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    です

    koh_noma

    MOURNING先月、素敵な风情企画があり、そこに投げたかったのですが、うーん趣旨と合わないんじゃね?と思い、投稿を断念したものです……
     まぁ、せっかく書いたしなぁ〜ということで供養。
     見つけてくださってありがとうございます。
     
     恋心を自覚すると、慕情は逃げようとする、風信は腹をくくる、そんなふうに私は思っています。
    繍球、転がる 仙楽国は滅び、亡国の皇子となった謝憐と、その従者二人を取り巻く事態は坂道を転がり落ちるかのように悪化の一途を辿っていた。
     日々の暮らしは困窮していく一方で、一筋の光も差さない暗闇を歩くかのような毎日に、一行の心は少しずつ、だが、確実にすり減っていった。
     このときの謝憐は、そもそも出口があるのかもわからない迷路を彷徨うような気持ちだっただろう。
     そして、当然、慕情にも漠然とした不安が常に付き纏っていた。
     
     だが、このような状況だからこそ、少しの幸運に心を躍らされ、美しいもの、愛らしいものを素直に愛でることが大事なのだと、そう思うのだ。
     慕情は、はたと足を止めると、少し遠くを見つめた。

     だが、先を急いでいるのに、後ろに続く足音が途絶えたことに苛立ったのだろう。不機嫌さを隠そうともせず、風信が問いかけた。
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    AKtyan5560

    DOODLE過去に桜君に暴虐を働いた人物達を粛清して回る蘇枋と桐生達の話。
    モブが路地裏でカツアゲしていた所を、蘇枋達が止め反抗する彼等を殴り桜を知っているかと告げる。桜の暴言を吐く彼等に蘇枋と桐生は彼らを廃倉庫に連れて行き粛清する

    ※名前のついたモブがいます
    ※桐生と蘇枋の愛が重いです
    ※暴力表現
    ※蘇枋と桐生の顔に返り血が付いてる
    宵闇の粛清日和その日は不運な一日だった。朝の道路では自転車に水を掛けられ、黒猫が道を通り、自動販売機のジュースは押したのと違うのが出て、帰り道では車に轢かれそうになった。友人と帰っていた時で、不良被れな彼等の苛立ちは溜まり確かに溢れ今にも爆発する瞬間に彼等が話しかけて来たのだ。
    「ねぇ、ちょっと道を聞いて良いかい?」
    「あ"ぁ!?」
    そう彼等に話掛けられた所がこの者達の運の尽き、回り回った巡り合わせ彼等のツケが回ってきたのだ。この世には一つの歯車が狂うったタイミングで色々な不運が起こる日がある。何を言いたいが、此処が彼等の運の尽き。過去にやらかした布石を払う日が来たのだ。

    数時間前
    蘇枋は学校の廊下を歩き珍しく機嫌が良い笑みを浮かべていた。普段の張り付けた笑みとは違く、心底楽しそうに浮かべる笑みは何処か恐ろしいものにも見え、その様な蘇枋を歩む先に有る階段から桐生が愉しげに見ている。
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