いわゆるHO【HO1】怪物殺し
あなたは警察庁交通指導課の刑事だ。
雪星ぼたん、HO4の両名と10年以上同居している。
あなたは15年前交通事故に遭い、家族を失った。
またこの事故の後遺症で、なぜかほとんどの人間が怪物のように見えている。
現在、例外として人間の姿で認識できているのは、養母である雪星ぼたん、かかりつけ医である六曜、同居しているHO4の三人だけである。なぜ彼らだけ人間の姿で認識できるのか、理由は不明である。
導入では、近く設立される虚数犯災対策部(通称、虚災対)へ、警察庁から出向することになる。
【シナリオ開始時点で関わりのあるNPC】
・雪星 ぼたん(ゆきぼし ぼたん)
あなたを引き取った養母。あなたの上司でもある。
警察庁刑事局長の地位に就いている。
・六曜(ろくよう)
数年前からあなたのかかりつけ医をしている。
近くの病院に勤めている。
【PLへのお願い】
・希望であれば、HO4やNPCとの関係は相談して決めることができます。
・このシナリオにおいて、各自のHOは“秘匿ではありません”。どの段階で共有してもらっても構いませんし、共有されることが前提のシナリオとなります。
【KP情報】
HO1自身はただの人間だが、事故のせいで起こった高次脳機能障害により、人間と怪物を見分けられることができる。ただし怪物は人間であり、人間は怪物として認識されている。これは視認対象が死体になってからも同様である。
そのため、怪物と相対したときのSANCは減少するが、怪物の死体に対して限定的にSANCが発生する。
【HO2】仲間殺し
あなたは警視庁捜査一課に所属している。
数々の事件で成果をあげてきた天才である。あなたのINTは+2の固定値がつく。
本来の上限である18を超えてもよい。
導入では、とある事件をきっかけに、「HO3を殺せ」と命じられて虚数犯災対策部(通称、虚災対)に異動することになる。
【シナリオ開始時点で関わりのあるNPC】
・主唐 直那(ぬしから すぐな)
あなたの後輩であり、いまコンビを組んでいる相手でもある。
あなたをよく信じており、あなたの言うことなら何でも聞くだろう。
・二月 イツカ(ふたつき いつか)
警察庁と合同で捜査に取り組むとき、たまに顔を見せる男。
あなたに対して厳しい物言いをしてくることが多い。
【PLへのお願い】
・希望するのであれば、NPCとの関係は相談して決めることができます。
・このシナリオにおいて、各自のHOは“秘匿ではありません”。どの段階で共有してもらっても構いませんし、共有されることが前提のシナリオとなります。
【KP情報】
HO2は「自分がイス人であることを忘れている」イス人である。
【HO3】不死身
あなたは警視庁組織犯罪対策部(通称、組対)に所属している。
危険な現場に数多く踏み込んできたが、いまだ大怪我を負ったことはない。
そんなあなたは「不死身」の二つ名を持っている。
また、あなたはたまにごく短時間の記憶が飛ぶときがある。
危険な現場に赴いたときに、この症状は起こりやすいようだ。
病院で調べてもらったが、病気などではないらしい。
導入では、とある事件をきっかけに、虚数犯災対策部(通称、虚災対)に異動することになる。
【シナリオ開始時点で関わりのあるNPC】
・六曜(ろくよう)
あなたの兄。
医者として近くの病院に勤めており、あなたに診察結果を伝えたのも彼である。
【PLへのお願い】
・希望であれば、HO4やNPCとの関係は相談して決めることができます。
・このシナリオにおいて、各自のHOは“秘匿ではありません”。どの段階で共有してもらっても構いませんし、共有されることが前提のシナリオとなります。
【KP情報】
HO3はグロースのビーコンである。ビーコンとして機能する身体は、グロースが到着するまでの間、絶対に肉体的死を迎える(この地における肉体喪失も含む)ことはない。この不死身は肉体的な死に限り、精神的な死はあり得る。また、この副作用的一面としてHO3は15年前に向かうことはできない。グロースによって冬京の地に縛られているからだ。
HO3自身は肉体的な死を迎えるたびに復活まで記憶が飛ぶため、不死身を自覚させるには、他者からの指摘が必要となる。HO3の「記憶が飛ぶ」症状はこれが原因である。
HO3はHPが0になったとき、1d3ラウンド後にHPを全回復して復活する。
不死身を指摘されてHO3が自覚したとき、SANCが発生する。1/1d6+1
【HO4】混ざりもの
あなたは警察庁警備局公安課の刑事だ。
雪星ぼたん、HO1の両名と10年以上同居している。
あなたはとても見目麗しい外見を持っている。APPは18で固定となる。
その容姿故か、あなたと目を合わせた相手の様子がおかしくなることが多々あるだろう。
あなたの実父は、運送会社を経営していた。
しかし15年前に従業員の一人が事故を起こしてしまったことをきっかけに、会社は倒産。
会社を経営していた父は行方不明になり、一家は離散してしまった。
導入では、近く設立される虚数犯災対策部(通称、虚災対)へ、警察庁から出向することになる。
【シナリオ開始時点で関わりのあるNPC】
・雪星 ぼたん(ゆきぼし ぼたん)
あなたを引き取った養母。あなたの上司でもある。
警察庁刑事局長の地位に就いている。
・六曜(ろくよう)
最近知り合ったあなたの友人。
近くの病院に勤めている医者らしい。
【PLへのお願い】
・希望であれば、HO1やNPCとの関係は相談して決めることができます。
・このシナリオにおいて、各自のHOは“秘匿ではありません”。どの段階で共有してもらっても構いませんし、共有されることが前提のシナリオとなります。
・あなたは「相手と直接目を合わせる」ことで発動できるシナリオギミックがあります。これは使っても使わなくても構いませんが、使うときはKPへ申告してください。このシナリオギミックは相互に裸眼でないと発動しないため、サングラスやメガネをかける理由付けにしても構いません。
【KP情報】
HO4はパンの子である。
HO4から「相手と直接目を合わせる」宣言があった場合、POW対抗に勝つことで相手にSAN減少なしの一時的発狂を引き起こすことができる。この能力はHO3以外のPC、NPCすべてに有効である。この能力で引き起こされる一時的発狂は1d10で決めること。継続ラウンドはKPの裁量で決めてよい。
また、HO4の友人である六曜の正体は九曜である。HO3の近況や警察の動向を探るため、双子を利用して接触している。そのため、本物の六曜とHO4に面識はない。