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    🥗/swr

    らくがきとSSと進捗/R18含
    ゲーム8割/創作2割くらい
    ⚠️軽度の怪我・出血/子供化/ケモノ
    現在はカムエセでなんか好き勝手にかいてます
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    🥗/swr

    DONE2021/05/31 過去作投稿
    『ヴェルトラオムの亡霊』(グノーシア)
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    真エンド後にセツが主人公の肉体を焼却処分する話。ハッピーエンド。
    セツ主(恋愛描写なし)。明確な主人公の名前や姿は出てきません。
    ヴェルトラオムの亡霊 医療ポッドの中に、一体の死体があった。
     いや、その表現は適切ではなかった。そこにあるのは端末だ。正確に言うならば、ポッドの中の「それ」は死んではいない。だが殆ど死体と同じだった。なぜならば、それの「意識」はもう二度と接続されることがないからだ。
     その中に入っているものは二度と目を開けない。二度と声を発しない。そして誰かの手を引き笑いかけることも、もう二度とないのだ。
     動かぬ生物体の入ったポッドは、もはや棺と呼んでも差し支えなかった。
     それをポッドの中に入れたのは、淡い[[rb:鶸色 > ひわいろ]]の髪をした人間――乗員の一人、セツだった。
    「…………」
     ポッドのガラス越しに、セツはそれをただ眺めていた。何の感慨も湧かなかった。少なくとも、それがもう動かないことに悲しみを抱くことはなかった。このポッドに入っている肉体は、ほんの数十分前まで自らの横で動いていたというのに。手を握り、目を合わせ、微笑みを向けていたというのに。
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