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    ていな

    山椒魚

    DONEやっぱりバレンタインとホワイトデーはセットでしょ。両想いなんだし!ってことでシリーズものと化していますが、この話だけでも読めるようになっています。

    ※:※:※:※:※

    邦訳分冊版の連載を追いかけ中。(現在連載50巻目 第20話の段階)
    自力でに翻訳はできていないため、先の展開は知らない状態です。何か勘違いがあってもぬるく見逃してください。
    情人節の贈りもの 〜白色情人節に贈るもの〜 白色情人節。
     それは日本で言うところのホワイトデー。
     元々我が国には無かったイベントだが、何となく日本から持ち込まれた文化のため、やる奴はやるけどやらない奴はやらない程度のイベントだ。情人節ほどやらなきゃいけない感は無い。
     そもそも我が国では女性からプレゼントを貰うなど誕生日くらいのもので、もっぱら男から本命の女性に というのが一般的だ。その根底には、女性にお金を使わせないという暗黙のルールがあるので、白色を取り入れたとしても男が女性に贈り物をする回数が増えるだけ。まぁよほどラブラブならば贈り合ったりもするようだけどね。
     というわけで、前世での俺の情人節絡みの思い出と言えば、妹に贈られた菓子をお裾分けで貰ったとか、兄達が本命に最上の物を贈るために開催した試食会への参加だとか、つまり自分とは全く関係が無いエピソードばかりだった。こちらの世界にもそんな習慣は無かったため、これら呪われたイベント(ぼっちにとって情人節と5月の我愛你の日と七夕節は特に地獄!)とは一生無縁かと思っていた。いたのだ・・・が。
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    447_yoshi

    DOODLEちっぱいハイ♀︎のお話
    まだ何も始まっていない。ハイの1人語りが長すぎて1万字超えるとこだった💦
    過去と家族を捏造。ノイとハイの口調がどっちも「私+敬語」で私が混乱🤣
    その内続き書きます。書きたいシーンまで全然行き着いてない
    ノイハイ♀︎のお話その1 私の名前はアルバート・ハインライン。プラントにあるハインライン設計局は私の一族の物だ。
     父は優秀な技術者で、母はハインライン直系の一人っ子だ。そして彼女もまた優秀な技術者だ。だった。2人は婚姻統制によりマッチングされ結婚を機に母は一線を退いたという。夫婦仲は悪くなく程なくして私を身ごもった。直系の子供という事で懐妊はたいそう喜ばれた。産まれた私を見て父と母は「大切な私達の子」と喜んで慈しんで愛して育ててくれた。 しかし他の者は違った。「なぜ男児ではないのか。女が跡を継げるわけないだろう」と。両親は「性別で跡を継げるか継げないかは決まらないだろう、時代錯誤でナンセンスだ」と言い、私に出来る限りの教育と教養と愛情をくれた。私自身も2人の能力を継ぎ優秀だった。教えてくれた事は全て吸収し彼らの期待に応えようとした。しかし、私の運命はある日一変する。
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    山椒魚

    DONE邦訳分冊版49巻の幕間の話。
    分冊版48巻で語られていた沈九から尊敬も感謝もされていなかった先代峰主とはどのような人物だったのか。なぜ名付けに『秋』が与えられて、それを受けねばならなかったのか、ぐるぐる考えているうちにできた話です。
    オリジナル設定入れまくりなので、何でも許せる方向けです。
    『秋』 清静峰の先代峰主はナマズに似た中年男だった。
     否。それは少し表現として間違っていたかもしれない。彼が本当に中年と呼ばれる年齢であったかどうかは、正確には定かではないのだ。
     仙師の見た目は金丹形成の時期と修為に因る。見た目のことでよく引き合いに出されるのが幻花宮の老宮主だが、実力者であることは間違いないにも拘わらず、誰の目にも明らかな老貌であるのは、俗欲にまみれた分だけ修為を損ねた為であろうというのが口にはせぬものの大方の見方であった。
     対して、清静峰先代の人となりは俗欲とは無縁であったため、これは結丹の時期が遅かったのだろうことが窺われた。
     金丹形成には身体的素養も大きく関係する為、当人がいくら努力しようが実を結ばないものは結ばない。仙門の師弟として昇山できる者は皆その素養ありと見做された者たちではあるが、それとて当人にとって希望の持てる時期に成果が得られるとは限らず、同輩が結丹を果たす中、焦り苦しんだ末に疲弊し、才無しと諦めてしまえばそこまでの話。そうやって幾人もの弟子達が下山していくのも仙門の倣いのひとつであった。
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