ヌヴィフリ、白朮先生パーティーに召使がやってきた!「や、やだ…やだ…召使と一緒はやだ」
「大丈夫だフリーナ殿。私がいる」
「私もいますよ(白先生)なにかあれば私が癒しますし、仲介もします」
ヌヴィにしがみついて嫌々というフリちゃんを白先生が優しく頭を撫でてくれる
「二人ともそれ本当?」
「ああ。それに私が君を守るので安心して欲しいフリーナ殿」
「うう……」
しかしフリちゃんの目には沢山の涙が……
そこにカツカツと足音がした。
「すまない遅くなってしまった。本日からよろしく頼む。ヌヴィレット殿、白朮殿、そしてフリーナ殿」
現れた召使はお辞儀をして微笑むがフリちゃんは怯えきってしまう。
「ヌヴィレット…」
ヌヴィの後ろに隠れてしまうフリちゃん
「フリーナ殿。君を襲ったりはしない。前のことはすまなかった。私もフォンテーヌを救いたい一心だったのだ」
「だが彼女を襲うのは良くなかったと私は思っている。今でも私は貴殿をその事に関しては複雑な気持ちだ」
「フリーナさんは女性です。訳があったとて襲うのは良くないと私も思いますね」
「その事に関しては私もやり過ぎたと思っている。本当にすまなかった」
召使は頭を下げる。
「もう本当に襲わないんだね?」
「ああ。約束しよう。それに貴方に何かをすれば君の大切な従者が黙っていなさそうだからな」
「従者?」
フリちゃんは分からないというような顔をする
「分からないならそれはそれで良い。さて、陣営だが私は攻撃を得意としている。白朮殿とフリーナ殿、ヌヴィレット殿は何が得意だ?」
「私は攻撃も自己回復も出来る」
「私は回復ですね。戦いは苦手です」
「僕はその、回復とこの子達と一緒に戦えるけど」
フリちゃんは大切な精霊達を出す
「フリーナ殿は召喚型か。神の目の持ち主でも珍しい力だ。なるほどやはり君は……」
「え?な、なんだい?」
召使はフリちゃんをみて微笑む
「いや珍しい力だと思ったまでだ。では私とヌヴィレット殿で前線を。白朮殿とフリーナ殿は支援をお願いしよう」
「わかった。フリーナ。なるべく私から離れないように。君は剣を抜かなくて良い」
「ヌヴィレット……」
ヌヴィはフリちゃんに目線を合わせて彼女の頬を撫でる。
「いつものように、君の美しい舞台を見せて欲しい。君の力はとても美しいものだ」
「わ、わかったよ。頑張るね」
「本当にお2人は仲が良いのですね」
白先生が言うと召使は頷く。
「長い時を二人で生きてきたということだ。微笑ましくもあるな。さて行くぞ」
召使は武器を出す。
今日の戦いは怖いけどヌヴィレットのお陰で何とかなりそうだと思うフリちゃんなのでした
end