お正月に見たウォカに狙われるターゲットになる夢「貴方はここで隠れていなさい」
そう言って出ていった刑事の右京さんを見送り、私は扉の鍵をしっかり閉め薄暗いアパートの一室にいた。
少し経った頃だろうか、ピンポンとインターホンの音が部屋に鳴り響き、私はおそるおそる扉に近づいた。扉ののぞき穴をそっと見るとそこには真っ黒な帽子、サングラス、スーツを着た大男・ウォッカがアパートの廊下にいて、左右を確認している。
「すみませ〜ん」と扉が叩かれ、インターホンを連打される。私は逃げなければと焦り部屋を見渡した。「開けろゴラァ!!」と怒声と共にドアノブをガチャガチャと壊れそうな勢いでまわされ、慌てて窓から外に出る。
雨の降りそうな灰色の空の下どこに逃げればと途方に暮れたが、2つ隣の部屋の光に誘われ窓に近づくと小学五年生位の子供がゲームをしている。窓を叩き匿って欲しいと頼むと、少年は何かを察し私に自分のパーカーとゲームを貸してくれて兄弟の振りをすることになった。
暫くしてドアが破られ、窓から部屋を出たウォッカがこちらの部屋に近づいて来た。窓がコンコンと叩かれ少年が寄るとウォッカが「誰か通らなかったか」と聞いてきた。私は咄嗟にスマホで電話をしている振りをして顔を隠した。少年が「お姉ちゃんと一緒にゲームしてたから分からない」と答えると、私の事を疑わしそうに見たものの「そうか…」とそのまま去っていった。
私は少年に礼を行ってアパートを離れた後、近くの商業施設に逃げ込み組織の人間を躱した。
行く宛もなく彷徨う私は偶然、捜索を諦めて帰ろうとしていたウォッカを川にかかる橋の上で見つけた。私はそっとそこに近づき、持っていた銃でその広い背中に弾丸を3発撃ち込んだ。血が飛び散り衝撃を受けた体は何とか倒れずに踏みとどまる。顔がゆっくりとコチラを振り向く。ニヤリと不気味な笑みを浮かべたウォッカはそのままこちらに向き直り、スーツに隠し持っていた爆弾を見せつけた。不味いと思い踵を返す間も無く、私は爆発の衝撃で川の近くの草むらに吹き飛ばされた。
幸い外傷もなく倒れ込んだ私が顔を上げ周りを窺うと、私のいる所から川を挟んだ草むらの近くの歩道に吹き飛ばされたウォッカを見つけた。
徐々に辺りは暗くなりそこからまだ動けずにいると、いつの間にかウォッカの近くにジンが現れた。緊張から身を固くした私に気づくことなく、ジンは紫煙を漂わせ足下でピクリとも動かないウォッカをジッと見ていた。弾丸を撃ち込まれた上に体につけた爆弾を爆発させたのだから息はもう無いだろう。ウォッカの死を確認したジンはコートの裾を翻しそのまま闇の中に消えていった。
みたいな夢だった…こんな鮮明でストーリーのある夢見たの久しぶりだった。
ウォカデカくて怖かったちゃんと反社の人間だった…💦