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    かつみぽいぴく

    @katsumi_kitk
    書きかけ載せたり

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    かつみぽいぴく

    PROGRESS12/12炎ホプチの新刊の冒頭らへんを進捗上げです。
    ホ視点と炎視点バトンタッチ文体。
    ホちゃにテディベア扱いされて焦らしプレイされる炎さんのさらっと読めるイチャイチャすけべ本の予定。
    前半は焦らしプレイ、後半はケダモノセッ気味のいつものやつです。
    全年齢部分は終わったのですけべを呻きながら書いてます。
    3万字ちょい、文庫70~80P予定。通販もあるよ!
    【12/12新刊全年齢部分】カワイイのはオレだけにして?

    今日の俺たちのパワーバランスはこちら。

    「エンデヴァーさん。俺、まだ怒ってますから」
    「……」
    「理由、わかってますよね?」
    「ヌ……」
    あなたが恋人羽毛の触り心地を追い求めて買った高級クッションを我が物顔で抱き締めつつ、俺は唇をツンと突き出した。
    ソファに陣取り足まで乗せてる俺と、そばに立ったままのあなた。
    こうまでしたら分かるでしょ? ヒーローとしては異音一つ見落とさないのに、恋人の扱いにはまだまだ疎い雛鳥さんへ、『ご機嫌ナナメですよ』のサインを贈る。
    爪先でエンデヴァーさんの脛をつんつんと柔くつっつくのもオマケだ。
    叱られる子供みたいに佇むエンデヴァーさんも、「何だその口は」とか「足を乗せるな」とか言わない。居心地悪そうに唸るだけ。ここあなたの家なのに。
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    かつみぽいぴく

    PROGRESSトップ2の恋愛事情はデートひとつもセワしない!後編その1
    ベッドで恋人撮影会する炎ホ すけべの導入のムード作り頑張りました
    以前Upした書きかけ進捗の改訂版です~
    もうちょっと先まで続けてぽいぴく投げます
    「フム……」
    大きな親指がやさしく俺の下瞼を引き下げる。
    俺はされるまま、それに合わせて見上げていたあなたの顔よりも視線をもっと上へと飛ばした。
    まず右目、そしたら次は左目。
    終わると今度は顎をとられるので、分かってますよと促されるより先に舌を伸ばして差し出した。
    でもキスする為じゃない。
    口のなかの粘膜の色を確かめる用だ。
    ――個性増強剤〝トリガー〟を摂取した者は舌が黒く変色する特徴があるから。ヒーローとして当然だ。だけど、ですけど。
    あなた、ついさっき事務所でもおんなじことしたのに。
    あれから三十分も経ってませんよ。
    俺のとった部屋に入って初めてするのがキスじゃなくてこれなのだから、もうこの人はって呆れる様なあなたホント裏切らないなぁって笑ってしまう様な心地になる。


    エンデヴァー事務所に戻りホテル並みの来客用宿泊室をお借りして、きっちり二時間経過観察。結果は良好問題なし。
    シャワーも浴びて、現場からちゃんと回収したカメラで今日撮った桜とあなたを見返していれば二時間なんてあっという間だった。
    肩にカメラを提げて所長室に顔を出せば、もう私服に着替えたエンデヴァーさんが帰り支度をして 9962

    かつみぽいぴく

    PROGRESS上げてしまってここまでは終わったことにするやつ。モドかしい!先出し後編冒頭です~
    こっからが長い…頑張ります~~~
    「ふむ、」
    大きな親指がやさしく俺の下瞼を引き下げる。
    俺はされるまま、それに合わせて見上げていたあなたの顔よりも視線をもっと上へと飛ばした。
    まず右目、そしたら次は左目。
    終わると今度は顎をとられるので、分かってますよと促されるより先に舌を伸ばして差し出した。
    でもキスする為じゃない。
    口のなかの粘膜の色を確かめる用だ。
    ――個性増強剤〝トリガー〟を摂取した者は舌が黒く変色する特徴があるから。ヒーローとして当然だ。だけど、ですけど。
    あなた、ついさっき事務所でもおんなじことしたのに。
    あれから三十分も経ってませんよ。
    俺のとった部屋に入って初めてするのがキスじゃなくてこれなのだから、もうこの人はって呆れる様なあなたホント裏切らないなぁって笑ってしまう様な心地になる。


    エンデヴァー事務所に戻りホテル並みの来客用宿泊室をお借りして、きっちり二時間。
    所長室に顔を出せばもう私服に着替えたエンデヴァーさんが帰り支度をしていた。
    室内に誰もいないのを確認してから抱き着こうとすると「駄目だ確認してからだ」とまるで柔道で襟を取られないようにする動きみたいに外へ流されてしまった。悔しい。格好良か 5548

    かつみぽいぴく

    PROGRESSセワしない!デート続き
    桜の下で炎さん撮ってるとこあたりです。
    このまま、このまま。
    カメラを構えて桜に囲まれたあなたを撮ってしまいたくなるけれど。
    けど俺ちゃんと学習しましたよ、周りの桜の方が明るいからあなたが暗くなってしまうって。なので俺はまだ中身のあたたかいコンビニコーヒーを剛翼に渡して、一度手元のカメラに視線を落とす。あなたのホークスは失敗をすぐに取り返す男なので。
    外撮ならこのくらい、よし、と決めていざファインダーを覗きエンデヴァーさんをその中に映し込めば、
    「あれ?」
    当の被写体である俺の恋人さんは――さっきは横を向いていた身体の正面をこちらに向けていて。自然に垂らしていたはずの腕は、もう空っぽになったペーパーカップを持ったまま何故かいつもみたくがっしりと組まれていた。
    ずいと持ち上げた顎は見慣れた輪郭のカーブ。炎をそこからめらめら燃え盛らせれば街中で見かけるヒーローエンデヴァーの写真に早変わりだ。
    「いやエンデヴァーさんさっきまで自然にしてたじゃないですか? エー、どうして?」
    「……」
    カメラを下ろすのと一緒に眉を垂らし思わず笑ってしまった。
    俺ちょっと目離しただけですよ。
    む、と更に少し尖った唇はこれではいかんのかと言わんばかりで 9074

    かつみぽいぴく

    MEMO記名でいただいた再録本書き下ろしへのマシュマロへのお返事です。ここのところやけに忙しくなった平日グッタリした身体にマシュマロが染みる……
    ちーさん今回はマシュマロでありがとうございます!頂いてから間が空いてしまいましたがお返事させてください♥

    まず再録本までありがとうございます、この本の話だいたいちーさんから感想もらってる事実に打ち震えました、こんなに書き手冥利に尽きることがあっていいのだろうか…
    ・炎さん、刺さらん層にはもう全然刺さらんと思うんですよね~!ホが支持されてる層からしたら暑苦しいオッサン扱いされてそうで…(でも君らの推しはそのオジサンと付き合ってるんだよな…)娘よりも若い女子にやりこめられる様、世間のお父さんからの好感度は爆上がりだと思います。
    ・前半のホからのアピールでした。ヘヘヘ 広告で脱いでる姿を見て、ああ自分が抱いてるのは男なんだなって再確認してほしいですね 抱かれたい男を抱いている~!ホも結構求められるイメージからギラついてる感じとかしてたのが、炎さんとお付き合いしてだんだん大人の色気を一段飛ばしに出してくようになるといいですね…
    あの仕草マジいつもなんて書いたものかと悩みます。顔を拭う…?大きい手でやってるのいいです 1920

    かつみぽいぴく

    PROGRESS昨日の続き部分です。結局デート編です「……らしくないと言うか。エンデヴァーはそんなことはと」
    「イヤ言いませんよそんな!」
    思ったより大きな声をあげてしまった。けれど仕方ない。
    あの、福岡から。
    ホークスとのチームアップからエンデヴァーは変わった、そう世間では口にされがちだ。
    けど実際は違う。
    ビルボードでのあの言葉ーー嫌っていたカメラ、その向こうにいる市民に向けての真摯なあの宣言。
    俺が初めて顔と目を合わせた時にはもう、この人は変わり始めていたんだ。
    「新しいフレイムヒーローエンデヴァーへの一歩!そういうことなら喜んでやらせてもらいますよ。言ったじゃないすか、No.1をプロデュースするって」
    「……そうか、ならば頼む。機材は、キドウ」
    俺の返事に声より先に息で頷いてくれて。次いだエンデヴァーさんの指示を聞いたキドウさんが部屋の角で開けてあった箱から取り出したそれを俺へと差し出してきた。
    「プロの撮影に慣れる為だから、このカメラ使って」
    ぽんと渡されるこの為に購入したのだろう新品の一眼レフ。背面に液晶がついていて、デジタル一眼ってやつだ。けれど流行っている手軽なものではない。大きくて記者やマスコミが持っているものと大差な 3718

    かつみぽいぴく

    PROGRESSトップ2の恋愛事情は〜 続きの冒頭ぶぶん。
    今回はホが炎さんをカメラで撮影しにいくデートをしたりヒーローぽく捕物したりする予定です。
    カシャッ、とシャッターを切る小気味よい音と手応え。
    少しおいて背面に映し出されたそれを確認した俺の口の中に、しゅわりとメレンゲが溶けたみたいな嬉しさが広がった。
    「エンデヴァーさん、またいいの撮れちゃいましたよ。ほら」
    すぐさま共有したくて被写体であるあなたに小走りで駆け寄る。
    穏やかな陽気、空模様は薄曇りで光の加減がころころと変わらないのがビギナーには有難い撮影日和だ。ここに立ってくださいとリクエストした七分咲きの桜並木の下、俺を待っているエンデヴァーさんの顔の前をふわりと薄桃の花弁がそよぎ通っていった。

    ――俺とエンデヴァーさんがお互いに肌を教え合った記念すべき一回目からちょうど一ヶ月後。俺はまた彼の管轄である静岡に来ている。

    エンデヴァーさんのすぐ傍にくると、あなたのすぐ近くだけほんのりと他所よりあたたかいのが分かって、どうしたってお忍びの為のマスクの下では顔が笑んでしまう。
    一つの画面を一緒に見る為に肩を寄せ合うようにすれば、あなたのに届かない俺の肩はスプリングコートの胸元をやんわりと押した。
    「どうですこれ」と差し出した一眼レフの背面液晶に映るのは、今しがた撮った恋人の姿 9748