毎日SS8/21　ある名をば　叮嚀に書き
　ていねいに　抹殺をして
　焼きすてる心（夢野久作・猟奇歌）
　
「まぁ、そりゃそうだろうな」
「命が惜しくないのか」
　付与の魔女が、不敵に笑った。濁った瞳が薄暗く光る。不快な笑みだ。
　ケイゴの前に現れた黒魔女が、初めてウルフの前に姿を見せた時、その時の勢いのまま、殺してやろうと思った。小さな蓑虫のような老婆は、ウルフが軽く握るだけで死んでしまうだろう。虫けらのような黒魔女に存在価値があるとは思えなかった。
　しかし、ケイゴがこの女と使い魔の契約をしてしまったせいで、黒魔女を殺してしまったら、ケイゴはもちろんウルフも死んでしまう。
「別に、そんなのはどうでもいい」
　自分だけが死ぬのは構わない。ウルフがいなくなれば、ケイゴはこんな下らない魔女の諍いに巻き込まれなくて済む。

🐊🦊夢小説内でのキャラクターアルカナ割合🦊　女帝9女教皇1
3本の尻尾や母性的な愛、処女性、皇帝属性たちの理性をぐらぐらさせる

🐊　皇帝8死神1塔1
父性的な愛や支配、🦊の役目の終わりと再生、🦊監禁、🦊に理性をぐらつかせられるが鋼の理性でなんとかする→なんとかならなかったのが夢絵

💐　女教皇7悪魔3
母性愛の渇望、🦊への共依存や悪魔の子呼ばわりの重圧

👸　正義5力3恋人2
🦊を悪い男から救わんとする正義感、王国を救うために奮闘するところ、若干の優柔不断さ

🐍　皇帝7女教皇2恋人1
海賊女帝としての君臨、男性への潔癖と🦊への心配、👒への恋

👒　戦車4力4太陽1運命の輪1
圧倒的な力と強運で暴れ回るところ、👒自身の倫理観での行動

🤡　魔術師7愚者2隠者1