書いてるこっちが恥ずかしい 爆発しろ(暴言) 俺がじっと見つめていると、カーミレは必ず目を逸らす。名前を呼ぶと見上げてくるものの、またすぐに俯く。つむじも可愛らしいが、それ以上に愛らしい顔も見せてほしい。
手を伸ばし、耳の後ろから輪郭をなぞる。カーミレは小さく声を上げた。顎を掬い上げれば、白雪のような肌は紅潮している。目線が合わないよう、頑張って目を伏せている姿もいじらしい。
「……人の顔を見て、そんなに面白いですか……」
「可愛いと思っている」
「……恥ずかしいのでやめてください……」
手を押しのけられた。そして俯かれる。黒耀の髪がまるで帳のように彼女の表情を遮った。
「……さ、触らないで、ください……」
「む……」
致し方ない。彼女の髪に触れようとしていた手を大人しく引っ込める。
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