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    おっき

    オルト

    TRAININGタイカケ
    無自覚のタ、おっきしてしまう。
    ちょっと待って~~~!!!
    あぁ、クソ、なんで、なんで……!
     布団に突っ伏して、頭から毛布を被る。その上に乗っかったトラチが何か言ってるけど、全然頭に入って来ない。俺の頭は、さっき見た光景でいっぱいになっている。
     びしょびしょに濡れたままの髪から、雫が垂れて頬を伝う。服だって、濡れたままの身体で来たから湿っている。このままじゃ、布団もびしょびしょだ。でも、それよりも俺は、この布団の中に隠れていたかった。
     なんで、こんな……。
     ズボンの上から、ぐっと股間を抑える。抵抗すんな、俺のちんこ。早く、大人しくなれよ。つーか、なんで、こんなんなってんだよ……。
     ただ、風呂場でカズオと一緒になっただけなのに。湯船の中で、少し身体が触れただけなのに。
     せっかく温まっていたのに、焦った俺は冷水シャワーを浴びて逃げるように部屋に戻った。
    「あ~っ、くそ!」
     今まで何かを見て、こんなになったことはない。朝、起きた時とか、なんかムズムズして抜く時に自分で触った時くらいだ。青森にいた頃、同級生たちが兄貴や先輩から譲ってもらった本で……って話してんの聞いてるから、何か見て勝手にこうなるっていうのも知ってはいるけど……。そう言う 806