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    豆@創作垢

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    豆@創作垢

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    世界観 考えてみた(案)

    世界観 案天界、魔界、人間界、混沌(カオス)の4つの世界が存在する。

    天界、魔界、人間界はそれぞれ別の次元に存在し、3つの世界の外には混沌(カオス)が広がっている。

    人間界は宇宙含む現実の世界とほぼ同じと思ってok。地球に人間が住んでいて、銀河系があって宇宙が広がっている。

    魔界は魔物と魔族の世界。
    惑星ではなく、ただただ地平水平が広がっている。世界の端が存在していて、大陸の端ならぷっつりと地面が途絶え、底が見えない崖になっていると言われている。海(便宜上海と称する)の端なら同じく底の見えない滝が延々と続く。しかしその端へ到達する者もほとんど存在し得ず、まっすぐ進んでも、世界の端に近づくほどになぜか端からは遠ざかってしまうと言う。
    たとえ端に到達した者がいたとしても、その先へ行って帰ってきた者はいない。
    空には太陽のようなものがあり、月のようなものもあるが、天体ではない。空の彼方も地と同じく闇が広がるばかりで、世界の外には出ることができない。
    魔界に生息する全ての生き物は魔素を栄養素に生きている。


    天界は神、天使、神獣が住まう世界。
    天界に住まう者たちのみが三つの世界の中で唯一次元を超えて他の世界に能動的に干渉ができる。

    混沌には魔物でも悪魔でもない歪な怪物が住むとされ、その詳細は明らかにされていない。

    魔界と人間界はポータルで繋がれ、現在行き来はできるが、どちらの世界からも天界へ行く道はない。ポータルは原因不明で発生した次元の歪みで、人間や魔族が自力で開くことはできない。

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    三つの世界の歴史

    6600万年前、地球に隕石が落ち恐竜が滅びたとされている。人間界全体に次元の歪みが生じたことが、その隕石のおおもとの原因である。
    その歪みは後にポータルと呼ばれるようになる次元と次元を繋ぐ穴になるが、この時点ではただのヒビ程度でしかなかった。
    一度宇宙全体が不安定になり次元の歪みが生じたが、この頃はまだ穴として安定はしておらず、他の次元同士の干渉は起こっていない。

    紀元前3000年頃のものとされる壁画にポータルのような穴とそこから出てくる異形のものが描かれている。その穴は混沌に繋がっていたとされる。
    ただし、この頃も穴が現れるのは不定期かつ短時間、場所も様々で、超常現象のようなものであった。

    紀元前200年頃、ローマ帝国の外れに位置する街が突如滅び、人の出入りも閉鎖された。記録によると、度々集団で住民が行方不明になっていたという。
    同時期の漢王朝につくられた祠は、人を襲う鬼神や夜叉を封印していると言い伝えられている。
    この頃から、人間や魔族がポータルを通してお互いの世界に飛ばされる現象が起こり始めた。まだ魔界と人間界は一方通行で、行き来する者はどちらの世界にもいないと考えられる。

    その後しばらく記録が途絶える。紀元前200年以降、両世界の動きはほとんどなかった。

     西暦1200年頃から世界各地で魔族が出没するようになり、魔族による大量の人間の拉致が定期的に起こるようになった。
     同時期の魔界では種族間の戦争が絶えず、人間界から人間を拉致しては体のいい奴隷として扱っていた。
     その頃の人間の力では魔族に対抗することはできず、人間にとって魔族による襲撃は天変地異と同じようなものであった。国の支配者によっては抵抗を諦め、襲撃による被害を抑えるために奴隷を自ら差し出す者もいた。
     当時は魔族だけがポータルで次元を超えて行き来する方法を知っており、人間はそれを通る術を知らなかった。
     魔族は人的資源を奪うのみで、人間界に留まり支配する拠点を築くことはしなかった。ポータルが繋がって多少の魔素は地球にもあるものの、魔族が長居できるほどではない。そもそも人間界を取るに足らない弱小種族の世界でしかないと考えていた魔族にとって、家畜としての人間がいる以外は毛ほどの興味もない世界であった。


     そういった魔族からの襲撃は何百年も続いた。その間も人間の世界は発展はしていったものの、魔族の生まれ持つ身体能力や魔法に打ち勝てるほどではなかった。
     しかし、600年程経った後、人間界に大きな変化が訪れる。
     天界の神々の介入である。
     天界は世界の動向を常に見ていたが、ただただ魔界の都合のいい道具として使われ続ける人間界、という構図を見ているのが退屈になった。彼らは刺激を欲した。
     神々は天使を遣わし人間に知恵を与え、神獣を貸し与えて魔族から人間を守った。人間は神々の知恵を用いて、魔界から魔素を供給しエネルギーに変える術を身に着けたことで、ヨーロッパを中心に産業革命が起こった。魔素をエネルギーとした魔道具を作り出し、魔族に対抗することができるようになった人間は、今度は魔界の豊富な魔素を欲するようになった。
     天界は人間がポータルを通れるように支援をした。人間界と魔界の争いが加速化し、天界は退屈することがなくなった。

     人間は世界各地で魔族が把握していないポータルを探し出し、魔族に気づかれないように魔界に研究施設を造った。
     魔界は地球よりは圧倒的に広い。人間が銀河系の何処かに魔族の基地ができてもそれに気づくことがないように、魔族も人間が研究施設を作り、街ができ、一国の規模になってもしばらくは発見されることはなかった。発見した頃にはある程度の魔族の襲撃には耐えられるほどの施設が完成していた。

     それでも魔族の力は強大であった。人間界でも魔族に与する国が現れ、魔族に寝返って魔族の支配を受ける代わりに、魔力や魔法の研究に協力を願った。人間の科学力を認め、軍事利用することを考える魔族も現れ、魔族のことを教えるかわりに魔素を使った強力な兵器を造らせた。
     魔族と組んだ国同士は協魔国として連盟を組み、天界をバックにつけた連合国と対立する形になった。

     それから150年ほど、次元を超えた、人間界対魔界の世界大戦が続いた。時には人間界が、時には魔界が、凄惨な戦場になった。

     人間界の世界各地の街々が瓦礫の山になり、魔界の一番主要な都市の目の前にまで戦火が届くようになった頃、ようやく停戦協定が結ばれた。


     きっかけは魔族に与する協魔国のとある国に、魔法兵器の爆弾が投下されたこと。一つの爆弾で50万人規模の死者が出た。投降しなければ協魔国の他の国にこれ以上の威力を持つ爆弾を投下する、と連合国は宣誓した。戦争に積極的な参加をしていなかった中立国のほとんどもそれを止めようとはしなかった。
     戦争を続けることができないと判断した協魔国の多くが連盟を抜け、連合国の傘下に入った。
     連合国は魔界に停戦を申し入れ、これ以上連合国が力をつければ魔界もただでは済まなくなると思った魔界側もそれに同意した。

     しかし、天界はそれを面白く思わなかった。再び天使と神獣を人間界に送り、戦いの火種を作ろうと画策した。
     連合国はそれまでの戦いで、天界の目的が人間を助けることではなくこの争い自体なのではないかと勘ぐっていた。
     連合国の首脳会議が行われたとき、天使が無惨な人間の子どもの死体を抱いて現れた。「魔族は停戦した今もこのように人間を虫けらのように扱っている。今まで何百年も受けた仕打ちを忘れたのか」と。

     人間たちはその子どもの遺体の傷を見て、魔族のによる仕業ではないことに気づいた。戦争を通して技術の向上だけでなく、魔族に対する研究も進んでいたのだ。
     神々もまた魔族のように人間は愚かだと決めつけており、人間は自分たちの策略を見抜くことなどできないと侮っていた。
     しかし人間は、その神の戯れにより、神々が自分たちを娯楽の道具としてしか見ていないことを悟った。

     人間は騙されたふりをして天界から派遣された天使と神獣を欺き、不意をついて殺害した。

     それは当然のごとく神々の怒りを買った。一方で、魔族の人間に対する見方が変わった。天界の力は魔族でも太刀打ちするのが難しいとされていたからである。
     魔族は天界への憎悪がある。そもそも天界から追放された神や堕ちた天使が魔神や悪魔となり、自分たちの世界を造ったのが魔界の成り立ちである。堕ちた者たちは天界など消えてなくなれば良いと思っていた。

     天界は人間界を滅ぼそうと思った。しかしただ滅ぼすだけでは面白くないと思ったのか、苦しむ姿を見て愉悦に浸りたいと思ったのか、神々が下した審判は、混沌に住む異形の怪物を人間界に送り込むというものだった。
     
     神々の審判以降、次元の穴が世界各地に現れ、混沌から無数の怪物が現れ各地を蹂躙した。
     魔界もその煽りを逃れることはできなかった。ポータルでも人間界と繋がれ、人や魔族が行き来することで世界同士の関わりも強くなっていたためか、魔界にもやがて次元の穴が開くようになった。
     混沌へと繋がる次元の穴は、ポータルと差別化し「ホール」と呼ばれるようになり、混沌から現れる異形の怪物は「クリーチャー」と呼ばれるようになった。

     クリーチャーは無差別に人や魔族を襲い、その身が朽ちるまで破壊を続ける。
     その為、人間界と魔界は停戦から一転、クリーチャーへの対処と天界への反旗という利害の一致により、協同戦線を組むことになった。

     しかし、歴史を通して築かれてきた怨恨はそう簡単に解けるはずはない。今もなお魔族には人間への蔑視や差別は根強くあり、奴隷として虐げられてきたことに対する人間の魔族への憎悪も消えることなく残っている。
     世界規模の戦争はないが、ポータル付近での紛争が続いている国はある。

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    戦う敵
    【クリーチャー】
    常に湧いてくるのでそれを討伐する公的私的組織がたくさんある。

    【協魔国軍の残党】
     世界大戦後、協魔国は敗戦国として連合国より立場が弱くなった。残党たちは、連合国は天界にいいように操られていただけの馬鹿の集まりだと考えており、連合国が強い権限を持つことに不満がある。武力に訴え、魔族と組んでテロを起こすこともある。
     人間界を支配していた頃の名残から、人間は利用し搾取するものと考える魔族が、連合国への負の感情を利用し傀儡として使っている場合もある。
     

    【狂信者】
     天界に心酔し、信仰している教団。クリーチャーによって殺されることは「天に還ること」とし、クリーチャーを討伐することを異端と考えている。
     連合国の天界に逆らう姿勢には猛反発していて、以前のように神に教えを請うのが人間界のあるべき姿だと説いている。天界は魔族と戦う術を与えた、つまり、魔族を滅ぼすことこそが神の願いに沿うことであると信じている。
     連合国は魔界とは協同戦線を組んでいるため、魔族との争いの火種になる教団は潰したいという意向を持っている。
     ちなみに天界はもう人間界は滅ぼす対象でしかないため、教団がどんな活動をしようが無関心である。

    【天界】
    人間、魔族どちらも共通の敵。天界と戦うストーリーは全体の物語の中でも一番の大筋になる。

    【混沌】
     のちのち天界でさえも把握していなかったおぞましい存在がいることがわかったりしても面白そう。
    全ての世界を混沌に還す強大な存在みたいな。
     ホールを開いたのは天界だが、ポータルが繋がったことは天界が原因ではない。ポータルができた事自体が次元崩壊の兆しであり、ホールも開いたことでそれが加速していくことになる。
     人間界や魔界が消えれば世界のバランスが崩れ、天界もただでは済まなくなる。世界の崩壊を防ぐため、人間界、魔界、天界が互いの憎しみを一旦置いておいて、三界最大の戦力を合わせて混沌に挑む最終回があってもいいよね。
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