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    たーべりうむ

    @ul76_1

    普段xとかpixivとかにいる人。xでは@ul76_1、pixivではTaublumeという名前で活動中。
    へたりあは芋中心の東欧、ぶんすとはムルソーとか双璧とか、Kだと礼猿とか。
    基本的には雑食で左右非固定な人間ですので注意して下さい。

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    たーべりうむ

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    ちゃんと完成したら支部にぶん投げます(?)
    社長と名探偵がひたすらにバカップルになる予定?です。サンプル出来たらまたポイピクにぶん投げます(多分)。

    #文スト
    Bungo Stray Dogs
    #文スト腐
    literatureLover
    #文スト(腐)
    literature
    #福乱
    happinessAndMisfortune

    社長の2023生誕祭用(仮)二千二十四年一月十日 武装探偵社前

    「今日は恐らく何もない普通の一日だな。」

     そう希望を込めて福沢は呟いた。昨年も一昨年も誕生日は何事もなく過ごした、筈だった。しかし、今年はなんとなく嫌な予感が感ぜられたのだ。勿論、それは漠然としたものだったのだが。

     福沢は頭をよぎったその悪い予感を無理矢理頭の中から消し去った。いや、こんな日ー自分の誕生日なのだから、予感だって外れるだろう、否、むしろそうであってくれと願い、福沢は社の扉を開けた。

     後々自分の予感が正しかった事を痛感するとは露ほども知らずに…………。

    「「「「「「「「社長、お誕生日おめでとうございます!!」」」」」」」」

     社員達の声が揃って響く社の中で、ふと福沢は違和感を覚えた。そこにいるのは国木田、与謝野、敦、鏡花、谷崎姉妹、太宰、賢治。どう考えても一人足りない。ここに一番に居て、いつも福沢を驚かせようと待っている筈の名探偵が。

    「そう言えば、乱歩はどうしたのだ?」

     冷静を装って与謝野に問いただせば、ニタリ、という意味深な微笑みが返ってきた。そう、それはまるで、悪戯を仕掛けたあどけない少女のような……。


    社長誕の時に支部に完成作品を上げる予定です。(一月十日)
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    たーべりうむ

    MEMO太シグと姫始めのお話(とはいえ、姫始め要素はサンプルでは出てこない)のサンプル。
    続きは、https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21312361 に載せてるので、気になる方はそちらも見ていただければ。(結局ヤらないけど、朝チュン有)
    姫始めな太シグ 第一、正月というものは、世界に等しくやってくる祭事だ。それは勿論、本来であれば誰と祝っても良いものなのだが……。
    「太宰。何故そこにいる?!」
     何故こんな時、ここに愛しの恋人、太宰がいるのかー嬉しくもなんとなく嫌な予感がしたシグマは苦悩の溜め息を零した。

     時は少し前に遡る。もう年の瀬であるのをいいことに、地上と同じく、いや、それよりもさらに上空の天空カジノは混み合っていた。そう、カジノに置いて、年末年始は特に稼ぎが増える時期だ。その天空カジノの総支配人であるシグマもそんな人々を置いて自分だけ年越しを楽しむ、なんてわけにはいかないのは至極当然のことで。太宰に連絡したい、せめて詫びの連絡でも……だけど連絡出来ない。何故なら私は凡人だから。と、シグマは結論づけた。あぁ、せめてこの仕事が終わってから……と思っていれば、気が付けばもう夜な訳で。勿論、今、仕事場から離れてしまえば、全てが滞ってしまう。そんなわけで、恋人である太宰に連絡さえも出来なかったのだが。仕事の途中で、過労によって倒れてしまったらしかった。
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    じゃむ

    REHABILI※デキてない
    ※33×14か15くらい

    もしかして日本刀の知見いる?と思って調べて書いたやつです。チャイが好きなのでクローブも好きです。
    福沢さん、乱歩さんと出会ったあとは普通に刀持ててるのが気になってたので消化できてよかったです。
    ジンジャーマンの記憶 福沢が帰宅後の片付けをしていると、乱歩がふらりと寄ってきた。
     手にはクッキーを持ったまま、口角には食べかすまで付いていた。手は洗ったのか、と問うが返事がない。食べるなら座って食べろ、と続けると、これも乱歩は返事をせず、福沢の胸元に顔を寄せてきた。なんなんだ、と思ったら匂いを嗅がれていた。福沢の胸から襟に沿って、すんすんと熱心に鼻を鳴らしている。
     やめなさい、と言って止める子ではないが一応言った。他所でやったら揉め事になる。言って止める子ではなくとも。
    「このクッキー、福沢さんと同じ匂いがする」
     ようやく言葉を発した乱歩が、左手に持ったままだった焼き菓子を福沢の目の前に差し出した。ひとくち分齧られた簡素なひとがたの焼き菓子が、意思をもって福沢の口元に向けられる。乱歩を妙に気に入った様子の今日の依頼人(御年配の御婦人だった)に謝礼のついでに貰っていた菓子缶のものだろう。洋菓子特有の牛酪のに加え、かすかに洋風の香辛料の香りがした。福沢は少し迷ってから、差し出されたそれを齧った。薄い見た目より硬めのそれをざくざくと咀嚼すると確かに覚えのある匂いがした。ニッキの匂いに紛れる匂いの記憶から引っ張り出す。
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