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    晴煌@虎トウ狂い

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    晴煌@虎トウ狂い

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    ドラコレで滾りすぎたヤクザ🐯×大学生🐶のパロ。終わらないからとりあえず途中あげ

    - ヤクザ🐯(21)×大学生🐶(19) -

    「はぁ……どうすっかな……」

    お昼時のお腹を空かせた学生達で溢れかえる大学の食堂で、スマホを眺めながらトウマはため息をついた。
    トウマのスマホの画面にはアルバイトの求人。
    (少しでもバイト代高い所にしねぇと……)
    アルバイトの求人を見ながらうんうんと唸るトウマの前の席がガタッ、と音を立てた。
    誰だろうとトウマがスマホから顔を上げるとそこに居たのは、トウマの一つ上の先輩……悠がいた。
    席に座ると悠は持っていた二つのお弁当の内一つを、トウマの前に差し出した。

    「トウマ、またご飯抜いてるでしょ?」
    「うっ……ハル先輩……でも今、金がないんで……」
    「そう言っていつも食べてないの俺知ってるから。……トウマの事言ったらばあちゃんがトウマの分も、って持たせてくれたから食べなよ」
    「えっ!?いや悪いですよ!!」
    「悪いけど俺、自分の分でお腹いっぱいだから。そのお弁当トウマが食べてくれなかったら家に持って帰る事になるんだよね……あ〜ぁ、ばあちゃんせっかく作ってくれたのにな〜」

    その言葉にずるいですよハル先輩……と口を尖らせた。
    なんの事?と笑う悠にトウマは、目の前に置かれたお弁当の包みを自分の元に引き寄せる。
    お弁当の包みを開くと、パステルカラーの大変可愛らしいお弁当箱がのぞいた。
    それを見て既に自分のお弁当箱を開けていた悠は声を押し殺しながら、笑っていた。
    いや、これ……俺が使うのか……?とトウマも困惑していたが、せっかく貰った物を無下には出来ないとお弁当箱の蓋を開けた。
    パステルカラーのお弁当とは対照的に、お弁当の中は孫の健康に気を使っているのが分かる悠のおばあちゃんの気遣いが沢山詰まっていた。
    白く輝くつやつやのご飯、鶏肉のささみとチーズ、梅肉を巻き半分に切られた春巻き、均一な厚さで巻かれたお店に出てくるような綺麗なだし巻き玉子、彩りを鮮やかにする為に添えられたミニトマト。
    それを見てトウマの喉はゴクリ……と鳴った。

    「俺のばあちゃんのお弁当いいだろ?」
    「凄いっすね……俺、誰かの手作り弁当初めてなんですけど、ハル先輩の事すっごい大事にしてるんだなっていうのはわかります」
    「は、はぁ!?べ、別にそんなんじゃないから!!……っ、それよりもさっきため息ついてたけど何かあったの?」

    普段は見られない真っ赤な顔をした悠にトウマはくすくすと笑うと先程の事を見られていたのか、悠に問いただされてしまう。
    えっと……と言い淀むトウマに悠はお弁当代はそれでいいからと笑顔で言われ、トウマは渋々事のあらましを悠に説明した。
    今住んでいるアパートがトウマ以外に入居者がいないからと、大家さんに言われトウマが出て行き次第取り壊す予定だと、だから早めに出て言ってくれないか……そう朝言われたのだとトウマが悠に言うと悠はうーんと悩んでしまった。
    やっぱりこんな事相談されてもな、とトウマが思っているとそうだ!!と悠は声を上げた。

    「トウマ俺の家住めば?」
    「……え?いやいや!!絶対だめです!!」
    「なんで?俺の家なら俺とばあちゃんしかいないし、家賃とかもいらないしいいじゃん?」
    「流石にただめしぐらいは悪いですって……」
    「いいって言ってるのに……(ボソッ)」
    「……悠先輩何か言いました?」

    悠が言った言葉が聞こえず聞き返したトウマだったが、なんでもないと悠に言われそうですか……と引き下がった。
    それよりも、ばあちゃんが作ったお弁当美味しいから早く食べてよ!と悠に促されてトウマは箸を持ち、いただきますと言うと白米を一口頬張った。
    硬すぎず柔らかすぎず、冷めていても美味しい絶妙な炊き加減に思わず頬を緩める。
    そして次にだし巻き玉子に箸を進める。
    箸で掴むとズシっと箸を持った手にも重みが伝わり、ゆっくりと口に運び咀嚼する。
    噛んだ瞬間口に広がる出汁の優しい甘みと、ほんの僅かな塩味がいい塩梅を出していた。
    もぐもぐと夢中で箸を進めるトウマはあっという間に、悠のおばあちゃんのお弁当を食べ終えてしまった。
    トウマが夢中で食べていたのを先に食べ終えていた悠が笑顔で眺めていた。

    「ご馳走様でした。あのハル先輩、お弁当代――」
    「……いらないよ、そんなに美味しそうに食べてくれれば、ばあちゃんも喜んでくれるから」
    「……色々、ありがとうございます」
    「別に?トウマは可愛い後輩だしね?」

    と、トウマの頭をクシャりと撫でる悠。
    悠にとってトウマはそれはそれは可愛い後輩だ。
    まず素直だし悠が声をかけると嬉しそうに走り寄ってくる姿は控えめに言って可愛い。
    それに人によっては近寄り難いと思ってしまう目つきも、笑うと目尻が下がり口から見える犬歯がこれまた可愛い。
    なにより悠がトウマを可愛がっている理由は、自分が立ち上げようとしているバンドに誘っているからだった。
    三月と環は既にメンバーに加わっており、後一人自分と一緒に歌ってくれる人を探している時に悠はトウマと出会った。
    お腹に響く低音と不思議な色気を感じさせる高音、そして時々見せる見た者を惹き寄せる伏せられた瞳に写る哀愁。
    それを見た悠はその場でトウマは勧誘したが、トウマは既に他の人とバンドを組んでいた。
    それでも悠はトウマがいいと引き下がらずもし、心変わりしたのなら連絡をくれと強引にトウマと連絡先を交換した。
    普通はこんな無茶な話を振ってくる悠を煙たがるはずなのに、トウマは悠先輩!と慕ってくれる姿を見て可愛がらない人間などいるだろうか?いやいないな、と悠は自己完結する。

    「トウマ、本当に何かあったら言ってよね?」
    「わかりました!ハル先輩本当にありがとうございます!!」

    分かった?と悠が聞くと、にぱっと笑いながら分かってます!!と返事をするトウマに悠は全く、本当に分かってるんだか……と心配になるのだった。



    明日もばあちゃん作るって言ってるからと、お弁当箱を悠に持っていかれ、そのまま悠と別れトウマはまたスマホにあるアルバイトの求人を見ていた。
    これ以上バイトを増やせばバンド活動に支障が出る。
    ただでさえ最近バンドメンバー達はピリピリしており、雰囲気が良くない。
    高校の時から組んでいるメンバー達。
    正直これから先やっていけるのか不安しかないが、一緒にでっかくなろうと約束した手前、悠の勧誘を断っていた。
    それを知ったメンバーが更にピリピリしているのだが、トウマはこの問題を後回しにしてズルズルと引きずっていた。
    どうしよう……とトウマが思っているとスマホに着信が入る。
    誰だろうと画面を見るとバイト先の店長。
    慌ててトウマはスマホの通話ボタンをタップした。
    通話をオンにしてどうかしましたか?とトウマが言うより先に慌てているだろう店長の声が耳に入った。

    『もしもし!?狗丸くん!?』
    『あ、はい狗丸ですけど……』
    『よかった!!突然ごめんね……急で悪いんだけど今日の深夜帯入れないかな?』
    『えっ!?今日ですか?いきなりはちょっ――』
    『バイト代2倍出すから!!』
    『……!?やります!!』
    『ありがとう狗丸くん!!そしたら今日の22時から明日の5時までお願いできるかな?』
    『大丈夫です!明日は午後からの講義なんで!!』
    『本当に!?よかったぁ〜。それじゃ今日頼んだよ!狗丸くん』

    バイト代2倍に釣られてしまいトウマは初めて深夜帯のシフトに入る事になった。
    深夜帯のシフトは客層も変わり、危ない人が多いから狗丸くんみたいな人はやめておきなさいと、バイト先の先輩達に言われていたが背に腹はかえられない。
    やるか!!とやる気を出したトウマはふとスマホの時間を見る。
    スマホの時間は午後の講義が始まる5分前を表示しており、トウマは急いで講義室に向かった。



    そして夜22時……トウマはバイト先のコンビニで、ありがとう!ありがとう!と泣きながらお礼を言う店長を見送って一人でコンビニのレジに入った。
    最初は夜遅くに利用する人が少なく人が来なくて楽だな〜とトウマも思っていたが、先輩達が深夜帯のシフトに入るなと言っていた理由が分かった。
    朝昼夕と違った客層が来るとは聞いていたが、まさかそっち系の人達が来るとは聞いていなかった。
    目の前で真っ赤な顔で、酒臭い息を吐きながら堅気には見えない男が二人、お酒のコーナーの酒瓶を勝手に開けて飲んでいた。
    明らかに関わらない方がいい人種なのを察したトウマは、チラリと男達を見て目を逸らそうとしたが、男の一人と目が合ってしまった。
    やばい!!と思ったトウマは急いで男から視線を外すが、男はもう一人の男に声を掛けてトウマがいるレジカウンターへと来た。

    「何見てんだガキ?お?なんか言いたいことあんのか?」
    「い、いえ何も……」
    「?さっき俺達の事見てたよな?」
    「見て、ないですっ!」
    「その目気に入らねぇなぁ……」
    「っ、……!?」
    「おっと、手が滑っちまった……悪いな?」

    ニヤニヤと笑う男達は持っていた酒瓶をトウマの上で逆さまにした。
    中に残っていた酒はトウマに全て降り注ぎ、トウマの髪から爪先まで濡らした。
    酒特有の匂いと、服が濡れた不快感にトウマはぐっと拳を握り目の前の男を睨む。
    威勢がいいな?と笑う男はカウンター越しにトウマの手首を掴むと、躾してやるから来いとトウマを引き摺る。
    これは本当にやばい!!とトウマが男の手を振り払おうとすると、もう一人の男が大人しくしろ!とトウマを殴ろうと腕を振り被る。
    トウマは目を瞑る事も出来ずに男の迫りくる拳をただ見てた。
    あっ、殴られるとトウマが思っていたらトウマを殴ろうとしていた男が扉の方に真横に吹っ飛んだ。
    比喩ではなく本当に、綺麗に吹っ飛んだ。
    トウマが驚いていると、突然消えた仲間に男も目を白黒させていた。
    そして男が吹っ飛んでいった方向とは逆を見てみると、吹っ飛んだ男を蹴飛ばしたのか長い脚を上げた背の高い男がそこに立っていた。
    白に緑の柄シャツの上に、黒に赤色の差し色が入った革ジャン、男の長い脚を白いパンツが包み込み、決して安くは無いだろう細かいアクセサリーや、首に巻かれたスカーフはこの男が使うからお洒落に見えるのだろう。
    整った顔にピンクブラウンの髪、紅い瞳は鋭くトウマを掴んでいる男を睨んでいた。
    どこかのモデルか何かかと思ったトウマだったが、その後の男の行動にド肝を抜かれた。
    その男はトウマの腕を掴んでいる男からトウマを引き剥がし、吹っ飛んだ拍子に転がった空の酒瓶を掴むとそれを無表情で男に振り下ろした。
    ガシャン!!と大きな音と共に砕け散る酒瓶と倒れる男。
    トウマの前にいた男は割れた酒瓶を片手にしゃがみ込み、倒れた男の髪を掴むと上を向かせる。
    脳震盪を起こしかけている男の目の前に、酒瓶の割れた箇所を見せる。

    「ひっ!?」
    「ここが、誰のシマか分かってこんな事してんだろうな?」
    「いや、俺その……」
    「もう一度聞くか?え?」
    「す、すみませんでした……」
    「言う相手が違うよなぁ?」
    「っ!?す、すまねぇ兄ちゃん。この通りだ!!」
    「だ、だいじょうぶ、です」

    男はガクガク震え、トウマの足に縋り付き許しを乞う。
    トウマが男の剣幕に思わず許してしまうと、男は吹っ飛ばされていまだに起き上がってこないもう一人の男の肩を担ぎ逃げるようにコンビニを立ち去った。
    残されたトウマが呆然としていると助けてくれた男が、大丈夫か?と聞いてくる。
    大丈夫ですとトウマが言うと男は胸ポケットに入っていたハンカチを取り出すと、トウマの顔を汚していた酒を拭っていく。
    ったく……俺が目を光らせてんの知らねぇとは何処の組の奴だ?とブツブツ言う男にトウマはこの男もそっちの……ヤクザなのだと察した。
    それでもトウマの顔をハンカチで拭う男の手は優しい。
    よし、これでいいだろ、と男は酒を拭ったハンカチを胸ポケットにしまってしまう。
    それに慌ててトウマは声をかける。

    「あの!ハンカチ……」
    「大丈夫だ。それよりいつものくれないか?」
    「え?あ、そのすみません俺、この時間入るの今日が初めてで……」
    「あぁ……悪い。いつものくせでな。……マルボロの赤のボックスくれないか?」
    「あ、はい!!600円になります」
    「これで頼む」
    「わかりました、お釣りは――あ!待ってください!!お釣り渡してないです!!」
    「迷惑料だ、受け取っておけ」
    「受け取れないです!!ま、待って――」

    男が手渡したのは一万円札でお釣りを渡そうとしたトウマだが、男はお釣りを受け取る前にコンビニを出て行こうとしていた。
    トウマがお釣りを渡そうとすると受け取れとそう言ってニヒルに笑うと男はコンビニを出ていってしまった。
    笑った男に見惚れてしまったトウマははっ!として男を追いかけ外に出たが、トウマが追いつく前に男は外に停めてあった黒塗りの車に乗り込んでしまい、そのまま走り去ってしまった。
    走り去る車を追いかける術はなく、車が走り去った方を見つめながらまた、会えるかな……とトウマがポツリと呟いた独り言は夜の闇に消えていった。



    しかし、あの日から一週間が経ってもトウマはあの男には会えなかった。
    男に会う為に毎日深夜のシフトへと変えたが一向に姿を見せない男。
    あの日から毎日トウマは男の事を考えていた。
    トウマの腕を掴んでいた男を無表情で殴ったかと思えば、ニヒルに笑った顔は存外かわいくてトウマの胸はドキドキと音を立てる。
    お釣りも渡さないといけないし、それに……とトウマが顔を赤くしながら考えていると、目の前にブスっと不機嫌な顔をした悠が目の前にいた。

    「トウマ……聞いてる?」
    「うん……」
    「ねぇ!!トウマってば!!」
    「……!?あっ、ハル先輩?すみません!!」
    「いや、怒っては無いけど……最近のトウマ上の空だけど何かあった?俺で良ければ聞くよ?」
    「……実はバイトで絡まれた時に助けてくれた人がいて、その人にお礼を言いたいんですけどなかなか会えなくて……」
    「え!?絡まれた!?大丈夫だったの?!」
    「あ、その人が直ぐに助けてくれたんで大丈夫でした!!」
    「なら良かった……。それよりもその人は男?どんな人?」
    「え?どんなって……かっこよくて優しい人、ですかね?」
    「ふ〜ん。……変な男じゃないよね?」
    「あ、当たり前じゃないですか!!」

    そうなんだ……ならいいんだけど、と悠は言うとそれっきり男の事は聞かなかった。
    今日こそ会えるかな、とトウマは窓の外を見ながら男に思いを馳せた。



    トウマの思いが通じたのかその日の夜、ずっと逢えるのを待っていた男が来た。
    あの日と服装は違うが、一目で分かる身長と顔にトウマは思わず破顔した。
    男はトウマを見て一瞬だけ動きを止めると、いつもの……と言う。
    トウマは前のやつですよね!とマルボロの赤のボックスを男に手渡す。
    それを受け取った男が財布を取り出そうとしているのを見て、トウマは男の手に自分の手を重ねダメです!!と大きな声を出した。
    トウマの突然の行動に驚いた男は長い睫毛をはためかせた。

    「あ、すみません……でもこの間のお金……」
    「あれは迷惑料だって言っただろ?貰っておけ」
    「でも……」
    「俺は一度やった金は受け取らない主義なんでな。いらないなら捨てておけ」
    「……っ、ならこのお金で俺とご飯に行きませんか?」
    「は?」
    「あっ!!」

    意地でも受け取らない男に焦れたトウマは、思わず男をご飯に誘ってしまった。
    まさかそんな事を言われると思わなかった男も思わず大きな声を出してしまった。

    「お前……俺なんかと飯に行きたいの――」
    「なんかじゃありません!!俺を助けてくれた優しい人です!!」

    男の声に被せるように言ってしまい真っ赤になるトウマ。
    真っ赤になったトウマに男は少しだけ考えて、いいぜ?とトウマの頭を撫でて笑った。
    その笑顔にトウマはあ、俺この人の事好きだと自覚した。
    撫でてくれる大きな手と笑った時にだけ下がる目尻、そして時々感じる危ない色気がトウマを魅力した。
    関わってはいけない人なのに、トウマの男への想いは自覚する前からどんどん大きくなりもう後戻り出来ない。
    トウマが男の顔を見つめていると男はクスリと笑い、トウマの耳に顔を寄せた。

    「直ぐには無理だから連絡先交換しような?」
    「……は、い」
    「それと俺の名前は……虎於だ」
    「とらおさん……」
    「そうだ、お前の名前は?教えてくれないのか?」
    「っ!?ト、トウマって言います」
    「トウマか……ほらスマホ出せよ?」

    男……虎於が自分のスマホを取り出しトウマに見せる。
    虎於に促されトウマもスマホを取り出しコードを読み取り連絡先を交換した。
    スマホの画面の虎於の二文字を見てトウマはその文字をなぞる。
    飯行く時は俺から連絡するからいい子で待ってろよ?と虎於はそう言ってもう一度、トウマの頭を撫でて出ていった。
    虎於が見えなくなるとトウマはそのままその場に蹲った。
    首まで真っ赤にして虎於さんに見られてないかな!?と心配するトウマ。
    そして外に停めていた車に乗り込んだ虎於もまた耳を真っ赤にして、運転席にいた舎弟にどうしたんですか?と心配されていたのだった。
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