑いを収めた後はもう決着まで然程時間はかからなかった。何故ならババの位置が丸わかりだからだ。反応を見て、ババを避けてカードを引いていくだけだった。ぐぬぬ…と悔しそうな表情を浮かべるバグドールにボイドールが告げる。
    「…アナタ…ずっとババの位置が筒抜けでしたよ…?」
    「はぁ…?煽りか?」
    「いえ、そうではなく…ワタシがババに手をかけた時にアナタは満面の笑顔になるんですよ。お気付きで無いですか?」
    「はぁ……!?」
    やはり気づいていなかったようだ、バグドールは驚きに目を丸めた。が、すぐにキッとボイドールを睨む。
    「っ、良いか、今日は負けたが明日は必ず勝つ!それまでに…表情にも出ないようにする!!」
    「ふふ、はいはい」
    負けず嫌いのバグドールが愛しくて、可愛らしくて、またボイドールは微笑んだ。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    大福餅

    DOODLE超弩級シリアス、ドシリアスの軍パロifルート。バグチャンが勝ったもしもの話
    軍パロボイバグ(if) ボク達の軍は、次なる戦いの場所へと向かっていた。ニンゲンの限界を超えた能力を持った集団であるボク達は、どんな戦いであっても負けというものを知らなかった。特別な能力を持ち、身体能力も通常の人よりもずっと高いから当然だが。
    「…バグドール様、敵が接近しております。戦闘の準備を」
    「……分かった」
    エラードールからそう言われ、いつでも銃を抜き取れるよう準備する。敵軍が見えてくるまでそう時間はかからなかった。先頭に立って歩いているのは、真っ白な髪をツインテールに束ねた少女。そしてその背後には______。

     「…!?」
    「あ…………」
    少し前、ボクを助けた長髪の少女。敵軍だという情報は知っていたが、まさかこんな所で再会するとは思っても見なかった。相手もこちらに気づいたらしく、元々大きな丸い目を更に見開いた。こぼれ落ちてしまいそう。しかしあまり気を取られているわけにはいかない。戦闘に入るまでもう時間は無かった。相手の軍が一斉に武器を構える、そして同時にボク達の軍にも臨戦体制になるよう指令を出す。先頭を歩いていたツインテールの少女がこちらに飛び込んでくると同時に戦いの火蓋は斬られた。軍刀の鋒を躱して銃口を少女に向ける。発射と同時に少女の姿が消え、少し先に現れる。まるで瞬間移動をしているかのような速度だった。こういう時こそ落ち着いて、相手の動きのその先を見なければ。銃を使う手前、動きの素早い相手には多少の不利が付き纏う。だからそれを頭で補うのだ。時々身体の側まで迫る刀を銃身で受け止める。弾いてなんとか隙を作る。弾が尽きたら次の銃を抜く。リロードの時間すらも作れない。時々反応が追いつかずに刀がボクを掠めて傷を作る事もあった。傷から溢れる血が目に入って狙いが定まらない事もあった。それでも負けるわけにはいかない、と気配だけで銃弾を放つ。
    1538

    大福餅

    DOODLE超弩級のシリアス、ドシリアス軍パロなボイバグ。ボイチャンが勝った方
    軍パロボイバグ 今、ワタシは軍を率いて戦場最前線に歩みを進めている。数年前から始まったこの戦争は、甚大な被害を出して尚終わる気配を見せない。そしてワタシは、この戦争で最前線に立ち戦うために生まれた、特殊な能力を持つ生体型殺戮兵器だ。ワタシの後ろを歩む何人かも同じ生体型殺戮兵器だが、得意としている事がそれぞれ異なる。ガードールという、ワタシ達の中でも一番小さな少女はバリアを張り味方を守る事ができる。ユニドールという片目を髪で隠した少女は治癒能力を持つ。エレドールという糸目の少女は周囲に電撃を発生させ敵の動きを止めたりできる。フラドールというポニーテールの少女は自身の身体に炎を纏わせ近接格闘時の攻撃を強化できる。メタドールという銀髪の少年は、水銀を発生させ攻撃や防御に応用できる。時には連携して、時には単独で戦闘して勝利を積み重ねてきた。今回の戦線も同じ事だ。正面を睨みながら歩いていくと、こちらに向かう集団が確認できた。皆種類の違う銃で武装していて、こちらより数は少ない。少数精鋭、とでも言いたいのだろう。こちらだって質でも負ける気は無いが。そして1人の少年が集団を先導している。リーダーであろう、ワタシと同じ歳くらいのその少年は黒い髪に青いメッシュを二箇所入れている。彼を見た時、思わず息を呑んでしまった。
    2006

    大福餅

    DOODLE俺からのバレンタインプレゼント兼リク小説その④(ビターなやつ)、ジャンメグのお話(初めて書いたので解釈違いとか許してね)。
    ジャンメグの話 『快進撃が止まりません』
    『バトルが終わりました、勝利です』
    そのアナウンスを聞くが早いか、中央に佇む少女がカメラに向かってその身体に釣り合わない大口径のガトリングガンを乱射し微笑む。左右で色が異なる髪が靡く。
    「いえ〜い!メグメグの勝ち〜♪」
    自身をメグメグ、と名乗った彼女はこの#コンパスではガンナーと呼ばれるジョブに就いている。本来ならば後方からアタッカーや、私のようなタンク達を支援しつつ長い射程を活かした攻撃を主として行うジョブだ。しかし彼女の戦闘スタイルは違った。アタッカーと同じか、それ以上前に出て敵を倒す事だけを意識して戦っているようだった。痛みを忘れてしまった自分にダメージなんて関係ない。そう言うように、前に出てはダメージを負って、それでもまた前に出て。死んでしまってもまた前線に駆けて行って敵を撃ち倒す。私には彼女の戦闘に対してとやかく言うような権利は無い。けれど…やはり心配になる時は少なく無い。彼女だって人間なのだ。認識していなくとも肉体に限界はある。この電脳空間ではそんなの関係ないなんて事も分かってはいる。それでも、かつて目の前で幾多の仲間の死を目の当たりにしてきた私には…。
    1200

    recommended works