My own princess. My own prince.サンズは、いつも真面目で誠実なグリルビーをとことん甘やかしたかった。
いつもサンズはグリルビーに頭を撫でられたり、膝枕をして貰ったりと甘やかされていた。
なので逆にグリルビーを甘やかしてあげたくなったのだ。
そこでサンズは考えた。
「グリルビーをお姫様扱いしよう」
清楚で優しいグリルビーにピッタリだと思ったサンズは早速グリルビーズへ足を運んだ。
グリルビーズに着くとサンズはいつものカウンター席に腰をかける。
そしていつもなら
「グリルビー、おはようさん」
と言うところだが
「おはようございます、お姫様。今日も見目麗しゅうございます」
と挨拶してはグリルビーの手を取りお辞儀をした。
「!?」
グリルビーはいつもと様子が違うサンズに驚きつつ、急にお姫様扱いされて顔を赤く染めて恥ずかしそうに照れている。
8748