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    natsume_genko

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    natsume_genko

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    ⑦暫定Bルート

    ⑦暫定Bルート

    ★:KP情報
    ◎:読み上げ描写
    △:描写とは別に渡すべきPL情報(探索場所、必要な技能の提示など)

    ---

    026.翠の拠点へ戻る

    ★聖と別れたあと、アルトとホタルが探索者たちを迎えにやってくる。
     二人と翠が待つ電車に戻ることになる。



    ◎「きみたち、何をボーっとしてるの?」

     かけられた声で、我に返る。
     そちらを見れば、アルトとホタルが不思議そうにこちらを見ている。

     「きみたちからなかなか連絡がないから、ボスの指示で迎えに来たよ。無事でよかったけど、見るからに何かあった感じ?」



    ★探索者が聖のことを教えなければ、ホタルによる≪心理学≫シークレットダイスが振られる。
     これは成功にせよ失敗にせよ、探索者が何かを隠していることが看破される。



    ◎「とにかくボスのところへ戻ろう。きみたちには慣れない仕事で疲れただろうしね」

     歩き出したアルトとホタルのあとをついていく。
     電車は人気のない場所で待っていた。
     全員が乗り込むとドアが閉まり、持ち主の意思に従って発車するだろう。





    027.翠への報告

    ★探索者たちは実験室にいる翠に報告することになる。
     どちらの任務にせよ、翠が重視するのは「聖が現れた」ことだ。
     014-bを通った探索者がルルイエの盤を奪われたことをわざわざ咎めたりはしない。
     報告のあと、翠により鍵のかかっていた部屋の探索が許可される。



    ◎実験室に入るなり、前置きもなく翠が口を開く。

     「五体満足でけっこうだが、想定より帰還が遅かったな。おまえらの言い分を聞こう」



    ★探索者があくまで「聖と話した」ことを隠すようなら、翠も≪心理学≫をシークレットダイスで振る。
     ホタルから先んじて報告を受けている翠は、このロール結果にかかわらず、探索者が何か隠していることに感づき「何を隠している?」と聖のことを吐くまで問い詰める。



    ◎「……ふん。あの男に会ったのか」

     Q.聖って?
     「僕の片割れだ。HO3にはもう一人の兄にあたる」
     
     Q.聖にルルイエの盤取られちゃった……。
     「あれが相手では仕方ない。むしろ、力不足共に無理をさせた指揮官に非がある」
     ★翠の言語で「ごめんね。無事でよかったよ」の意
     
     Q.聖はクトゥルフを倒すつもりらしいよ
     「ルルイエの主を? バカな。そんなこと、人間にできるものか」
     
     Q.聖も世界を救いたいらしいよ
     「……だろうな。よく知っている」
     
     Q.仲良くできないの?
     「自分の言葉をきちんと理解しているか? それは『サッカーも野球も球を使うスポーツなんだから何も変わらないでしょ』と言っているようなものだぞ」
     
     Q.聖について知っていることはある?
     「HO3や僕との血縁以外でおまえらに関係しそうなのは……奴と黄衣の王による契約ぐらいか。HO1、八年前におまえが巻き込まれたものだ。あれは聖が黄衣の王を召喚せしめたときの余波の一つだ」
     「あれに関しては気になることもあるが……」とHO2を見る
     
     Q.余波の一つ?
     「……ああ。余波の一つだ。気になるなら、アルトかホタルに聞け。僕から話すのは、ホタルとの契約違反になる」
     
     Q.HO2に気になることがあるの?
     「……ある。星辰の符牒によれば、HO2、おまえは『あそこにいない』存在だった。HO1を助けたのはおまえだったようだが、そんな真似はできるはずがない」
     「八年前、おまえは自らの運命を捻じ曲げた。いったいどんなイカサマを使った?」
     
     ★いまのHO2には答えられない質問。HO2が答えられずにいると「……教える気はないか」と翠は渋々引き下がる。



    ◎「しばらく聖の動向を探る。おまえたちは身体を休めておけ……と言いたいが、聖に接触された以上、奴についてある程度知っておくべきだろう。幾つかの部屋を開錠しておいてやる。勝手に調べろ」


    △探索箇所:聖の部屋 / 翠の部屋 / アルトの部屋 / 天体観測車両
     ★どうして翠の部屋も開錠されたのかといえば、翠がうっかり操作を誤ったから。操作をし直せばいいのだが彼は「そんなことしたら僕が気にしてるみたいになるじゃないか」と直さない意地を張った。アホである。





    029-a.聖の部屋

    ★翠と決裂するまえに、聖が使っていた部屋。
     元々は汚部屋だったが、いなくなったあとに翠が整理整頓したのであちらより格段に綺麗。
     何年も使われていないが定期的に翠が掃除しているので埃などは積もっていない。



    ◎小学生にあてがわれていそうな子ども部屋だ。
     二段ベッドをはじめ、部屋の各所に施された装飾はいたいけで可愛らしい。
     ただ、紙類を詰め込まれ過ぎていまにもはち切れそうになっている本棚だけは、子どもらしさに不釣り合いかもしれない。

     △探索箇所:部屋全体 / 二段ベッド / 本棚
     
     
     
     >部屋全体
     
     ◎熟練のホテルスタッフでも配備されているのか、と思うぐらいに埃がない。
      この電車の乗員に、こんな子ども部屋を使う人間はいないだろうに……。
      
      △≪アイデア≫
      誰かが掃除しているのだろうか。なんとなく翠が掃除している想像が浮かぶ。……いやいや。
     
     
     
     >二段ベッド
     
     ◎縦に組み立てられた二段ベッド。
     大人が寝るにはやや狭く、子どもが寝るにはやや大きいだろうサイズ。
     
      △≪目星≫
      上段の片隅に、何かが置かれていただろう空白がある。
      大きさから推測するに、たとえば写真あたりが置かれていたのだろうか。
      ★聖が持ち出した家族写真が置かれていた。
      
      △≪人類学≫
      下段にのみ、最近に使用された形跡がある。
      ★翠が仮眠時に利用している。ちなみに聖がいたとき、下段は彼が使っていた。
     
     
     
     >本棚
     
     ◎専門書ばかりが詰め込まれている。
     可愛らしいデザインの棚なのに、子どもらしい絵本などはひとつも見つからない。
     
      △≪物理学≫
      多元宇宙論について記された本を見つける。
      「マルチバースとも呼ばれる。複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学の説である」
      端っこに「世界五分前仮設」という走り書きもある。
      ★これは聖の残した字である。
      
      △≪図書館≫
      共同著者として聖、翠の名前が記された論文を見つける。
      タイトルには「世界のつじつま合わせ」とある。
      「この宇宙において人間という生命が誤差である以上、存在は代入可能な変数に過ぎない。足し算と同じだ。最終的な数が変わっていなければ、宇宙に大きな改変は起こらない。たとえば『Aが死に、BがCを助ける』世界線があったとする。これを『AがBを助け、Cが死ぬ』ことにしても、数は同じなわけだから、クライン生命上層部が警告を発するタイムパラドックスによる致命的な崩壊は回避できるだろう。ただし明らかな異常が生じたとき、世界は崩壊を避けるために自ら一部に対し修正機能を働かせるものと推測される。これを世界のつじつま合わせと呼称する。このつじつま合わせが追いつかなかったとき、宇宙は再構成され、新しい宇宙へと生まれ変わるだろう」





    029-b.翠の部屋

    ★翠の部屋だが、ほとんど資料庫としてしか使われていない。
     一応ベッドや机はあるが、使われていないので紙に埋まっている。



    ◎本。ファイル。メモ。見渡す限り、紙の海である。
     壁が本で埋まっているどころか、床にもおよそ足の踏み場がない。
     積めるものは天井に達するまで積まれ、新しい壁となっている有様である。
     ここは本当にひとの部屋か?

     △≪図書館≫
     雑多な資料の中から幾つか興味深いものを見つける。
     
     >日記
     ◎×月×日
     明日はHO3の誕生日。
     ぼくからは望遠鏡を贈るつもりだ。
     聖は日記帳にするらしい。聖がただHO3とお揃いにしたかっただけじゃないの。
     あの子がどっちも喜んでくれるといいけど。
     
     ×月×日
     HO3はとても喜んでくれた。安心した。
     ぼくはともかく、聖はかなり趣味に走ってたし……。
     HO3が優しい子でよかったな。
     
     ×月×日
     ぼくのせいだ。
     ぼくが望遠鏡なんかあげたから。
     HO3は悪くない。
     HO3は天文台で星を見ていただけなんだから悪いわけなんかあるもんか。
     悪いのはぼくだ。
     ぜんぶ、ぼくのせいだ。
     
     ×月×日
     HO3には何も教えない、ということで聖と意見が一致した。
     それがいい。HO3は何も悪くないんだ。
     あの子は何も知らないままでいい。
     悪いのはぼくだけでいい。
     
     ×月×日
     ネメシスについて天文台で調べていたら、新しい星を見つけた。
     聖からHO3の名前を付けることを提案された。
     それなら、まあ……。ぜんぶ終わったら、お祝いとしてHO3にあげることにした。
     
      △≪天文学≫
     残された小さな走り書きから、当時の翠が見つけたというHO3の名前がついた星の特徴や座標を読み解けた。これでいつ空を見上げても、この星を見つけられる。
      ★この情報は024での選択に関わるため、PLが入手しているかKPはメモしておくこと。
     
     
     
     ◎×月×日
     英雄醸成システムが完成。
     
     ×月×日
     首輪付きの性能は設計通りだ。
     このまま強化していけば想定通り虚数災害に対抗できるだろう。
     だというのに、聖の顔色がよくない。何かあったのだろうか。
     
     ×月×日
     ひとりになった。
     
     ×月×日
     聖は首輪付きの性能に不満があったのだろうか。
     分からない。ぼくたちの共同制作に欠点なんてあるわけないのに。
     
     ×月×日
     聖が黄衣の王と契約したらしい。
     その際、多くのひとを不幸に巻き込んだようだ。
     たぶん必要なことだったのだろう。
     ぼくがHO3に望遠鏡さえ与えなければ、聖が人殺しになることもなかったのに。
     
     △HO1、HO2のみ≪アイデア≫
     この日付はHO1とHO2が大火災に巻き込まれた日より、少し後である。
     
     
     
     ◎×月×日
     角の女帝と契約する。
     分かっていたが、大勢の人を殺してしまった。
     この罪は償いきれないだろうが、せめて遺族には補償できるように取り計らう。
     
     ×月×日
     死刑囚を素材として取り入れる。
     遺族リストがどんどん分厚くなっていく。
     そろそろ新しい特許を取らないと、資金が不足しかねない。要検討。
     
     ×月×日
     天文台を脅迫してネメシスを退散させる呪文を手に入れた。
     ……はいいが、なんだこれは。
     読めるし理解も追いつくのに、まともな生き物には無理な発音じゃないか!
     これでは呪文として機能しない。役立たず!
     
     ×月×日
     落ち着いて解読してみると、あの退散の呪文が歌になっていることが分かった。
     だがやはり、特別なつくりをしている虚数存在にしか発語できないらしい。要するに僕には無理。ゴミ。
     
     △グロース退散の呪文を入手する。
      見たことのない文字が綴られた古紙に書かれている。
      HO3だけがこれは楽譜だと理解できるし、望むのであれば口ずさむこともできる。
      ★Aルートで手に入るものと同じ。
     
     
     
     ◎×月×日
     ホタルとかいう子どもが電車に乗り込んできた。
     アルトとかいう男を探しに来たらしい。
     排除は容易だったが、丁度ハンドラー候補が足りていなかった。
     二面アルトの存在保護を代価に、協力関係を結んだ。
     
     ×月×日
     ぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだぼくのせいだ
     
     ×月×日
     精神が崩壊しそうになったからと薬物を自暴自棄で接種しないようにする。
     本当にゴミクズになってどうする。
     
     ×月×日
     アルトがHO3に余計なことを吹き込んだ!
     僕が人殺しだなんて、そんな分かり切ったことを口に出すな! よりによってHO3に!
     ホタルとの契約破棄も視野に入れたが、彼女の嘆願により却下する。
     アルトが破滅主義なのは分かっていたが、無垢なHO3を巻き込んだら二度はない。
     
     ×月×日
     HO3が研究室に侵入したらしい。
     よほど怖かったのか、部屋の中から泣き声がした。
     ……怖い思いをさせて申し訳ないが、これで大人しくしていてくれるならいいけど……。
     
     ×月×日
     HO3がHO1について知っていた。何故だ?
     HO1は首輪付きの遺族だ。その首輪付きはいま実験室にいる。
     どちらもHO3には関わりがない存在のはずだ。なのにどうして?
     
     ×月×日
     HO3が首輪付きを一体連れて逃げ出した。アルトとホタルに追わせる。
     HO3は自分が疑似的な不死を得ているなんて知らないはずだ。
     とにかく危ない真似はしないでほしい。
     
     ×月×日
     星辰の符牒に一致しない存在がいる。HO2、あいつはなんだ?
     
     
     
     >遺族リスト
     ◎表紙には「遺族リスト」とある。
      内容は「首輪付き」「遺族」の二項目で構成されており、ひたすら人名が連ねられているファイル。とても分厚い。
     
      △≪目星≫
      HO1や三刀屋ホタルの名前が見つかる。





    029-c.アルトの部屋

    ★ホタルの「アルトを人間として扱う」方針により、一首輪付きでありながらアルトには個室が与えられている。三刀屋家での私室に似た和室である。



    ◎ドアを開ければ、中にいたアルトは目を丸くしてこちらを見ている。

    「驚いたな。いきなり何? 俺に聞きたいことでもあるの?」

     Q.アルトって人殺しなの?
     「うん、そうだけど。それが何?」
     
     Q.誰を殺したの?
     「両親だよ。血は繋がってないけどね。まあいろいろあったんだ」
     
     Q.いろいろって?
     「突っ込んでくるなぁ……。そういうの、ノンデリじゃない? いろいろはいろいろだよ」
     
     Q.ホタルとの関係は?
     「ハンドラーと首輪付きだよ。きみたちと同じだ」とHO1と真守を見る。
     
     Q.アルトはよく喋るのに、どうして真守は喋れないの?
     「? 言語機能を奪われてない限り、だいたいの首輪付きは喋れるはずだよ? 喋らないってことは、喋りたくない事情でもあるんじゃないの?」
     「ああ、きみと喧嘩でもしてるとか?」と笑ってHO1を見る。
     
     「まあ、喋らないほうが翠の望む怪物に近いだろうね」
     「怪物の条件を知ってる? 一つ、言葉を喋ってはいけない。一つ、正体不明でなければならない。一つ、不死身でなければならない。この三つの条件を達成するたびに虚数数値が上昇するとかで、翠はそれを求めてる」
     「それで言えば、俺は落第者なんだ。なにせ一つも満たしていない。……というと、うちの飼い主は『それでいい』とか言い出すから困るんだけど……」
     
     Q.翠についてどう思う?
     「特に何も。ああ、ホタルの生活を保障してくれてるのは感謝してるかな」
     
     Q.なんで初対面でHO1とHO2を殺そうとしてきたの?
     「謝ってほしいの? なら謝るけど。ごめんね? こっちも仕事だったからさ」
     「ボスはHO3に過保護だからね。HO3が、あー……まあ、ああなっちゃったのを見られてしまったら、黙っていてもらうしかないだろう?」
     ★HO3が導入で挽肉になった話をしようとしたが、やめた。HO3の話を迂闊にすると、また翠が怒るからである。
     
     Q.翠に従うことに疑問はないの?
     「世界がどうなろうと、どうでもいいからね。ああでも、ホタルには元気でいてほしいかな」
     
     Q.HO2の目について
     「そうそう、俺も前から気になってたんだ。HO2って首輪付きでもないのに、俺と同じものが見えてるよね。いやもしかして、首輪付きだったりするの?」





    >029-d.天体観測車両

    ★全面プラネタリウム部屋。翠が星辰の符牒を研究するときにたまに使っている。
     星辰の符牒を自分も読み解こうとホタルがよく頑張っているが、成果はあまり目覚ましくない。



    ◎一面真っ暗で、けれど星の海だった。
     真っ先にプラネタリウムを連想するかもしれない。
     プラネタリウムと違うのは、天井も床も壁も、四方すべてが夜空を映されていることか。
     平衡感覚が揺らぎそうになるその部屋に、少女がひとり転がっていた。
     
     「ヴァイオレット。何か用?」
     
     Q.アルトが人殺しなのって本当?
     「……グリーン。事実。でも、いえ、なんでもない」
     
     Q.殺されたのってホタルの両親?
     「グリーン。よく調べたのね」
     
     Q.アルトを恨まないの?
     「ヴァイオレット。どうしてアルトを恨む必要があるの?」
     ★ホタルは本当に理解できない。彼女にとって、アルトは両親の凶刃から守ってくれただけだからだ。あと個人的感情として、アルトを異性として愛しているからでもある。
     
     Q.翠についてどう思う?
     「イエロー。協力者でありスポンサーでありボス」
     
     Q.アルトとの関係は?
     「グリーン。家族」
     「あなたたちと同じ」とHO1と真守を見る。
     
     Q.なんで初対面でHO1とHO2を殺そうとしてきたの?
     「ブルー。仕事だったから」
     
     Q.翠に従うことに疑問はある?
     「レッド。ない。そういうもの」





    >030.翠か聖かを選ぶ

    ★一通り探索したあと、アナウンスで呼び出される。
     翠から聖の動向を教えられたのち、翠か聖かを選ぶことになる。



    ◎「聖の行方に見当がついた。集合だ」

     アナウンスに促され、実験室へと集まる。
     翠は「来たか」とこちらを振り返った。



    ◎「聖はルルイエに向かっている。何を考えているかは知らないが、本当にルルイエの主と接触するようだ」

     「僕はあのバカを止める。おまえたちも協力しろ」
     


    △翠に従う / 翠に反対したい
     ★翠に従う →Bルート
     翠に反対したい →031





    >031.Aルート合流

    ★Aルートへ合流するワンクッション。
     Aルートの018へ。



    ◎この場で翠に反対意思を見せるより、いまは黙って従う風に見せるのが賢明だった。
     聖に接触するやり方なら、既に教えられているのだ。
     翠から一時解散を言い渡されたあと、与えられた個室で鏡の前に立つ。
     自分の顔を見ながら彼の名を口にしたとき、鏡面が揺らいだ。
     自分の顔だったところが、聖の笑みへ変わる。
     その手がこちらへと伸ばされた。
     
     「待ってたよ」
     
     ぐい、と鏡へ引きずり込まれたとき、既に移動は終わっている。
     
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