シルアシュ人魚姫パロやで夏から秋にかけて海岸沿いの別荘に避暑にくる貴族の息子シルヴァンは残りわずかな独身を謳歌していた。
好奇心旺盛で陸と人間に興味のある人魚のアッシュは難破船や浜からいろんなものを拾ってきて飾っている、お気に入りは馬に乗った立派な騎士の絵画と、チェスのナイトの駒だ。
人魚の友達のアンは人間に見つからないかアッシュをいつも心配している 同じく人魚のメーチェは物知りでアッシュに絵画の「馬」や「騎士」のことを教えてくれた
ある日アッシュが海面の岩場に遊びに行くと、そこには砂浜を駆ける本物の馬と騎士がいた。
それからたびたびアッシュは海面に出るようになり、崖の上の屋敷に見える人影がその騎士だと気付き憧れで胸が高鳴る。
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