アセ考察(笑)同じ卓に座りたがらなかったアルハイゼンとセノが対面に座るようになった経緯を拙く考察(笑)
転機が訪れたのは三章四幕、アアル村でのドンパチから二日目途中、ディシアとの行動が終わり村長の家脇でアルハイゼンを見つける旅人。1日目後半からずっと単独行動且つ何をしていたかも不明。そして旅人と話をしていたアルハイゼンが、セノの存在に気付く。そしてセノはアルハイゼンに正論を投げる。
「アルハイゼン、アアル村に来てからなんの役にも立たなかったお前が、俺達の行動を疑うのか?」
その言葉にアルハイゼンは団体として成り立っていない現状、自分の行動を説明する義務はないと放っている。そして意に介さずセノ達には見つけられなかった重要な手がかりを自分は発見したと煽る。この時セノは無言でアルハイゼンを睨みつけている。この時点で二人にはまだ深い溝がある。セノはセノで、アルハイゼンはアルハイゼンで煽ってますしね。
そしてここから名探偵アルハイゼンのターン。アアル村でセノ達が聞き込みをした人物の1人が嘘をついていると指摘。
「彼女は、セノの身分や武力に恐れを抱いているように見えた。」
「グラマパラから狂学者へとわざと言い換えたのはキングデシェレトの忠実な支持者がいることを知っているからだ。グラマパラに親しげな言い方をすれば、過激派のターゲットにされやすくなる恐れがある。」
「覚えているか?自分が夜の状況を知らないことを、彼女はわざわざ強調しただろう。」
「(グラマパラが村を守った話について)これについては、すでに村長に確認を取っているんだが───彼女の言った「グラマパラがアアル村を守った件」は、深夜に発生したものだ。つまり、彼女は当時眠ってなんかいなかった。」
そして村の本質と人々は何を恐れ隠しているのかを説明する。
セノや旅人は気付かされる。
アルハイゼンは傍観者となって村の本質を理解し、そして情報を意図的に隠した彼女にもう一度聞いてみようと提案。
「待て、俺は行かない。」
即答するセノ。
「今の話からすると、彼女は俺を恐れているようだ。だから…お前に任せた。」
旅人を見ながらこの件について託すセノ。
ここがポイントと思われる。てかそこしかもうない。
アルハイゼンの説明に納得をし、みなまで言わずとも意図を汲み取り自分が居ては意味が無いと旅人に託す。セノはアルハイゼンの言葉により自分の存在がそもそも問題への弊害となっている事に気付く。自分では気付き得なかった、それこそセノでは辿り着けない本当に重要な手がかりをアルハイゼンは導き出していた事実に素直に感心…?かは分からないが少なくともアルハイゼンに対して何か心境の変化はあったのだと思う。
ここ好きポイント。
アルハイゼンの見解はもっともだがまだ信頼に値しないと判断したと思われる。それが「お前達に任せた」ではなく「お前に任せた」発言。アングルは後ろ姿のセノが、しかし真っ直ぐに旅人へ言い放っている。旅人もセノにしっかり目線を向けている。アルハイゼンは映っていない。つまりこの時点ではまだアルハイゼンに心を許していないのがおわかりだろうか。好き。
アルハイゼンは何も言わずセリフイベントは終了。
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そして、個人的伏線だといいなポイント。
アアル村ドンパチから1日目後半、セノのターンが終わりディシアのターン時に遡る。ディシア達と行動を共にしようとするセノ。
「なら早速───」
「おっと、待て。セノ、あんたはアアル村に残れ。」
しかしディシアに止められる。
「なぜ?」
この時点、セノは見当が付いていない。
「アアル村は小さな村だからな、外から来た者はすごく目立つ。すでに、あんたらに関するうわさが広まってるんだ。」
「人々に話を聞く時、あんたがいちゃ色々と説明しにくい場面が出て来るんだ。」
「…分かった。」
ディシアに優しく諭され理解するセノ。
ディシアの本来の意図とは違う説明をしたかもしれないが(嘘ではないがそれが全てではない)(この部分時間の都合上飛ばし飛ばし見たのでうろ覚えすみません)結果的にこれがセノの分からせられたポイントでもありそう。恐らく、この前例があったのもありアルハイゼンの言葉が簡単に腑に落ち、自分は行くべきでないと判断したんだとも思いました。自信はない。
そして先程のアルハイゼンのターンに戻って。セノは残り、アルハイゼンと旅人が彼女から情報を得、廃病院へ行きグラマパラを救出。村長の家に帰るなりセノの対面に座るアルハイゼン。(そこで大マハマトラの行動はアーカーシャによって把握されている話へ)
ナチュラルにアルハイゼンが対面に座る。(座る瞬間はセノにアングルが向いているが、セノの頭の動き、目線によりアルハイゼンが対面で席に着いたことがわかる。セノもそれが普通とばかりにアルハイゼンに問いかけている)
正直アルハイゼンもセノへの描写が少ないため憶測になるが(憶測祭)アルハイゼンのボイス、「セノについて」では「セノは物わかりのいいやつだから」と発言していたので、(この発言も1回でその評価を下した訳では無く何度もそう言った場面があったと思ってる)二日目の名探偵アルハイゼンの推理によりセノが意見を述べるでもなく、自ら一歩引いた事でアルハイゼンの中でその評価が顔を出し始めたのかもしれない?(1日目で⚖️が🌱に対し敵とみなすことをやめた時の会話判定は個人的にグレーゾーン)
アルハイゼンは無駄を嫌うので(合理主義とやら?)1から10説明せずとも理解してアルハイゼンにとっての正解を導き出したセノに少なからず好感を持ったのかもしれない。個人的ご都合妄想。
しかし実際、これより先、四幕終わりの時点までアルハイゼンはセノに煽る嫌味を言うこともなく、セノもアルハイゼンの態度を改めている。
五幕で横に座るようになった心境を紐解きたいですが正直この時点で既に和解してるのであるのかな?どうかな?状態。
最初言っていたアルハイゼンに心を許していない部分はアーカーシャによってセノの行動を監視されている話が終わった頃にはだいぶ柔らかくなっているようす。
この二人に会話自体少ないですが、シンプルな会話の中にもお互いの言葉を理解し、意味を汲み取り距離を縮めていったんでしょうね。多分?
公式が最大手だった。