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    ウクライナ

    りおりん🐣

    DONEリヴァハン転生物。第二次世界大戦のドイツ占領下のパリのお話。ハンがモブ愛人してますが、エチ無。世界史偏差値30台なので雰囲気見でお願いします。ウクライナ見てたら降りてきてしまい。
    途中までで放置してましたが、端折って何とか書き切りました。元ネタは萩尾望都さんの『エッグスタンド』です。レジスタンスの男とユダヤ人であることを隠してる女と少年の話で、エピソードを随所に使わせていただきました。
    ばらの花【完全版】『ねぇ。みんなが安心して暮らせる世界になったら、2人で旅に出ようよ』

    —ああ、またあの夢を見ている…夢の中でも俺は戦っていて、横にいる栗毛の女がそう囁く。

    東洋人は輪廻転生という思想があるらしいが、俺には全く縁がない。
    そしてもし転生したのだとしても、安心して暮らせる世界なんて、この世にあるのだろうか。

    —俺は戦っている。今も。—


    【L side】

    「今夜進駐軍の幹部が店にやってくる。ゲシュタポの幹部に付いている栗毛の女兵士が"金のライオン"のメッセンジャーだ。上手く接触を図ってくれ」

    「…了解だ」

    パリは4年前からドイツ軍の支配下にあるが、レジスタンスの火種はここに来てスピードを上げて飛び火している。
    4420

    牧野埴

    DONE鈴藤さんから頂いたプロットを互いにネームに起こして遊ぼう!という企画から起こしたネーム。後ろ4枚は鈴藤さんのネームです。
    好き勝手書いていたらずいぶん雰囲気が違ってしまったのですが、鈴藤さんの描く少女漫画のセンスがとても好きだったのでプロットに手を入れさせていただいてもうめっちゃ楽しかったです!!!

    鈴藤さんが私のプロットをもとにネーム描いてくださった漫画はこちら
    https://www.pixiv.net/artworks/92197538
    とても素敵な少女漫画にして下さいました ありがとうございます…成仏できます…(???)

    鈴藤さんとは全然漫画の雰囲気が違うから同じプロットからでも全然違うネームになってしまったのも楽しいというか。私のネームは字が汚すぎて読みづらいので、軽くペン入れしたらpixivのほうにアップしたいと思います~
    お誘いくださった鈴藤さんありがとうございました!


    以下元になった鈴藤さんのプロット↓

    タイトル
    ・通い路
    ・通い路〜異郷の花〜
    ・しろがね花の通い路
    ・すすきの迷路

    設定
    ・二人旅?二人行動
    ・キーワードのススキ
    花言葉は「心が通じる」
    ・リナは「あの日」で魔法が使えない日
    ・サクラコラボレーションの桜と同じく、異郷の花かもしれない、結界外かもしれない


    眼前に広がるススキ野原
    これ迂回できないの?
    迂回するにはいささか距離があるかと。
    突っ切るしかないかあ。
    抱えて飛びましょうか。
    いらない。貸しは作ってもあんたに借りは作らない。
    男女の間に合意があれば、貸しも借りも無いんじゃないですか。
    あんた男だったの。
    腹部をさする彼女は。
    (弱みを見せるのは是としない…か)
    こんな時(・・・・)くらい僕に頼ればいいでしょうに。
    そういう間に彼女はマントで頭まで覆ってススキ野原に踏み込んだ。


    リナさぁん、置いて行かないでくださいよ。どこにいるのか全然見えませぇん。
    悪かったわねっ。埋もれててっ。大体あんたは見えなくても分かるでしょっ。
    リナの背丈をゆうに超えるススキの迷路があなたを隠してしまう。
    ここ、途中に泥地とかないでしょうね。
    それはないでしょう。この植物は水はけの悪い場所では育たないらしいですから。
    詳しいじゃない。
    聞きかじりですよ。

    ゼロス。
    振り向くと忽然と姿を消すゼロス。
    彼の身長ならギリギリ頭が見えているはずなのに。
    頭を覆ったマントを解いて、周りを見渡すと、ススキの葉があたしの頬を切った。
    鋭利 

    血が出ていますよ。(・・・・・・・・)
    後ろから彼が私を包み込む。
    彼の言葉を勝手に意味深に捉えてしまい、頬が熱くなる。
    言い忘れましたけど、この花(・・・)の葉はとても鋭いので気をつけてくださいね。
    それにこんな日は(・・・・)身体を冷やすとよくないでしょう。
    そういってあたしのお腹をさすってくる。
    怒りと羞恥で耳まで赤くなってしまう。
    うるさい。こんな前も後ろもわからない迷路みたいなとこさっさと抜けるわ。
    手を振り払い歩を進めようとすると、


    そうですね。
    こんな迷路(もの)に惑ってしまうくらいなら、
    僕があなたを隠してしまいましょうか。
    ほぅ。ため息
    そうね。利害の一致だけで一緒にいるんじゃない。今を決めているのはあたし自身なんだから-。
    ま、いっか。
    彼のマントに包まれたあたしは気がつくとススキ野原を抜けていた。

    ススキの花言葉
    心が通じる
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