NOIDEEZ おれの名前はユーゴ遊間。未来からきたDJ、そしてNoctixと言うグループの配信者だ。
バンッ
二階の私室の窓を閉めてから、急いでシャッターを降ろす。元々音響設備を使っているから、こうすれば音が漏れることはないんだが。
なんで、why どうして、こうなったんだー!?
「Please.オネガイシマス」
「ウソだろぉぉぉ!?」
おれは傍らの彼を無視して頭を抱えた。
そう、事の発端は、新しい作曲がどうも思った調子にいかなくて、同居人の彼を部屋に呼んで相談してもらった時だ。
「悪いねふーちゃん、今日オフだったろ?」
「別に構わんさ。お前の新曲を誰よりも先に聴けるんだ」
ふーちゃん。それはおれが最初に付けたあだ名で、本当の名前はFulgur Ovid。俺にとっては、保護者のようで頼れる兄貴分? いやマミー?
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