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    せわし

    かつみぽいぴく

    PROGRESSトップ2の恋愛事情はデートひとつもセワしない!後編その1
    ベッドで恋人撮影会する炎ホ すけべの導入のムード作り頑張りました
    以前Upした書きかけ進捗の改訂版です~
    もうちょっと先まで続けてぽいぴく投げます
    「フム……」
    大きな親指がやさしく俺の下瞼を引き下げる。
    俺はされるまま、それに合わせて見上げていたあなたの顔よりも視線をもっと上へと飛ばした。
    まず右目、そしたら次は左目。
    終わると今度は顎をとられるので、分かってますよと促されるより先に舌を伸ばして差し出した。
    でもキスする為じゃない。
    口のなかの粘膜の色を確かめる用だ。
    ――個性増強剤〝トリガー〟を摂取した者は舌が黒く変色する特徴があるから。ヒーローとして当然だ。だけど、ですけど。
    あなた、ついさっき事務所でもおんなじことしたのに。
    あれから三十分も経ってませんよ。
    俺のとった部屋に入って初めてするのがキスじゃなくてこれなのだから、もうこの人はって呆れる様なあなたホント裏切らないなぁって笑ってしまう様な心地になる。


    エンデヴァー事務所に戻りホテル並みの来客用宿泊室をお借りして、きっちり二時間経過観察。結果は良好問題なし。
    シャワーも浴びて、現場からちゃんと回収したカメラで今日撮った桜とあなたを見返していれば二時間なんてあっという間だった。
    肩にカメラを提げて所長室に顔を出せば、もう私服に着替えたエンデヴァーさんが帰り支度をして 9962

    かつみぽいぴく

    PROGRESSセワしない!デート続き
    桜の下で炎さん撮ってるとこあたりです。
    このまま、このまま。
    カメラを構えて桜に囲まれたあなたを撮ってしまいたくなるけれど。
    けど俺ちゃんと学習しましたよ、周りの桜の方が明るいからあなたが暗くなってしまうって。なので俺はまだ中身のあたたかいコンビニコーヒーを剛翼に渡して、一度手元のカメラに視線を落とす。あなたのホークスは失敗をすぐに取り返す男なので。
    外撮ならこのくらい、よし、と決めていざファインダーを覗きエンデヴァーさんをその中に映し込めば、
    「あれ?」
    当の被写体である俺の恋人さんは――さっきは横を向いていた身体の正面をこちらに向けていて。自然に垂らしていたはずの腕は、もう空っぽになったペーパーカップを持ったまま何故かいつもみたくがっしりと組まれていた。
    ずいと持ち上げた顎は見慣れた輪郭のカーブ。炎をそこからめらめら燃え盛らせれば街中で見かけるヒーローエンデヴァーの写真に早変わりだ。
    「いやエンデヴァーさんさっきまで自然にしてたじゃないですか? エー、どうして?」
    「……」
    カメラを下ろすのと一緒に眉を垂らし思わず笑ってしまった。
    俺ちょっと目離しただけですよ。
    む、と更に少し尖った唇はこれではいかんのかと言わんばかりで 9074