ゐ
KoMaNo_kbkb
DONE『桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる!』という、とある小説の一節から着想を得た作品です。死ネタではございません。
*誤字脱字大目に見てくださいまし。
薄紅の下の土塊よ「桜の樹の下には死体が埋まっているそうだ。」
アカデミーに入学して二年、俺とディノ、ブラッドの三人でリトルトーキョーへ花見をしに行ったときのことだったと思う。ディノは散り落ちては宙を舞う桜の花弁を追ってずっと先を進んでいた。
「……ふぅん。」
二人して会話することもなく桜を見上げてたものだから、突然の話になんと返せばいいのかも分からずに生返事を返す。少し悲しげに聞こえた声にちらりと横目をやれば、相変わらずの無表情で桜を見上げていた。
しかし、その無表情に隠れた悲哀を俺は見逃さなかった。
「ブラッ____」
「お前より先に俺が死んだら、死体は桜の下に埋めてくれ。……約束だ。」
ただ一言、そう放っただけ。しかし、爛漫と咲き誇る薄紅色の花弁を何処か切なげに眺めるその横顔は、素直にとても綺麗だと思った。
15088アカデミーに入学して二年、俺とディノ、ブラッドの三人でリトルトーキョーへ花見をしに行ったときのことだったと思う。ディノは散り落ちては宙を舞う桜の花弁を追ってずっと先を進んでいた。
「……ふぅん。」
二人して会話することもなく桜を見上げてたものだから、突然の話になんと返せばいいのかも分からずに生返事を返す。少し悲しげに聞こえた声にちらりと横目をやれば、相変わらずの無表情で桜を見上げていた。
しかし、その無表情に隠れた悲哀を俺は見逃さなかった。
「ブラッ____」
「お前より先に俺が死んだら、死体は桜の下に埋めてくれ。……約束だ。」
ただ一言、そう放っただけ。しかし、爛漫と咲き誇る薄紅色の花弁を何処か切なげに眺めるその横顔は、素直にとても綺麗だと思った。
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DONEヰ書本編前 出会い*****
ヰ書、大学時代に宵と灰田くんどうやって出会ったんだろって考えた時、そういや他学部から医学部の科目って絶対に受講できなかったけど、逆はわりと自由だったよな…て思って………(これだ……)ってなった……灰田くん人類学とか民俗学の授業受けに来ませんか?!
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灰田くんのリアクション参考にさせて頂きました🙏 6