第二部あらすじ〜後半〜遠山家の因縁にかかわる事件が収束し、一旦平和が戻ってきた。
が、人々の心はあらゆる事情によって、着々と崩壊しつつあった。
ラスカルは、死んだ友人への恋心に気づいた。
が、相手は既に死んでいる。死なない限り結ばれないと気付き、絶望。
クローバーは想い人の寿命が残り少ないと知り、しかも自棄になった彼女に誘惑され、そのまま犯してしまう。
ベルトは理由は不明だが工場を辞めてしまい。
カリンは、脳に異常を来たし、精神錯誤。
ニルと社長は自分のしたことの責任重大さに戸惑い。
みんな、それぞれ限界だった。
が、キースは違った。
彼は、クレオにすっかり惚れて、彼女のために何かしたいと奔走していた。
クレオが過去に巻き込まれた性暴行事件について調べる。
無理に生まれた子供たちが五六百人ほど残された事件。
犯人はオズワルド(オズとドーズ)だと知る。
優しい頭と情緒不安定な胴体を秤にかけて、キースが一方的にドーズを責め立てる。
結果ドーズがキャパオーバーで逃げ出してしまう。
ドーズが居なくなったあとの監獄は、バイトが面倒を見ることになる。
バイトの名前は、「ミフネ」。
一方、街ではある事件が起きていた。
老若男女問わず、顔の皮膚を剥がされて殺される、顔泥棒事件。
関連するかは分からないが、クローバーも執務中に重要機密書類を盗まれ。
ふたつの泥棒事件を追おうとしていると、ちょうど「コノハナ」という女が泥棒に入った。
ラスカルがコノハナを見て「もしかしてミフネと同じオズの子か」と言う。
コノハナだけでなくミフネもオズの子と判明。
現状もっとも怪しい容疑者として、ミフネとコノハナが牢屋に入れられる。