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    ていな

    あると

    DONE太陽と月のエンゲージ2WEBオンリーの今回のテーマ『和』の作品です。
    アシュサク。アシュラズ。
    亡国の姫と将来を誓った臣下の再会の話。
    ラブコメをここしばらく書いていなかったら、禁断症状が出て思いっきり謎空間のラブコメになりました。美容室で髪をやってもらうと謎に眠くなるのは、なぜだろう?
    日曜日の朝の作品どれも良いですね。
    いろんな可愛い姿のサクヤ様とアッシュ兄さんが見たーい!と思いを馳せながら。
    月夜恋歌《ツクヨミレンカ》 少女は、夢を見た。幼少の頃、幼なじみの青年と将来を約束した光景だった。
    『⋯⋯ゆいのう? お兄さんとわたしはふうふになるの?』
    『ああ、君と一緒になることだ。でも、その前に俺はこれから国のために外国に行くよ。戻ってきたら、また会おう』
    『いっしょに遊べなくなるのは、さみしいな。でも、まっているわね』
     少女と青年は指切りを交わした。夢は朝焼けの光と共に終わった⋯⋯

    ◆◇

    少女の名前は朔夜(サクヤ)。朔夜の国は侵略され、領主の父重護は敵国に囚われ投獄の末、獄中で亡くなった。朔夜は命からがら逃れ、幼少の頃に亡くなった母方の臣下の元へ亡命し、生活を送っている。臣下の家系で友人の奈多理阿(ナタリア)の経営している喫茶『狐』(シュマリ)で従業員の木苺(ラズベリー)として、名前と身分を偽り日々仕事に励んでいた。同じく喫茶『狐』で一緒に働いているのは、親友の愛(メイ)だ。マスターと三人で店を切り盛りしている。
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    ✦✦✦

    MEMOまたコピー本になってしまったけど、前回は8ページだったので12ページに増えたのは成長と言えるかもしれない
    脳内整理用のメモ

    ⚫︎綾人の泣き顔が描きたい、でも感情が昂って泣くところを描きたいわけじゃない…と考えると、わたしの浅い引き出しにはもう「玉ねぎ」しか残っていなかった
    ⚫︎綾人に関しては前回と比べるとかなり表現したい印象に近づけた気がする(当主然としていて余裕がある、本心をはかりかねる、けれどトーマに対して真摯でいようとする気持ちはある)
    ⚫︎前回は「綾人に一発かますトーマ」だったので今回は逆パターンを描いてみたかった
    ⚫︎あえて「涙を流した"記憶はない"(≠泣いていない)」という台詞にしたのは綾人にちょっと卑怯な言い回しをさせたかったから(と言いつつも本当に泣いたことはなさそうだけど)
    ⚫︎ネームを切った段階では深く考えてなかったけど、この話の2人はあくまで友人・主従の関係であって恋人同士ではないイメージ
    ⚫︎なのでトーマが綾人を抱きしめた理由としては「愛しい人が泣いているから」というより「焦燥感に駆られたから」
    ⚫︎前回のメモで「『友人・主従の枠内にギリ収まるが、友人・主従にしては距離感がバグっている』くらいのラインがいちばん萌える」と書いたけど、今回もそういうテイストを目指したので自分のトマ人のサビってここなのかも(普通に考えれば目上の成人男性の涙を見て慰める手段が「抱きしめる」になることはそうそうない)
    ⚫︎友人で主従で幼馴染だけど、それだけじゃない、それ以外に確かに2人の間にある「名前をつけることが難しい"何か"」を匂わせるような話が描きたい
    ⚫︎それはそれとしてイチャイチャしてる2人も大好きなので明日には違うこと言ってるかもしれない
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