愛情表現~ちょーじの場合~
「亀ちゃーん!」
ちょーじが真っ正面から飛び付いてきた。軽いし、慣れているから受け止めれはしたものの、こら危ないでしょぉ、と注意をするとごめんごめん! と全然反省の色がない。ちょーじ、と声のトーンを下げて言ってみるが、ちょーじは楽しそうに笑うだけでこちらも力が抜けた。
「亀ちゃーん」
それを見計らったのかちょーじが首もとに顔を埋めてぐりぐりと頭を動かす。首筋に当たる髪の毛がくすぐったい。
「ちょーじ、くすぐったいよぉ」
「亀ちゃんは首弱いねー」
首もとから離れたと思ったら今度はちゅーと言いながら、首筋に吸い付かれた。
「んっ、ちょ、ちょーじ?」
「へへっ、キスマークつけちゃったー! これで亀ちゃんはオレのものねー!」
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