「96とブラック・ミストって違うの?」
「まったく別モンって訳じゃねえ。俺の分身だ。」
「じゃあブラックミストの分身でもある訳だ。」
「そうなるのかもな。……で、どっちがいいんだ?」
「……え?」
「ブラックミストと俺、どっちが好きなんだって聞いてんだよ。」
「んー……両方。」
「言うと思ったぜ。強欲な奴は嫌いじゃねぇけどよ。」
「それ褒めてる?」
「さあな。」
「ブラックミストだとしてもNo.96だったとしても、96は96だから。」
「ややこしい言い方が好きだな貴様は。」
ただ、貴方が好きなだけ。