ガンダムSEEDDESTINY(アスキラ)生きて欲しい眠っていたらぐっと締まる感覚がして、アスランは目を開けた。
そこに、キラが居た。
キラが眠っていたアスランの上に馬乗りになりながら、首を絞めていた。
ぎりぎりと力を込めて来る。
暗闇の中で表情が読み取れない。
「き…」
抵抗しよう、として、アスランはふとその手を止めた。
キラにはその権利があると思ったからだ。
彼の友達を殺した自分は、いつか罰せられるべきだと思ったから。
だから、キラを許した。キラの手で死ぬことを受け入れた。
視界が薄れて、アスランは気絶していった。
泣き声が聞こえて、アスランは目を覚ました。
ひっくひっくとしゃくり上げながら、キラが、幼い子供のように泣いていた。
声がなかなか出なかった。
手をゆっくりと伸ばすと、キラはビクリと反応して、心配そうにこちらを覗き込んで来た。
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