69asuna18☆quiet followDONEドカメン:宗雲×雨竜※【トワイライトパーク】雨竜のエピソードを読んでから、の閲覧おすすめします※ Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 69asuna18DONEディス・ブレ の宗×雨―七色。「宗雲さんは何色がいいと思う?」 ハキハキとした通る声でエージェントと話すのはアカデミーの同級生の、伊織陽真。あんまりにはっきりと自分の好きな人の名前を呼ぶものだから、雨竜はびっくりしてライダーフォンから顔を上げた。何色?なんのことだろう。落ち着かなくなって、キョロキョロとそちらを見てしまう。すると、その様子がエージェントに見つかり、その目線で気がついたのか、伊織はぐるりと姿勢を変えて「雨竜!居たのか!」と、すぐに近づいてきた。大きな瞳はまるで良い事を思いついたと言わんばかりキラキラと輝いて。 「雨竜もちょっと力貸してくれない?」 なんて言いながら、雨竜の腕を掴んで今まで座っていた席の隣へ引っ張って行った。 2051 69asuna18PROGRESSkaleido Masquerade2 新刊『芽吹き』サンプル ※春コミで出した『雪解け』の続きです 1774 69asuna18DONEご都合カオスワールドの話一緒に帰ろう「走尸行肉。高塔にとって、もう必要のない人間です」 戴天の口から放たれた言葉が、雨竜の胸を抉った。 今日はずっと前から楽しみにしていた休日。雨竜が習い事も入れずに丸一日開けていたのは宗雲と出かけるためだった。下ろしたてのシャツにお気に入りのズボン。自分でも子供の様にはしゃいでいるのが、よく分かる。それを察してか。兄、高塔戴天も嬉しそうに声をかけた。「楽しそうですね。今日の予定は?」と。 雨竜は一瞬躊躇った。気を悪くしないだろうかと。けれど、疚しい事をしている訳ではない。隠し事はしたくない。だから、嘘偽りなく「宗雲さんと出かけるんです」と、答えた。 するとみるみるうちに彼の表情は曇り、頭を抱えて険しい顔で口を開いたのだ。彼は、必要の無い人だと。楽しかった気分は台無しだ。こんな事なら適当に返事をすれば良かったと自分を責めた。 4142 69asuna18DONEHappy Birthday 雨竜宗雲×雨竜オレンジを添えて「エージェントさんと、レオンさんに、お願いが有るのですが」 仮面カフェへ訪れた雨竜は、VIPルームへ二人を招き入れて、深刻そうに紡いだ。お願いとは何だろうと二人で顔を見合わせると、お願いというか知恵を貸してほしいと言うかと言葉を濁して。 「一度でいいので、営業中のウィズダムへ…客として、行ってみたいんです」 小さな声で紡ぎ、難しいとは思うのですがと続けた。紹介がないものは一人では入れない。それに顔が知れている者が行けば営業中であってもいつもの砕けた雰囲気になりそうだと、エージェントもレオンも頭を悩ませた。 「でも、どうして?」 突然言い出した願い。エージェントは理由が気になった。協力するのであれば理由が知りたい。それに、理由によっては、何か方法が思いつくかもしれない。 4065 69asuna18DONE2025.3.16 COMICSCITYHARU34無配 ドカメン 宗雲×雨竜篝火の花ガヤガヤといつもより騒がしいラウンジに、宗雲はどうしたんだろうかとその様子を覗く。開けたテーブル席に、颯が用意したのだろう。ラテアートのカップがいくつか並んでいた。営業前なのにどうしたんだろうかと近づくと、そのソファには、颯と浄と一緒に、なぜか雨竜が座っている。 「あ、こ…こんにちわ」 宗雲に気がついた雨竜は小さく頭を下げ、笑みを漏らした。会えて嬉しいのと、なぜここに居るのかと言う疑問で返事出来ずにいる。すると隣で颯と浄が面白いものを見ていると言いたげにニヤニヤと笑っていた。 「パフェを食いに来た」 揶揄う二人を他所に、皇紀が新作のパフェを持ってくる。 「俺が食いに来いと言った」 そう言って、皇紀まで雨竜へ近づいて。「食え」と苺が山のように盛られたパフェを差し出した。雨竜は宗雲の顔色を伺っていたが、きれいに磨かれたスプーンを差し出されて、困ったと言わんばかり苦笑を浮かべる。 2257 69asuna18DONEHappy Birthday 宗雲宗雲×雨竜かわいいわがまま『お誕生日おめでとうございます。まだ寒くなる日もある様です。お身体に気をつけてお過ごしください』 0時ピッタリに送られたメールに気がついたのは、仕事が一段落ついた頃だった。いくつか同様のメールが来ていたがピッタリに来ていたのはそれだけ。高塔雨竜からだった。 ありがとうと伝えたくて、電話をかける。コールが鳴ってから、もう眠っていたかもしれないと思ったが今更切るのもおかしいかとしばし待つ。 「…もしもし?」 3回ほどコールが鳴って、雨竜が出た。 「遅くにすまない」 「いえっ…あの、まだ、起きてたので…」 そうは言うものの、いつもより少し穏やかな口調で心なしか眠そうに聞こえる。 「そうか。……手短に話そう。…メールありがとう。まさか、覚えていてもらえると思ってなかった」 886