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    ゆーとぴあ

    はとり

    TRAINING「きみに捧ぐユートピア」
    フロ監♀🦈🦐
    🦐のことが好きだからどうやったら好きになってくれるか教えて、て本人言うところから始まる話。
    その日は特に代わり映えのない日だったと思う。
     いつものように目覚ましと共に起きて、グリムと共に学園へと向かう。途中でエースとデュースに会い、他愛のない話をしながら一緒に教室へ向かい、一限目の授業の準備をする。お昼になったら大食堂へ向かって肉が食べたいとごねるグリムをなんとか宥めて、話題に花を咲かす。一日の大半を四人で過ごし、放課後はエースやデュースがクラブ活動があるとそれぞれの部へ行ってしまうのでユウはグリムと共にハーツラビュルのお茶会へお邪魔したり、サバナクローのマジフトの見学をしたりと色々な過ごし方を選んでいた。たまにグリムが補習を受ける羽目になったときに、逃げださないよう監視役に努めたり。この世界でも、ユウは図太くしぶとくそれなりに日々を謳歌していた。

     今日は、放課後になると部活へ行ってしまった二人を見送り、グリムと一緒にオンボロ寮へと向かっていた。たまには早く寮へ帰ってのんびりとするのも悪くない、という意見が珍しく一致したのでサムの店でお菓子をたくさん買った。単価の安い駄菓子を紙袋いっぱいに買い込み、ほくほくしながら足取り軽やかにグリムと歩いていた時だった。

    「ん? オ 1920