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    晴煌@虎トウ狂い

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    晴煌@虎トウ狂い

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    初恋拗らせ🐶に超一途で激重ピュアなマフィアのボス🐯×孤児院出身🐶の雑プロット

    小さい頃にいわゆるスラム街の路地裏で一人でいる時に孤児院の院長に連れてこられて育てられる。大きくなってからは自分より小さい子達の面倒を見るようになる🐶。自分と同年代の子達は里親が見つかったりと自分以外は皆新しい家族の元に行ってしまった。孤児院の経営は良くはなく必要最低限の物だけ与えられなんとか小さな子達を育てて生きる毎日。
    しかしある日の夜。必要な物を頼みに院長の部屋へと来た🐶はこの孤児院が人身売買をしている事を知ってしまった。🐶以外の子達は皆新しい家族の元へと行ったと、確かに新しい家族の元へと言っていたがそれは奴隷としてなのかなんなのか分からない。
    それを知った🐶はあの優しそうな院長がそんな事をしている事実に驚き物音を立ててしまった。中から誰だ!と言われ動けなくなった🐶。院長室の扉が開き中から現れたのは最近ここら辺一帯を牛耳っているマフィアの印章を身につけた男だった。
    見た目は儚げな自分とそうかわらない年頃の青年は🐶の事を見て紅い髪に紅い瞳……と独り言を呟くと院長に向き直る。この方は?と笑顔で聞く青年に対し院長は昔スラム街で拾ったガキだ、珍しい色の髪と瞳を持っているから高く売れると思ったのにデカくなったら見た目がな、と本性を隠そうともしない姿に🐶は驚愕する。
    青年はそうですか……と俯き言うと懐から素早く何かを取り出すと院長に向けた。それが銃だと気付いた頃には既に引き金は引かれていて辺りには発砲音の乾いた音が響き渡った。顔色一つ変えずに院長を撃ち殺した青年は人を殺したとは思えない様子で🐶にお名前は?と聞く。
    そんな青年に震えながらも名前を言うと、青年は先程とは打って変わって優しい笑顔でやっと見つけました。と嬉しそうに言う。やっと見つけた?と思う🐶に気にしないでください、あ、それと私の事は🐍と呼んでください🐶さん。と言う🐍。そんなやり取りをしてると後ろからもう一人現れた。
    少しキツめな印象があるが幼さの抜けない青年は🐍を見つけると、こんな所にいたの🐍!早くしないとボスがうるさいよ!と🐍に声をかけた後に🐶に気付く。そして🐶を見てこちらも紅……と呟くと🐍を見て頷く🐗。そんなに自分の髪と瞳は珍しいのかと言う🐶に🐍と🐗は自分達のボスが探していると。
    しかし🐶にはマフィアのましてやボスの様な人となどと関わり合いはない、人違いでは?と言うが🐍と🐗はとりあえず一緒に来てくれと🐶を連れて行こうとすると、起きてしまった子供達が🐶兄ちゃん?どこに行くの?と呼び止める。🐶は二人に子供達は……と言いかける。
    🐗が自分が資金援助をしている保護施設に預けるから心配ないよ。と何処からか現れた部下に何かを指示し、子供達の身の安全を保証してくれた。ホッとしている🐶に🐗はあんた名前は?俺は🐗。好きに呼んでよ。と。🐶も名前を言うと……ふーん。やっぱりそうなんだ。じゃあこれからよろしく🐶。そう言って🐶の手を引いて孤児院を後にする。
    連れていかれた先は有名なホテルでこんな所に自分が入って大丈夫なのかと思っていると、🐍がボスが経営してるホテルですから大丈夫ですよ。と安心させるように言う。ほら行くよ🐶。ボスが待ってる。と言葉はぶっきらぼうだが、🐶の歩幅に合わせてくれる所から🐗が優しい奴だと思った
    めっちゃ優しくされるし、孤児院の子達にも優しいし俺これからどうなるのかな?まさか臓器を……?とか思ってる🐶。二人に案内されて最上階のスイートルームに通される。部屋に入ると後ろ向きでソファに座る男の姿があり🐍と🐗がボス!と声を掛ける事からその男かわボスだと分かる。
    🐶の手を引いてほら、ボス!ついに見つけたよ!!と興奮する🐗とええ!貴方がずっと探してた方がようやくっ!と感極まってる🐍。二人の様子に戸惑っていると男が振り返る。真っ黒なスーツに身を包みファーの付いたコートを肩に羽織った男は🐶を見て驚きから目を見開いていたが、だんだんとそれは歓喜へと変わった。ソファから立ち上がった男はフラフラと🐶に近付く
    男が🐶に近寄ると🐍と🐗は🐶から離れる。男は🐶の頬に手を添えて🐶を自分の方へと向かせ暫く見つめているとキスをした。いきなり知らない男にキスされてる事に驚く🐶は思いっきり男を突き飛ばす。その際に唇を切ったのか血の味が口の中に広がった。
    なにするんだと怒る🐶に覚えていないのか?と男は声を震わせる。お前なんか知るかと🐶が言うと男が纏う空気が一気に殺気立つ。🐗と🐍が急いで二人の間に立ちボスやめてください!と🐍が言って🐗はダメだよボス!今は冷静になりなよ!取り返しがつかなくなる!!と必死に止めるが男は二人に下がれと命令する
    男の命令には逆らえないのか二人は後ろ髪を引かれる思いで🐶に心配そうな視線を送り部屋を後にする。残された🐶は距離を詰めてきた殺気立つ男に殺されるのかと思い目を瞑るが、襲ってきたのは浮遊感だった。荷物のように小脇に抱えられ困惑している間にベッドルームへと連れていかれ、ベッドの上に放り投げられる。
    放り投げれた事に文句を言おうとする🐶だが、目の前の男は自分のネクタイを解くとそのまま🐶の腕を拘束する。この先に起こる事を察した🐶はやめろと小さい声で懇願するが、男は覚えていないお前が悪い。俺がどれだけお前を探し求めていたか、どれだけお前をっ!!とそう言って覆い被さる。
    そのまま男が言った意味を理解する前に男によって女の様に喘がされ、嫌だと泣き叫べば男を求めはしたなく善がる姿を備え付けられた鏡でさまざまと見せつけられ🐶の男としてのプライドはバキバキに折られる。そしてそれから一週間、食事と風呂トイレ以外はずっと男に抱かれて全てを塗り替えられた🐶
    男に抱かれている間も🐍や🐗は男と仕事の事を話さないといけないため出入りせざるを得ない。自分よりも年下で未成年の二人に見られて羞恥心やらなんやらで締め付ける度に見られて感じてるのか?淫乱だなとか言われてまた精神的に追い詰められる🐶
    二人は最初の頃は止めようとするけど、そうすると余計に🐶が酷い目に合うことを知り見て見ぬふりをする。🐍は平常心を保てるけど🐗は見て見ぬふりしてても真っ赤になる。
    地獄の一週間を過ごしてその後暫く留守にすると言う🐯(ヤってる時に名前呼ばないとイかせてもらえなかった)にそうかよって冷たく言う🐶。スーツの袖に腕を通していた🐯はサイドテーブルに置いてあったワインクーラの中にあるアイスピックを取り🐶に近付く
    無表情で自分を見下ろす🐯にやばいと思った🐶だが🐯は🐶を押さえつけそのまま🐶の顔目掛けてアイスピックを振り下ろす。あ、死ぬと思った🐶だけどアイスピックが振り下ろされたのは顔ではなく左耳たぶ。それに気付いた時には左耳に熱が集まり激痛が走った後だった。
    貫通させられた耳朶の痛みに泣く🐶を無視して🐯は自分の胸ポケットに入れていたピアスを取りだして🐶の左耳に付け、ピアスごと耳に舌を這わせて流れる血を舐め取りながら🐯はお前はやっぱり紅が似合うな、とそう言って口を離すと発信機が着いてるから逃げようと思うなとそう言い残して部屋を後にする
    泣いてる🐶にそっと近寄る🐗と🐍。🐗は大丈夫?って聞きながら🐶の頭を撫でて🐍は彼は本当は優しくて愛情深い人なんです。貴方の事をずっと忘れられず探し続けていたんですよ?とピアスを開けられて耳から流れる血を優しく拭いながら言う🐍。
    そんなの知らねぇしって泣きながら年下二人にあやされる🐶。それで暫くは🐍と🐗のどちらかと過ごす。やっと心が落ち着いてきたと思ったら、ガタン!と大きな音がして見てみると顔を真っ赤にした🐯が扉を蹴破っていた。取引先のボスの娘に薬盛られたけど理性をなんとか保って帰ってきた🐯
    けど目の前に🐶を見つけてそのまま押し倒して薬抜けるまで🐶抱き潰す🐯。けど一週間抱き続けられた時と違って薬の熱に浮かされた🐯は🐶の身体中に所有印を付けながら好きだ、ずっと探してたんだ、俺のメシアとうわ言のように🐶に言い続ける。
    そんな🐯に自分と彼はどこかで会っていたのか、もし会っていたのならなぜ忘れてしまったのだろうか?そもそも彼が探しているのは本当に自分なのだろうか、とそう思った。しかしこんなに一途に誰かを思う愛情深い人に愛されてるのが自分以外だと考えた瞬間嫌だ、彼が他の誰かにこの熱を向けるのが。
    その思考に陥った瞬間🐶は絆されるな、また裏切られるまた捨てられるとそう思った。二回も裏切られて、捨てられて……二回?なんで二回なんだ?一回目は?わからない誰に裏切られた?と自問自答し始める🐶。しかし考え事をする🐶に気付いた🐯が俺だけを見ろ、俺だけを感じて俺だけの事を考えろと
    朝方まで気絶しても何度も起こされて🐯の薬が抜けるまで付き合わされた🐶。あの一週間は手加減されていた事やスキンをちゃんとしていてくれてたことに気付いて真っ赤になる🐶(もう堕ちてるよ……)それでも🐯を信じられない🐶はこれまで通り過ごす。
    🐯の事を知りたくなった🐶は二人に🐯の事を聞く。🐶が少しずつ🐯に歩み寄ろうとする姿勢に二人はなんでも教えてくれた。🐯は前のボスの愛人の子で後継者争いに巻き込まれ幼い頃から死と隣り合わせだったこと、🐗と🐍を拾ってくれたのは🐯もまだ幼い頃で信用できる仲間が欲しい。
    大切な人を守るだけの力を得るためにと真剣な顔をした🐯に二人は心打たれ🐯に忠誠を誓ったのだと。二人は同じ施設で育った仲で、失敗作だと廃棄処分されそうになった🐗を連れて🐍が逃げ、そして🐯に拾われ居場所を貰ったと。その時の事を話す二人を見て🐯の事を少しずつ理解していく🐶
    そんなある日、🐯🐗🐍以外の人が初めて部屋に入ってきた。その男は🐗に頼まれたと言うが、🐯の執着心や嫉妬心を知っているあの二人は他の男を絶対に🐶に会わせることはなかった。怪しむ🐶にやっとあいつの弱点に会えたと嫌な笑みを浮かべたかと思うと🐶をスタンガンで気絶させた。
    目を覚ますと硬い床の上ではなく上等なベッドの上だった。スタンガンを当てられたところが痛みそこに手を伸ばそうとして自分の腕が後ろ手に縛られている事に気付いた🐶。モゾモゾと縄を外そうとしている🐶の元に🐯と同じ髪の色をした🐯ほどではないが顔立ちが整った若い男が入ってくる。
    その男を見て🐶は🐗と🐍から教えてもらった🐯の異母兄弟の事を思い出した。全てにおいて🐯に劣っている事にコンプレックスを抱き🐯の大切な物をいつも壊す危ない男。🐯の母もこの男の手によって悲惨な死を迎えた。男は🐶の顔に手を伸ばす。
    🐶の顔を掴み自分の方へと無理矢理近付けると男は狂気に満ちた目で🐶を見た。お前をめちゃくちゃにしたらアイツはどんな顔するんだろうなぁとにたにたと笑う男に🐶は心底吐き気を覚える。はなせとそう言おうとしたが、出来なかった。身体の奥底から熱がふつふつと湧き上がるような感覚。
    薬を盛られた🐯にどろどろに愛されたあの日の時のように身体中がゾワゾワとする。何が何だか分かってない🐶に男はあぁ……やっと効いてきたか、お前が寝ている間にちょっとした余興としてコレを打ったんだと言った男は注射器を見せつける。男は得意げに注射器の中身を説明する。
    新しく開発した自白剤……所謂催淫剤であり無味無臭のコレは遅効性だが効果は抜群で生娘だろうが情婦のように善がり狂う代物。それを薄めないで直接血管に打ち込んだお前はどうなるんだろうな?と心底楽しそうに笑う男。
    いやだ、🐯以外に触られたくないでも気持ちいい。🐶の頭の中はもう気持ちよくなる事だけしか考えられない。そんな🐶に男とする趣味はないがお前はなかなか楽しませてくれそうだ、気に入ったら俺の愛人にしてやるよと🐶を抱く男。善がる🐶に興奮した男は自身の携帯から🐯へと電話をかける
    🐶が居ないことに気付いた三人は🐶に付けたピアスで🐶の元へと向かう。そんな時🐯の携帯にあの男からの着信が。不審に思いながらも電話に出るとそこから聞こえたのは🐶の喘ぐ声。もっと、もっとと甘える様に媚びる声に頭に血が上る🐯と同じく怒る🐗と🐍。
    男は早く来ないと廃人になるかもな?と言い残して電話を切った。🐯の手の中でメギャ!!っと音と共に携帯が壊れた。🐍、🐗……あいつを○せ!見つけ次第死んだ方がマシだと思うぐらいに徹底的に嬲り○せ!!怒りから🐯の目は何時もより赤く燃えていた。
    🐯の大切な人という事を除いても🐶を気に入っている🐗と🐍はYesボス!!と言うと姿を消した。あの男はただでは○さない。誰に手を出したのか思い知らせてやると低く唸りながら🐯はコートを翻して暗闇の中に消える
    混濁した意識の中🐶の口からは意味をなさない喘ぎ声だけが漏れる。気持ちいい、ただそれだけしか考えられない。自分は何をしていたのかそれすらも分からない。でも何故か胸が痛む。悲しい、痛い痛い痛いと心が悲鳴をあげる。
    霞かがった意識の中急に光がさす。何だろうと🐶は思った。声が聞こえる。自分を呼ぶ優しい声。必ず迎えにくるから待ってろとそう言う誰かの声。その声はどこか聞き覚えがあった。あぁ……そうか思い出した。……約束守ってくれたんだ。なのに俺は、忘れてた。ごめん、ごめんな🐯。
    目を開けると真っ白い天井が見えた。ここはどこなのか聞こうと声を出そうとしたが喉から出たのは掠れた空気だけで声は出なかった。声が出ないならと横を向くと自分の手を両手でギュッと握りしめる🐗とその手を上から握りしめる🐍が寄り添うように寝ていた。
    🐗の目元は真っ赤に腫れ🐍の目元にも涙が流れた跡が残っていた。二人の温もりに嬉しくなった🐶はその手を握り返した。すると寝ていた🐗と🐍がハッと目を開け、目を覚ました🐶を見て泣き出しそうになる。🐶はごめんと口パクで伝えると二人は良かった、本当に良かったと堪えていた涙が零れた
    🐗と🐍は🐶が眠っていた間の事を話した。(あの男を🐯が人として生活出来ないレベルの制裁をした話だけはしなかった)🐶は🐯の処置のお陰で後遺症は残らなかったが、身体のダメージが大きく一週間も目を覚まさなかった事ここが🐯のお抱えの病院だということを。しかし二人は肝心の🐯の話をしない
    🐯は?と🐶が目で訴えるともう貴方には会えないと、自分は貴方の隣にいるべき人間ではないとそう、言って……言っている途中で肩を震わせる🐍。🐗がちょっと🐍!笑ってないでちゃんと教えてあげないとまたこの二人すれ違っちゃうじゃん!と怒る
    どういうこと?と思っていると怒ってる🐗が🐯なら病室の外で合わせる顔がないとか言っておきながら🐶が心配でずーっと扉にへばりついてるから!早くなんとかしてよね!と言って立ち上がり🐍と一緒に病室の外へと。するとおい!何するんだ!仮にも俺はおまえらのボスだろう!と反抗する🐯の声
    病室の扉が開き🐯がポイッと病室の中へ投げ入れられる。もっとボスには優しくしろ!……ったく、俺よりも🐶に懐きやがって、俺の🐶なのに……とボソボソと言いながら立ち上がる🐯。久しぶりに会う二人の間には妙な空気が流れる。なんと声をかけようか🐶が迷っていると🐯が悪かったと謝る
    自分のせいで辛い思いをさせた、悲しい思いも。🐶……お前がこの世で一番大切なんだ。俺のメシア、俺の全て。でも、俺のせいでお前が傷付くならもうお前とは会わない……会えない。そう言って🐶の左耳のピアスを外し離れる🐯。🐶は嫌だと一週間寝ていたせいで痛む身体にムチを打って🐯の手を掴む。
    痛む喉を無視して🐶は🐯に言う。🐯、俺思い出したんだ。俺を迎えに来るって言った🐯の事。ごめん、ごめんな🐯。忘れちまって。🐯の手を握りながら泣いてしまう🐶に🐯は思い、出したのか?お前を待たせ過ぎて忘れられる様な俺を、泣かせて辛い思いをさせた俺の事を?そう言って涙を流す🐯
    🐯にとって🐶はメシア……救世主だった。あの日異母兄弟のせいで母を失い、自分の子に興味のない父からは見捨てられスラム街までボロボロになりながら逃げた。しかし撃たれた背中の痛みと空腹で動けなくなった🐯を助けてくれたのが🐶だった。
    母以外に気にかけてもらったのも、優しくされたのも、温もりをくれたのも🐶が初めてだった。何か見返りを求めているんだろうと思ったが、🐶は何も要らない。誰かが誰かを助けるのに理由はいらないだろ?そう言って笑う姿に一目惚れした。
    🐯は数日間🐶といて分かったのは🐶の綺麗な心は人の目を惹くということ。邪な想いを寄せる者、珍しい色の髪と瞳に品定めする者が多かった。そして🐶の看病もあって動けるようになった🐯が見てしまったのは男に襲われそうになっていた🐶。その時はなんとか巻けたがずっとそうだとは限らない。
    あの日🐯は決意した。自分のメシアを守れるだけの男になって、そしてこの想いを伝えようと、そう思った。そのために父の元へと戻り自分の価値を証明した暁には🐶を自分の元へ連れてこようと。だから迎えに来るから待っていろと🐶を残してあの場所から離れた。
    父の元へと戻り父に宣言した。お前の座を必ず自分のモノにしてやると。それを聞いた父は面白い、奪えるものなら奪ってみろと🐯を血族と認めた。次の日🐶を迎えに行った🐯は🐶が何処にも見当たらない事にあせった。🐶を呼ぶ声を聞きつけたのか隣に住んでいた男があのガキなら連れていかれたとそう言われて🐯の目の前は真っ暗になった。自分の光が奪われた。いったい誰が?なぜ?俺から奪った?子供らしからぬ殺気に男はビビってしまったのか🐶を連れて行ったのは人身売買を売りにしてる孤児院の連中だと教える。🐯はそうか、そいつらが俺から🐶を……と言ってスラム街を去る。
    そしてようやく🐶を見つけたのだと話す🐯。🐶はあの日🐯を待っていた。しかし🐯が来る前に院長に連れていかれたのだった。あの男の言う通り上玉だと喜ぶ院長に自分は🐯に裏切られたとそう思ってしまった。裏切られて辛かった🐶は🐯と過ごした日々を心を守るために封印してしまった。
    🐯が俺を裏切るわけないのに……そう言って大粒の涙を流す🐶に🐯は俺が遅かったから、だからお前は悪くない。責めるなら俺を責めろ。お前の辛さ悲しみ、その他全ての感情を俺が受け止めてやる。そっと🐶を抱き寄せる🐯。キス、してもいいか?と聞く🐯に🐶は思わず笑ってしまう。
    そんな🐶に🐯はお前はムードがないと言うが今まで好き勝手にしてたくせにと笑う🐶に🐯は好きな相手の前で余裕なんてある訳ないだろ、ずっと、ずっと求めていた奴がやっと自分の元に来たんだから……おい、もういいだろ?早く目、閉じろ。真っ赤になりながら言う🐯にこいつ可愛いなと思った🐶
    言われるがままに目を閉じて、今までとは全く違う触れるだけのキスにもどかしくなる。唇が離れ目を開けるとお互いなか幸せそうに微笑む。これからはずっと傍にいるから、だからずっと傍にいてと言う🐶にもちろんだ、と笑う🐯。
    数日後……退院した🐶は🐗と🐍の監修の元護身術を習っていた。🐯の傍にいるなら自分の身ぐらい自分で守れるようになりたいと言った🐶に必要ないと言う🐯。二人の会話を聞いていた🐍と🐗によってあれよあれよという間に護身術を二人が教える事が決まった。
    🐯は🐶と居られる時間が減る。俺の🐶が減る。だから見るなと二人に言うが、二人は男の嫉妬って醜いよね🐍。ええ、本当に。🐶さんもそう思いますよね?あの束縛男が嫌になったら何時でも私たちの所に逃げてきて下さいね。そうだよ!もし🐯に嫌な事されたら俺達が🐯懲らしめてやるし!と完全に🐶の味方
    危険と隣り合わせだが、笑いの絶えない日々に満足……はしていない🐶。あの日以降🐯は🐶の身体に触れてこない。🐶から触れようとすると避けられ、やっぱり他の男に汚された自分なんてと卑下してしまう。そんな🐶に気が付いたのは🐍。🐶は思いきって🐍に相談すると🐍からとある作戦を教えてもらう。
    その日の夜、ベッドで横になっている🐯の元にバスローブ姿の🐶がやってくる。どうしたんだ?と聞く🐯に🐶はバスローブを脱ぎ捨て一糸まとわぬ姿になると🐯……抱いて、と🐯に迫る。🐯は無理しなくていいとバスローブを拾い上げ🐶に着せようとするが🐶はいやいやと首を振る
    あいつの感触がずっと残ってる、気持ち悪くて、でも🐯は触れてくれなくて俺が汚れちゃったから🐯はもう俺としたくない?と泣きながら言う🐶に🐯は違う!お前をずっと酷い抱き方してたから、トラウマになってるんじゃないかと思ってたんだ。それにお前は綺麗だ🐶。
    なら、抱いて🐯。あいつの全部🐯で上書きして、忘れさせて。俺が誰のモノなのか皆が分かるぐらいいっぱい跡つけて、めちゃくちゃにして🐯で縛り付けて。と誘う🐶に🐯の理性は焼き切れる。せっかく我慢しててやったのに火をつけたのは🐶だからな?今日は寝れると思うなよ?そう言って🐶を押し倒す🐯
    も、準備出来てるから早くと言う🐶に何処で準備した?と🐯は疑問に思った。トイレは自分のいた寝室にしかないならどこで?と思った🐯に🐶は真っ赤になりながら風呂場で……と言った。あの全面ガラス張りの風呂場で一人で準備したのかと思うと興奮を隠せない🐯
    いつ誰が入ってくるか分からないのにあんな場所で準備するなんて🐶はやっぱり物好きだなとからかう🐯。なぁ、今度は俺がいる時に準備してるところ見せてくれよ?と言うと一瞬の間があった後こくりと頷く🐶。
    いいから早くくれよ!と半泣きの🐶に焦らして悪かったなと一気に挿入する🐯。🐯に散々抱かれた体はもう後ろだけで達せる程に開発されて入れた衝撃だけで絶頂する🐶。イッた衝撃でガクガクと震える🐶の脚を引き寄せ絶頂から降りてこれない🐶を無視して抱く🐯
    そういえば🐶に煽られたせいでスキンをしてなかったと一回抜こうとする🐯に🐶は付けないで、全部くれよ。俺のナカ🐯でいっぱいにしてと脚で腰を引けないようにする🐶。ギュッと締まった際に🐯はイってしまう。そんな🐯にははっ、🐯かーわいと頭を撫でる🐶。
    🐶……覚悟は出来てるんだろうな?とブチ切れた🐯に朝どころか昼過ぎまでベッドから出してもらえなかった🐶だった。
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