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    けんじ

    ParAI_t

    DONEとろけるような / クロアス

    某スケブでテンションブチ上がったので書きました。
    いつも通り、来年まで今年のバレンタインなので何も問題はなかった(問題しかない)
    キャラスト版の火力ましましビス殿ならこのくらいいけんじゃね?ってなったので、なんかやたらと甘いビス殿に仕上がりました。
    ま、バレンタインだからいいじゃろ←
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    眠る時間の少し前。
    後ろ手に何かを隠し持ち、動きまで若干ぎこちなくなったアステルに、クロービスは苦笑する。

    「渡すのならば早くしたらいいだろう」
    「こ、こういうものは、緊張するものなんです!」
    「…そういうものかね」

    アステルは目を伏せ頬を染めて、恥じらいながら俯いている。最初は、今更照れることだろうか、と冷静だったクロービスも、落ち着きに揺らぎが生まれていた。わかっている答えを受け取るだけだというのに、妙に歯がゆくもどかしい。すっかり気恥ずかしさに包まれた二人は視線が合うと、緊張の糸が切れてどちらともなく笑いあった。

    「ふふっ、バレンタイン、です」
    「ああ、ありがたくいただこう」

    笑みをこぼしながら、クロービスは渡された包みを開ける。中には一粒のチョコレートが鎮座していた。職人の技巧が尽くされているであろうそれは、見た目にも繊細で美しい。

    「チョコレートは安眠効果もあ 830