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    はいんのいん

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    はいんのいん

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    バート誕生日企画の分
    書きかけで葬ったやつ供養していいですか(途中までの分)
    いいですよ(私)

    又違うの書き直す

    マンドラゴラ狂騒曲マンドラゴラ狂騒曲

    今日はアルの誕生日。
    天気もよく、少し涼しい。
    今日はアルの希望で「幻の植物マンドラゴラ」を見に国立植物園にやって来た。
    入り口には「幻の植物マンドラゴラ展示中」と写真入りのポスターがデカデカと貼ってある。
    3日ほど前、ローカルニュースで特集をやっていたのを見たアルが実物を見てみたいと目をキラキラさせて
    「アーニィこのコズミック・イラの時代にファンタジーがあるじゃないですか。ぜひ見てみたいです!」
    と言った。
    その後、少し豪華なランチをしてアルの欲しがっていたスニーカーを選びに行く予定だ。

    マンドラゴラとは人型に似た根を持つ植物で、根っこを引き抜くと悲鳴が聞こえ、聞いた者は狂って死ぬと伝えられているという。
    写真を見ると確かに、見ようによっては人の形にも見えないことはないが…だがどうも無理があるように思う。
    ほぼ絶滅してしまったらしく、ここオーブでは、研究機関に数株と今回の催事でここに1株しかなく、今しか見ることができないらしい。
    順路をたどって行くとひときわ人が集まっているコーナーがある。
    人をかき分けなんとか前へ出ると水溶液に浸されたマンドラゴラがうやうやしくガラスのケースに飾られられていた。
    俺達は最前列で見たが、やはりこれを昔の人が人型に似ていると言ったのはもう一つ よくわからなかった。
    だがアルは、
    「いいものを見せてもらいました。確かに根っこは人の形みたいに見えるし、葉っぱもまるで頭に毛が生えているようでしたね。あと欲を言えばひっこ抜かれた時の音が聞きたかったです」
    と十分満足したようでその場を離れた。
    「わー!」
    「マンドラゴラが!」
    「何だ?」
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