かほる(輝海)

@kahoru1010

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シティーハンター(獠香)
逆転裁判(ナルマヨ)

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かほる(輝海)

できた逆転裁判
御剣怜侍×狩魔冥
6終了後、完全恋人設定

ワードパレット
22.北極星
幾星霜/ひとり/導く
目の疲れを感じ、私は書類を読むのを止めた。眼鏡を外し、眉間の辺りを揉みほぐす。どうやらいつの間にか、私は険しい表情でこの捜査書類を読み続けていたようだ。これでは「また眉間のヒビが深くなった」と言われてしまう。目を休めるため、私はワーキングチェアを回転させて、窓の外の景色を見た。青い空に、一筋の飛行機雲が見える。
「メイ……」
 私は無意識のうちに、その名を呼んでいた。
 日本に戻り幾星霜。まだアメリカにいたときの方が、キミと会えていたような気がする。ひとりで過ごす時間は嫌いではないが……。やはり、その……違うのだよ。
 キミが幼い頃から、キミを導くのが、私の役目だと思っていた。しかし今、キミは私と肩を並べ、さらには追い越そうとしている。私がこうして手を休めている間にも、キミは真実を追求するため、黙々と捜査書類を読み込んでいることだろう。私も負けてはいられない。キミに相応しい男でいるためには、常にキミに認め続けてもらわねばならない。それは、並大抵の努力では成し得ないことだ。
 私は再び机に向かった。次にキミに会えるその日まで、私も先へ進まねばならない。

   了488 文字

かほる(輝海)

できた逆転裁判
成歩堂龍一×綾里真宵
ダルマヨ。完全恋人設定。

ナルマヨが好きなかほるさんには「さよならの前に覚えておきたい」で始まり、「ほら、朝が来たよ」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば7ツイート(980字)以上でお願いします。
#書き出しと終わり #shindanmaker
https://shindanmaker.com/801664
サヨナラの前に覚えておきたいことがあった。キミと過ごした時間と、その思い出。そして、その肌の温もりと匂い。ぼくはもう、誰かをこんなに愛することなんてないと思っていたから、心に刻みつけておきたかったんだ。でも、「お別れの前に、最後の『ふれあい』を……」なんてお願いするのは、男としてどうかと思ったし、実際そんな余裕もなかった。みぬきを養子として迎える手続きに、自分の弁護士資格の手続き。マスコミ対策も苦労した。
 あの頃、真宵ちゃんは何度かぼくに連絡をくれていてた。でも、タイミングが合わず、折り返しを掛けることも忘れ、少し疎遠になっていた時期もあった。ちゃんとゆっくり話をできたのは、全ての手続きが終わった後だったように思う。真宵ちゃんは、泣けないぼくの代わりに泣いてくれた。だから、ぼくは真宵ちゃんに「あの日の真実」と、今は姿が見えない黒幕について、ありのままを話したんだ。
 これで全てが終わったと思った。ぼくは表舞台を離れ、地道にぼくの道を行く。真宵ちゃんは、家元として堂々と陽の当たる道を歩いていく。だから、ここでお別れだと……。でも、実際は想像していたものと全く正反対の反応だった。
『よかった! やっぱりなるほどくんは、証拠品の偽造なんてしてなかったんだね! あたし、信じてたよ……』
 ぼくのそばにいる限り、黒幕の監視の目がつくというのに。キミはキミで、やるべきことがあると言うのに。それでもキミは、ぼくと一緒にいることを選んでくれた。心のどこかで「そうあればいい」とは思っていた。けれど、キミが自分の意思でそう決断してくれたから、ぼくは腐らずに今日まで生きてこられた。

 人の気配を感じ、珍しく朝早くに目が覚めた。いつもなら、予定もないし、早起きする理由もないから、二度寝をするところだ。
 朝は嫌いだ。弁護士資格を剥奪されたという現実をつきつけられ、未だ輪郭も見えやしない真実に打ちのめされそうになる。でも、今朝は違った。キミがそばにいてくれたから。
 ぼくは、眠るキミの身体を改めて抱いた。ぼくが力を込めて抱きしめたら、折れてしまいそうな程に細い。でも、暖かくて、柔らかくて、抱きしめているだけで、どこかほっとしてしまう。気を抜いたら、普段は心の奥底に抑え込んでいる「弱いぼく」が、顔を出しそうになる。
「真宵ちゃん……」
 ぼくは、諦めてなんかいない。あの日、何があって、どうしてぼくが巻き込まれてしまったのか。その真実をちゃんと明らかにしたい。たとえ、どれだけ時間がかかろうとも。それは、長い長い闇の時間を歩くことになるのかもしれないけれど、それでもぼくは、真実を知りたかった。それだけが、ぼくの心の支えだった。
 ぼくは、眠り続ける真宵ちゃんの唇へ、口づけた。まだ寝ている真宵ちゃんは、昨日の夜みたいに、ぼくの背中へ爪を立てたりなんかしない。昨日は夢中で、今置かれている現実を離れて、胸へ秘めたままの真実をつきつけあったね。夢のようなひと時だった。でも、その時間はもう終わった。ぼくは腕を伸ばして、ブラインドを少しだけ開けた。狭いベッドに、うっすらと朝日が差す。
 さぁ。サヨナラの時間だよ。ぼくたちは現実に帰らなきゃ。真宵ちゃん。キミはキミの場所へ帰るんだ。ほら、朝が来たよ。

   了1359 文字