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    てふ

    umeno0420

    DONE※※※ 一切合切あなたの自己責任においてご閲覧ください ※※※

    夭折したミヒャエル・カイザーの天文学的遺産を相続した潔世一が、それを元手に社会貢献活動をすると決める話。ビジネスフレンド出演、御影玲王。

    作中の相続に関する描写は全てフィクションです。現実の法制度等には一切準じておりません。予めご承知おきください。

    2ページ目は付録です。
    地獄の沙汰まで余らせないミヒャエル・カイザーが死んだのは、彼が現役を引退した1年後のことであった。

    世間には病死であるとだけ発表されたが、正確に言うならば癌だった。発見されたときにはもう全身くまなく転移しており、緩和ケア以外の治療の選択肢がほとんどなかったという。本人から聞かされた話だから、多分本当のことだ。

    「この癌といや遺伝的形質を持つことで有名だが、あいにく俺の親戚は癌になるほど長生きしないクズばかりでな。お陰で気づくのも遅れてこのザマ」

    昨年に行われたカイザーの引退試合はそれはもう華々しくて、いや本当これでサッカーを辞める選手とは思えないほど悪辣で元気いっぱいだった。相手チームの心をベキベキにへし折りながら当然のように勝利し、やつはピッチの上を去った。マスコミもコーチ陣もチームの運営もみんなして引退の理由と今後の予定を尋ねたが、カイザーは決してまともな返答をしなかった。やけに芝居がかった台詞で、きっぱりと未練がないことだけを語っていた。
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    windsdance_yoru

    TRAININGアランさん家の棒人間たちとホラー映画の話。

    【注意】
    ・自己解釈、独自設定あり
    ・恋愛要素なし
    ・キャラが喋る
    ・目や表情に関する描写あり

    ・この作品はファンが個人的に作成したものであり、原作者様・その他の関係者様とは一切関係ありません
    ・内容は全てフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません
    日本で夏といえばホラーですよね 薄暗い室内にて。
     数名の少年少女たちは、光を放つ怪しげなコンソールを中心に集まっていた。
    『これを見てくれ』
     眼鏡を掛けた青年がコンソールを操作すると、側にあったスクリーンに何らかの文書が投影された。文頭には「TOP SECRET」の押印がされているので、何らかの重要なデータなのだろう。
    『あの化物は、施設内にいた実験体の一つのようだ。そして、その突然変異でもある』
     青年の言葉に、彼と同じ大学に通う複数の友人が顔を見合わせた。そして、そのうちの女性の一人が手を上げ、
    『他にもアイツみたいなのはいるの?』
    『いや。俺達が見た、壊れた大きなポッドはアイツ専用のものだ。他の実験体たちはさっきの場所に集約されていたみたいだから、生命維持機能を切った今、残ってるのはアイツだけだろう』
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