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    masasi9991

    @masasi9991

    妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど
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    masasi9991

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    キャンディー食べてるレクセル

    ##RMX
    ##レクセル

    前時代の嗜好品


    「おはえり。おひょかったね!」
    「あん?」
     変な声を出してやがる。そもそもここはオレの部屋だ。オレの居ない間に何をやっていたんだ。色々言いたいことはあったが、いちいち口に出すのも面倒だ。
     くるっと振り向いたアクセル口に、細く白い棒が咥えられている。
    「どうした、それ」
    「ねへ、アーマーぬいれよ」
    「口ン中に物入れたまま喋るなよ。と、お、おい」
     いつものことだがロクに人の話も聞いてねぇ。グイグイこっちに来てベッドの方へ詰められ、座らされる。そのまま装着してたアーマーを次々と解除され、身ぐるみを剥がされた。
     床にアーマーパーツが次々と転がっていく。
    「誰が片付けると思ってんだ」
    「らってじゃまなんだもん。あひた、片ひゅけたらいいよ」
    「明日になったらまた装着するんだよ。しょうがねぇな。で、これは?」
    「ん」
     膝の上に乗ってきたアクセルの、口からはみ出している白い棒を指で下から持ち上げる。するとアクセルは口をとがらせた。唇の間からどうも甘い匂いがする。
    「まひでおみへがれてたからかった。ひゅらむの子たひで流行ってりゅって。あえないよ!」
    「いらねえよ」
     棒を引っ張ってみるとその先に付いてる半透明の糖分の塊が口からはみ出た。アクセルは慌ててその塊へ歯を立て、膝の上でオレを睨む。
    「飴か。そういうのは好きじゃない」
    「そうなの? おいひいのに」
     喋るたびにはみ出ている棒が上下する。黙ってても、しゃぶってる動きで棒が動く。見てると笑えてきてしまって、また引っ張ってみたくなるが。まあ、からかいすぎると煩くなるだろう。
    「食ったこともない。オレがそんなの食ってたらおかしいだろ?」
    「んん、そうかな。んー、じゃ、それならあげるよ」
    「話をまるで聞いてねえな。そもそも甘い食い物は好きじゃないんだよ」
     何がそれなら、なのかさっぱりわからんが、アクセルはそれまで舐めていた棒付きの飴を口からあっさり取り出して、オレの前へ突きつけた。さっきは妙な執着を見せていたくせに、変わり身が早い。
     半透明でファンシーな虹色の渦巻き……の飴は、今まで口の中にあったわけで、当然ながらこいつの唾液で濡れている。
     これを食えっていうのか?
    「嫌いじゃないんでしょ? これはきっと気に入ると思うなー」
    「食いかけじゃねぇか」
    「まだ残っててよかったね! ていうかこれ、食べるのすっごい時間かかるんだね。ずっとしゃぶっとかないといけないの? はいどーぞ!」
    「いらねえってのに」
     こうなると絶対にこっちの話なんぞ聞かねえのはわかりきっている。鼻先に突きつけられた糖分の塊が甘い匂いを放つ。口に押し付けられ、濡れてベタつく感触。しょうがねえか。
     観念して少しばかり口を開けば、すぐにそいつを突っ込まれた。
    「おいしいよね? あはははは! レッド、似合わないなぁ!」
    「わかってるよ。お前のようなボディならまだしもな」
     こいつと違ってオレは口がふさがってても、発声に支障はない。……で、言い返したが、笑い転げるこいつにはどうせ聞こえてもいない。あまりにも大げさに笑うから、二人で座っているベッドのスプリングが揺れまくって軋む。いくらなんでも笑いすぎだ。
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