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    たーべりうむ

    @ul76_1

    普段xとかpixivとかにいる人。xでは@ul76_1、pixivではTaublumeという名前で活動中。
    へたりあは芋中心の東欧、ぶんすとはムルソーとか双璧とか、Kだと礼猿とか。
    基本的には雑食で左右非固定な人間ですので注意して下さい。

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    たーべりうむ

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    PSっていうイクタリラさんの曲でイメソン。
    フラロデって刺さるから布教したい…。

    #ヘタリア
    hetalia
    #ヘタリア腐向け
    hetaliaRot
    #フラロデ
    #仏墺

    PS 貴方は罪な御人です。すぐ美しい方を見つければ声をかけて、口説いて。きっと夜のお相手に困ったことがないというその噂さえも、貴方のことですから本当なのでしょう。嗚呼。この手紙は、そんな貴方に贈るものです。切手もつけない、送るつもりのない手紙。これ以上、自分の気持ちに蓋ができなくなってしまった、愚かな私の手紙です。
     ええ、本音を言えば、貴方のその美しい青い瞳に私だけが映っていたい。嗚呼、貴方のことを独り占めできたらどんなにいいでしょう。
     嗚呼、生き方もそのテンポでさえも、まるで何もかも違う貴方と私。貴方の見ているその景色が見たくて合わせたそのテンポは、いつになく心地よかったのです。
     でも私は知っているのです。貴方の心は決して私を向いてはいないということを。
     貴方の想い人は、亡くなってしまった。国としての彼はそれをどうすることもできないままに。彼女を焼き尽くす炎を見つめる彼は、今までに見ない程、暗い瞳をしていたのです。それはかつて国として結婚した私でさえも、踏み込めない「領域」でした。
     あれから貴方は変わってしまった。以前からあそこまで遊びは激しくはなかったのに…
     まっさらな心の便箋を、溢れ出してどうしようもないこの想いで埋めていきます。少しでもこの思いが消えてしまえばよいのにと願いながら。
     時々、哀しそうな瞳をする貴方。そんな時は、美しく晴れた蒼い空に雲がかかったように、私の心にも影を落とすのです。貴方の孤独は私にはわかりません。けれど、堪らず思うのです。貴方を抱きしめて孤独から一瞬でも連れされたならば。せめて傍にいられたら、どんなにいいか。出来ないことはわかっているのですが。それでも私は……、願わずにはいられないのです。貴方の幸せを傍にいて支えてくれる誰かが、貴方の目の前にあらわれることを。
     嗚呼。貴方と過ごしたその時間が、今の私をつくって支えているのです。貴方や私のようなー国にとっては、たった一瞬のことでしょう。ですが、それさえも私には尊く思えたのです。
     神様。たとえこのチグハグな恋に未来がなかったとしても、手紙の最後に本当の気持ちを付け足すのをお赦しください。本当に長い間、心の奥底に仕舞い込んでいた言葉を、ここで言いましょう。
    PS 本当はずっとー
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    たーべりうむ

    MEMO太シグと姫始めのお話(とはいえ、姫始め要素はサンプルでは出てこない)のサンプル。
    続きは、https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21312361 に載せてるので、気になる方はそちらも見ていただければ。(結局ヤらないけど、朝チュン有)
    姫始めな太シグ 第一、正月というものは、世界に等しくやってくる祭事だ。それは勿論、本来であれば誰と祝っても良いものなのだが……。
    「太宰。何故そこにいる?!」
     何故こんな時、ここに愛しの恋人、太宰がいるのかー嬉しくもなんとなく嫌な予感がしたシグマは苦悩の溜め息を零した。

     時は少し前に遡る。もう年の瀬であるのをいいことに、地上と同じく、いや、それよりもさらに上空の天空カジノは混み合っていた。そう、カジノに置いて、年末年始は特に稼ぎが増える時期だ。その天空カジノの総支配人であるシグマもそんな人々を置いて自分だけ年越しを楽しむ、なんてわけにはいかないのは至極当然のことで。太宰に連絡したい、せめて詫びの連絡でも……だけど連絡出来ない。何故なら私は凡人だから。と、シグマは結論づけた。あぁ、せめてこの仕事が終わってから……と思っていれば、気が付けばもう夜な訳で。勿論、今、仕事場から離れてしまえば、全てが滞ってしまう。そんなわけで、恋人である太宰に連絡さえも出来なかったのだが。仕事の途中で、過労によって倒れてしまったらしかった。
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