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    LIL Little(LL)

    主食ジェイピア

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    LIL Little(LL)

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    サタブロ
    何でもいける人だけどーぞ

    #サタブロ
    #Zブロリー
    zBrolly
    #旧ブロ

    Kiss or kill「いやあわたしも歳かな…」

    サタンは目の前の男から発せられた言葉に、耳を疑った。だってそんな訳がないのだ…。同性で、ましてや娘の旦那の親と同じ、あの戦闘民族サイヤ人から、自分に向かって「キスしろ」と言われたのだから。 まだまだ吸える余力のある葉巻を灰皿に押し付ける、もう一度聞き返す勇気がなかった。するとその男が不機嫌そうに尻尾を振るう。まるで威嚇、鞭のようにしなった尻尾がぶつかりガシャン!パリン!!途端に辺り一面が砕けたスタンドライトの破片が散らかった。…マズい…!早急に返事をせねば!サタンは王者の風格を醸し出すチェアから飛び降り、男…ブロリーに近付く。

    「違う。無視した訳じゃないさ…私も歳だからな、そういう浮ついた話題に理解が追いつかなかっただけなんだ」

    「歳なんぞ1つしか変わらん……」

    「ブロリー、わたしとお前では種族が違う。老い方が違うさ…」

    「…老人…でも、キスは…できる」

    「ろ、老人…。いやまあそうだが…あまりにも突拍子がない。正直に伝えよう、驚いた。…どうしてキスがしたいんだ? お前の様に容姿の整った男なら1度や2度…キスくらいした事があるだろう?」

    横に並び、自分の目線にあるブロリーの肩を叩く。だが返ってきた答えは想像とは違ったものであった。

    「ない。」

    「なっない!?…1度もか?!」

    「する必要もなかった」

    「は…はあ…?ならどうしていきなり必要になったんだ…。まあ分からない事だらけだが…キスがしたいならうってつけだなここは都だから屋敷の外に出て繁華街でも行くと良い、きっとピチピチギャルにして貰える」

    「……それはお前ではなく別の者としろ、という事か? 気持ち悪い…したいとも思わん。」

    「私とする方がよっっっぽど、気持ち悪いと思うんだが…?」

    サタンはその場で頭を抱えた。そして蹲る。だって意味も意図も理由さえも分からないのだ。 何だってこの男は自分とキスがしたいのか…。 相手なんてどこにでもいる筈だ、ブロリーは同性のサタンから見ても非常に整った容姿をしている。困る事なんてないだろう。 それに以前聞いた事がある、父親とは似ても似つかないらしい…きっと母親に似ているのだ。男は母親に似た方が良いと聞く。しなやかな筋肉がついた身体の色は淡いし無駄な毛も無い、つるつるの肌だ髭すらも生えていない。ノスタルジックな様相…哀愁漂う表情、瞬く度に揺れる豊かなまつ毛に縁取られ輝く黒い真珠の瞳に、凛々しい眉。高い身長だって長くて艶やかな黒髪だって…どれをとったってきっとモテるに違いない。じっとりとした湿度のある汗ばむ雰囲気が漂っているがそれさえも魅力的だと思う。そう…これは色気、というものだ。なのに…何故…。サタンが立ち上がりブロリーに向き直る。

    「本当に私としたいのか」

    「くどい…」

    「どうしてキスがしたいんだ?今までする必要も感じず、したいとすら思わなかった事を急にしたいだなんて…」

    「…聞いた。地球人は大切な者に必ずキスをすると、お前はオレにいつも大切だと言っていたな…だからしなくてはならない。」

    「あぁ大切だ…!だが大切の種類が違う!」

    「大切に種類があるのか」

    「勿論だとも…! 友達だから大切、親が子を思う大切、好き同士になって思う大切…!たくさんあるんだ!」

    「…好き…も、お前がいつも使う言葉だ。お前が大好きだよブロリー、大切だと言う」

    「いっ…てるな…だけどその大好きも種類があるんだ!」

    「…難しい事は分からない。面倒だ、選べ…するか死ぬかだ…」

    「死ぬ…!?ま、ま、まさか」

    「……殺す」

    「えっ……こ、こ、ころ…殺す…?今殺すと言ったのかブロリー」

    「言った。…殺す。」

    脅迫じゃないか…!長いやり取りに痺れを切らしたのか、ずいっと1歩前に出た。腕を上げて大きな手を広げる。その手の中に光が現れて風を巻き込み突風を引き起こす。立って居られない程の風力と眩いその光はどんどん圧縮されて1つの小さな球になった。 …見た事がある、マズい…!明らかにヤバい…!こんな球が自分ないしこの地球のどこかに落ちればひとたまりも無い…!…究極の選択を迫られている。死ぬかキスするか、サタンはブロリーを制止する為に呼びかけるが完全に無視だ。 ブロリーは手を握り込み更なる圧縮を済ませた。より一層その球は輝く。後はもうこれを投げるだけ、部屋中が薄い緑色に発光しており物質の影さえ無い。瞼を強く閉じたサタンは大きな声を上げた。

    「わーーーーーーかった!わかった!する!するからッ!ブロリーやめないかッ!死にたくないし皆を危険に晒すのはもっとダメだッ!」

    その瞬間、腕を振るって投げた球がギュン…ッ!と自分の眼前まで豪速球で迫った。凄まじい圧。 死ぬ! 球の直撃を予感した体は強ばり走馬灯が次々に浮かんだ。何も出来ずにいる最中、その球は急激な曲線を描き、次は直線で天井へと上がった。バコン!屋根をぶち抜き、まだまだ上がると雲を空を割り、どこかの惑星にぶつかったのかピカッ!と光って微かな爆発音と煙が上がった。少しの無言…近くにあったテレビには「緊急速報です!ただいま謎の球が小惑星にぶつかりました、隕石に注意して下さい!繰り返します!」とニュースが騒ぎ立てていた。生中継なのか都の人々は逃げ惑っている。…鼻を垂らしその場に崩れ落ちるサタンを見たブロリーは口許を緩め声を上げた。大きく大きく肩を揺らし腹を抱えている。仕草はこんなにも無邪気で愛らしいのにやっている事は悪魔そのものだ。

    「っふふふ、あはは…あーーーはっはっは! ほんの少し…悪戯してやった…。驚いたか…?」

    「いき、生きてる…? 地球はッ!?無事…だ良かった…はあ〜〜〜………ッ良かったあ!」

    「殺されると思ったのか…バカなヤツ…! オレがお前を殺す訳がない。この世界中のゴミ共を鏖殺しても…お前だけは生かしておいてやる…はは、嬉しい…だろう。 そうだ、それも良い…な? オレとお前だけの星。誰も邪魔をしない」

    「う、嬉しいが…嬉しくない…、皆大切だよブロリー私は皆が居てこそ私がいるんだ。 ふう…と、とにかく約束してくれ、キスをするんだ。誰も殺しちゃいけない。それに壊すのもダメだ!」

    「……知った事か…出来ない約束は、しない。…せいぜいオレの……機嫌を取っていろ。そうすればお前の大好きな…利口なオレでいてやるかも…知れないぞ…?」

    ふふ…と吐息を漏らしたブロリーの発言にサタンは間髪入れず訂正した。

    「いやそれは勘違いだぞブロリー。私は別に日頃のお前が大人しく利口だから大好きな訳でも大切な訳でもないんだ。 もしそうなら私を困らせている今すぐにでも嫌いになっているよ」

    「………フン言っていろ…言葉一つで惑わされ許すオレではない…」

    なんて言うが耳が赤らんでいる。満悦そうにさっきまでサタンが座していたチェアに座り、長い足を組む。その爪先は関心のある方へ向いている。つまりはサタンだ。背もたれに体をどっしりと預け、頬杖を付く姿は本当にどこかの国の王様の様。普段とは違う緩んだ目元も口許も…揺れる尻尾も向けた爪先をくるくる回す仕草も、相当ご機嫌だ。そんなに嬉しいのだろうか…。 キスを許可した事が…。

    「さて…そうと決まれば早くしろ…二度は言わん」

    「分かった、俺からすればいいのか?触れるだけでいいな?」

    「キスにも種類があるのか、…鬱陶しい…。触れるもの以外はなんだ」

    「…舌」

    「舌?…舌をどうする」

    「絡ませるものがある。だけどこれは特別な相手としかしない物だ…私とお前ではしない」

    「何故特別は舌を絡ませる…? 地球人は分からない。だが…する。」

    「きっ聞いていたのか?! 私とお前は特別じゃない!いや特別だが違うんだッ!」

    「お前は…オレにとっての特別…だからする。そう決めた。ただやり方が分からん、やれ。…また下らん事でオレを手間取らせたのなら次こそは…「する!今すぐにしような!?そう事を急ぐなほらこっちを向け、はあ…先に言っておくが舌が入って来て驚いたからと噛みちぎらないでくれよ…?突き飛ばしたり殴ったりするのもナシだ。多分即死してしまう…」…うるさいヤツだ…。出来るだけ配慮してやる…くく、自我を殺されるのには…慣れているぞ…?ずっとそうされて来たからな…その後どうなるかは簡単な事だ…ン…?」

    「シー…静かに…キスをする時は目を閉じるのが礼儀なんだ」

    サタンはブロリーの頬を包む。体格にそぐわない小さな顔…覗き込む様に見上げる綺麗な顔、瞳に影が落ちた。ゴクリとサタンの喉が鳴る…まさかこんな事になるとは。もう覚悟を決めるしかない。どうにでもなれ! 言われた通りに瞼を閉じたブロリーの整った形の唇に、ゆっくりじっくり距離をつめて唇を重ねた。 ちゅっと音がして、その肉感に顔が小さく弾む。肉厚でとても心地いい感触…。暖かいむにっとした感触だ。正面から啄みふっくらしている下唇を唇で挟み吸う。ぢゅくぢゅく口内へ含んだブロリーの唇を舌の腹で舐めると、ピク…と瞼の震えが手に伝わった。徐々に呼吸に熱が篭もり始めている。

    「気持ちわるくないか…?」

    頬から手をずらし後頭部に回すと引き寄せた。返事をしようと口を開けたブロリーの口内へ舌を滑らせる。「……ッんむ、ぷぁ……ふっ………っ…っふ…〜ッ!」舌同士がくっ付いた瞬間、ぞくぞくぞくッ♡ブロリーは自分の体に走る強烈な何かに襲われた。取得した遺伝子を体が読み取ろうとしているのかもしれない。脳なのか、はたまた腹の奥底か…検討もつかない電流が全身の神経を駆け巡り、どく…と脈打って腰が大きく跳ねた。じくじく熱が集まる。反応し始めていた下を前に押し出す動き、サタンはたしなめて太腿をトントンと叩く。 あぁそうだキスをしていた。途端に現実に引き戻されたブロリーは蕩けていた脳内からこの出来事のきっかけを思い出す。…舌がくっ付くだけでこんなにも気持ちがイイ。 もっとしたい、もっと欲しい…。口内から蹂躙して食い荒らす様なキスがされたい。戻っていた思考が再び散らかり出すのは早かった。体から力が抜けて脱力していく。さっきまではサタンを殺してしまわない為に肘置きを握り締めて堪えていた筈だ。それなのに舌を重ね唾液を啜り、歯列をなぞると上顎をさりさり舌で擦られれば頭の中はもやがかって指先1つ動かす事すら億劫だ。

    …あの時と同じ支配なのに…これはとてつもなく、好きだと言えよう。ぶるぶる、ぴくぴく…跳ねて震えるブロリーから唇を離して濡れた口角をべろり…と舐めた。 サタンはチェアに倒れかかり深い呼吸を繰り返すブロリーを見た。とても扇情的な表情をしている…。瞼に張った水膜を指先で拭った。

    「えー…と、ブロリー?」

    「……っは…、はぁ………っ……〜…♡」

    「満足したか…?こんな事をしなくなって久しいから、あまりやり方も覚えてなくてな…。お前の想像と少し違ったかと知れないが頑張ったんだ…許してくれ」

    慈しむみたいに、労るみたいに頭を撫でられる。…最近知った愛情とやらはたまらなく心地がいい。サタンの手の平はブロリーに比べて小さいが、ブロリーにとってこれ程ないくらいに大きく感じていた。幼い頃一度だけ実の父に頭を撫でられた事がある。その時の記憶を呼び戻す事が苦痛だったのに…今じゃそれを塗り替えて暖かい。サタンに触れられると何かが満たされていく感覚がした。きっとそれは、心というのだろう。 天井を見つめ、はー…はー…と息を吐いて言う。

    「気持ち、よかった……また…したい」

    「そっそれは無理だ!きちんと愛し合える人を見つけなさい」

    「要らない、お前以外。」

    体を起こしてサタンを床に押し倒すとされたキスを思い出して一から十まで同じ様に唇を貪ってみせた。どろどろと体中がとけていく…。気持ちいい、きもち、いい…。腹の奥底が熱くてなぜだか尻の穴が収縮する。尻尾をサタンに巻き付けてすりすり内股を擦り合わせると驚いた様にサタンは目を見開いて暴れ出した。ブロリーにとってサタンの足掻き等本当になんの意味もないのだが…唇を離して舌を舐めずると言葉を許してやる。

    「しっしっ!?しないぞ!?最後まで!!絶っっ対にしない!私には亡きミゲルが居るんだッ!!!それにお前にそんな事をする勇気も無い!そっそんな事になったら私はミゲルに…ビーデルに…いや悟空さん達にだってどう思われるか…!!怖い!!絶っっ対の絶っっ対にしないからな!?」

    「さいご……最後ってなんだ、カカロットとどう関わりがある……」

    「はぁ!?しっしまった、し、知らなかったのか!?いや悟空さんとはなんの関わりもないんだが…っ!?」

    「……言え。オレに隠しごとか?………胸がムカムカする、うヴ……ッ!ぐう…カカロット……は、知っている…?お前ッ、カカロットとの秘密か…ッ!やはり殺し「セックスの事だ!全くもって二人の秘密なんかじゃあないッ!いっいっ言わせないでくれこんなハレンチな…っ!」

    真っ赤な顔を覆って叫んだサタンの言葉にブロリーは込み上げる怒りをなんとか納め、本日二度目の気の爆発を空に引き起こした。 辺り一面さっきまでお昼だったのに…! 太陽も全て破壊され吹き飛ばされた雲も無い。一気に夜になってしまった。…出した名前が悪かった、サタンの後悔と同時に再び緊急速報が騒ぎ立てる、アナウンサーの話す声にうるさい…!とブロリーがテレビへ吼えると一瞬にして塵になってしまった。 唸るブロリーの体の下で小さくなって、あわわ…あわ…と、声を漏らしているサタンを睨むと更に縮み上がってしまう。

    「素直に答えろ……せっくす…は、カカロットと関係が無いのか……お前達の秘密で…オレにだけ内緒にしているのなら…許さんぞ…」

    「ない!お前に誓う!嘘をついていたなら殺してくれても構わん!真実だ!ブロリー信じてくれ…っ! 〜〜それにお前だって1度くらいはした事があるだろう!?」

    「…分からん。聞いた事のない言葉だ、どういう事をさす」

    「ー恋人同士がする愛情確認だッ、…はあはあ……。そりゃまあ世間では愛がなくてもするヤツらもいるんだろう。だが私はそんな爛れた関係を良く思ってはいない!だからセックスは恋人同士がする事なんだ…!」

    「こい…びと、こいびとはどうすればなれる…せっくすは今のキス、より気持ちがイイのか?」

    「好きな人同士がくっ付いたらなれる……。それは知らない…相性によるとしか言い様がない…。上手い人も下手な人も相性がいい人も悪い人もいる…試してみなくちゃ分からない事だ…」

    好きな人同士。その言葉を聞いたブロリーがさっきまでの剣幕はどこへやら、サタンの上で小首を傾げた。 見える耳のピアスが揺れて艶やかな髪が全て流れて傾けた顔側へ落ちる。 ぱちぱちする瞬きが愛らしい…。どうしてこんなにも可愛らしくて美しくて格好がいいのに恐ろしいのか!サタンがごくりと唾をのみ、笑い始めたブロリーの言葉を待つ。

    「なんだ、こいびと…はオレたちの事だ。好きなもの同士…今、くっついた」

    「…………」

    「そうだな?」

    「ち、ち、ちがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーうッッ!!」

    「大きな声を出すな、喉を潰すぞサタン。」

    むう…と耳を塞いだブロリーに唾を飛ばす勢いで詰め寄る。

    「大きな声を出さずに居れるかッ!違う!違うぞブロリーそれは断じて違う!」

    「なにも違うくない。だからせっくすというのもする。教えろ、何がせっくすなんだ」

    サタンの服を持って高く持ち上げた。ゆさゆさと揺すって続きを促す。苦しい、やめてくれ許してくれ…そうサタンが乞う。その表情が嫌で仕方がない。まるで拒絶されている様に感じる、父親が…初めて自分に畏怖した時の顔を思い出す。ブロリーは眉根を寄せた。感情の抑制が上手く効かなくなって暴発する。一気に全身の色を変えてしまった。 発光し金髪になり、黒い眼差しは碧眼となる。あまりにも強烈な光の質量に床が捲れ上がって行くではないか。型抜きされている様にサタンの周りだけが抉れて、ピシッと割れ目が入っていく。

    「オレを拒絶するな!教えろ…!」

    「女にある穴に男の棒を入れる事だっ!拒絶なんてしていない!何を言い出すんだお前はッ!大切だと日頃から言い聞かせているだろう!?怖いがきちんと向き合う!!そう決めているよ私は!お前はいい子なんだッ!」

    「……ッ…ふー…ふー……ッ」

    血走った瞳でサタンを睨むブロリーの背中に手を回し、ゆったりと一定の間隔でとんとん叩く。あやしながら「落ち着きなさい…」と何度も伝えるサタンの手の温度が感じられた。やわらかくて…気持ちいい。次第に昂っていた感情が波の満ち干きの如く落ち着いていった。ブロリーの額からぽた…と滴る汗が落ちる。瞳はサタンを捕らえて離さなかった。

    「あのなあ……、私はお前の親父さんを悪く言うつもりは無い。だがそれでも…同じに見られるのは心外だ。いいか?よく聞くんだ何度だって伝えてやる、私はお前を愛しているよ…。不安になるんじゃない…。で?なんの話だったかな…あっあぁセックスだ、そうセックス…。さっきも言ったが女の穴に男の棒を入れるんだ。動いていたら白いのが出るだろ、それを注ぐ事を言うんだ」

    「……なんだ、それだけか…」

    「そうだそれだけだ…はあ〜…ビックリした……。不良になったかと思った…。」

    パッと手を離しサタンを解放するとブロリーは息をついた。気持ちが落ち着き始めたのか色も普段通りに戻っている。

    「女の……内臓を引き摺り出した時に腹に開けた穴へ入れた事がある。別に気持ちよく無かった。期待外れだ」

    「お、お前…恐ろし過ぎないか…? なんて事をするんだ…。二度としてはいけない。自分より弱い者は守ってやらなくちゃいけないんだ。」

    「知らぬ。雑魚はオレのオモチャだ、何をされても仕方がない。そうかあれを地球人もするのか。そして…こいびとは必ずする。ならオレもする…。サタン…男同士はせっくす出来ないのか」

    「出来…ないな、ウン出来ない」

    「嘘を付けばどうなるか分かっているな?」

    「出来ますッ!嘘をつきましたお許し下さいッ!」

    「一度だけならな…。 …で?どうするんだ…? もしオレとお前がしたのなら お前は内臓を引き摺りだされて死んでしまう。…という事はだ、オレの内臓をお前が引き摺りだせば良いんだな。腹を破られた位で死なん。」

    「バッバカ言うな!腹なんぞ破らんわ!!!!!それはセックスじゃない…!凌辱だッ!……私も同性とは経験がないが 男同士は尻の穴を使うらしい…。」

    解放された事でホッ…と胸を撫で下ろし、その場にへたりこんだサタンは垂らした鼻をすすっていた。説明を受けたブロリーは尻の穴、と聞いて「ああ!」と声を上げる。少し考えていた間に子鹿の様な足でちょろちょろと距離を取って居たサタンに一瞬で追い付いて嬉しそうに声を上げた。

    「だからだ、キス…していた時に尻の穴が収縮した。入れられたいと…本能から体に命令が下ったか。…オレはお前に入れられたい様だ。入れろサタン」

    ブロリーが逃げ惑うサタンを捕えた瞬間、屋敷中に大きな大きな悲鳴が響いた。

    「たったったっ……助けてくれえ〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!」



    その後…どうなったのか。2人以外は知らない。

    END
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    Replies from the creator

    LIL Little(LL)

    DOODLE昼休み1時間でワンドロ小説書いた。ミピ〜。
    白痴言い難い話。ジェイクはあれが上手い。…あれというのは セ で始まって スで終わること。 6歳も年下の…しかも同性に喘いでる所なんて見せたくないと思うのに、口から「あ」とか「ん」とか声が漏れてしまう。どこまでも身体はあさましい。1度知った快感を忘れる事は難しくて気付くと考える余裕すら奪われている、肌をまさぐるジェイクの手から与えられる刺激を敏感に感じ取っては勝手に登り詰めるのだ。迫り来る高潮に呑み込まれる感覚。抗いは無意味だった。そして何時だって「嫌なら言え、すぐに止める」だなんて卑怯な事を言う。本当に腹が立つ。ことが終わって文句を言えば「嫌だと言わなかった」と言われ、「嫌」だと言えば途中でも本当に止めてしまう。この男は、そういう男だ。卑怯でズルい。天秤にかけて選ばせて言い訳もさせて貰えないだなんて。……これでは自分がジェイクとのあれを受け容れている様ではないか。ただ少し抗えないだけなのに、ピアーズは思う。今日だってぐちょぐちょのでろでろにされてもう反論すら出来ない所、そっと優しく口と鼻を大きな手で塞がれた。 突き上げられている最中の出来事で息苦しさとそれを凌駕する快感が押し寄せる。「ふーーッ♡ ーーッ♡♡ふーーーッ♡」「う〜〜ッ♡ ふッ♡ ぅんッんうッ♡♡」呼吸を遮る逞しい腕を震える手で持ち、首を振る。やめてくれ、中がぎゅうっと収縮を繰り返している。その度に頭が背筋が、内腿が中が、ビリビリと痺れてたまらないのだ。だからやめて。呼吸も満足に出来ず、大きく息を吸ってもジェイクの手が酸素の供給を許さない。「ッ♡ 〜〜〜ッ♡ ふっ♡ う♡ふーーッ♡♡ッ♡」「……怖くねぇか? 嫌なら覚えてるな?タップ3回、すぐにやめてやるよ」「〜〜ッ♡んー〜〜ッ♡〜……ッ゙……♡」ちかちかと視界が明滅を始め、体が脱力していく。突き上げる度に鳴っていた肉同士のぶつかる音。それも聞こえなくなった。大きな自分の鼓動も聞こえない、自分自体が心臓になったかの様だ。だがそれさえも分からなくなりつつある、身体が熱くて気持ちよくて脳髄からシュワシュワ微炭酸に浸かった様な妙な感覚が襲う。やめてくれジェイクやめて、嫌だ。苦しいよ、もう一度首を振って、弱々しい手でジェイクの腕に 1回、2回……とタップする。「やめるか?」愛しそうにその姿を見つめるアイスブルーの瞳に映った自分の姿を見て、指先を戦
    2011

    LIL Little(LL)

    SPUR ME今書いてるクソ長いジェイピアの話
    ーAM4:00


    そろそろ人々が寝起きする時間帯になってきている。 個々の生活によって街並みに明かりが灯り始めるという事だ、きっと煙草でも吸おうとベランダに出れば見渡す限り人の住処にちらほら光が見える筈だ。それはまるで地上に輝く星、命の灯火。人々の営みそのものだ。灯り始めた街の明かりがとても好きだった。煌々としていて綺麗だとも思っていた。そして自分もその輪に連なる一つだと感じさせてくれる時間。 ジェイクはそんな光景を眺めているのが好きだった。 ……いや光景というよりは憧憬、だったのかも知れない。

    あのたくさんの灯の中には暖かくて幸せな家族たちが居る。帰れば母親が出迎えてくれて、宿題を済ませると用意してくれたお菓子を食べながら父親の帰りを待つ。ただいまと笑う父親に飛び付いて今日の出来事なんかを話すのだ。兄弟姉妹もいるかもしれない。 きっと一家団欒と過ごし、テーブルを囲んで夕食を摂りつつ他愛無い話で笑いあっている。 そして両親に頭を撫でて貰い、おやすみ、とベッドで大きなテディベアを抱いて眠るのだろう。幸せな夢を観ているに違いない。 あぁ想像するだけでじわりと熱を持つ、憧れという気持ちが溢れ出す。…あの灯りの中はジェイクにとって幸せの象徴だった。 人々は皆そんな過去を持って生きている。それら全てに愛があり相手が居てこそ紡がれていく関係。 ……自分は知らない繋がり…。 そういえば幼少期…顔も知らない父親はいつ帰って来るのかと、玄関でずっと待っていた事がある。 今日がダメなら明日かな、明日じゃないなら明後日かも知れない。そう座って待つ床が冷たくて、芯からすっかり冷えた体を母は摩りながら謝っていた。 …言われなくても分かっていたのに、そんな事をしても誰も帰ってきやしない。…本当に馬鹿なガキだったな。 ……全て自分には無かったものだ、どうしたって手に入らない。 それが理解出来てからより一層寂しさが付き纏うようになった。 だから…好きだった街の明かりも、1人では無いと感じられるこの時間も… 心の底からの安堵に至らないものになってしまった。だけどそれを表に出すことはできなかったし受け止めてくれる人も居なかった。 …何故だろう、皆同じ世界で産まれ生きているのに。…自分だってこの繋がりの中で存在しているのに、どうして自分には与えられなかったのか…。 世界から切り離さ
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