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    オンライン

    tobari_2p

    DONEモクチェズ版ワンライお題「怪談」
    もはやワンライじゃねえんですけど…っていう恒例の遅刻魔ぶり…。
    ゲストにリモートなアとル。諸君はミカグラ後も定期的にオンライン会合してるとよいなっていう願望を詰めました。チェが名前しか出てこないけどモチェです、と言い張る。
    それにしてもお題怪談なのにぜんぜん怖くないな!
    憑いているのは……?里を出て二十数年になるが、外界の技術の進歩は目覚ましいものがある。
    出奔した先で便利な道具に触れるたび、モクマは目を瞠ったものだ。
    そして今もその便利な道具に助けられ、大切な仲間と定期的に連絡を取り合えている。
    『……で、ですね、署内の人間の間で噂になっているんですけど、遅くまで残業していると必ずどこかから呻き声が聞こえてくるんです……僕もこないだ残業してたときに聞いてしまって……』
    分割されたPC画面の向こう側でルーク・ウィリアムズが落とし気味の声で囁く。
    モクマは神妙な面持ちのルークにどう返したものか、といつものへらりとした笑みを崩さぬまま考える。
    『……なんだそれ。寝ぼけてんのか』
    と、モクマが返答する前に、分割されたもう一方の画面に表示されたアーロンが呆れた様子を隠しもせず言い放つ。
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    edenfallson

    DOODLE2期的なものがきたらやばい…と思って急に焦り始めたからオンラインイベント後に書き上げなきゃのただあい(未完)
    「撫でろ」
    「こ、こうですか」
    おそるおそる頭を撫でられて、意識がぼんやりする。
    実際にこんなふうにされたことはないはずだが、愛之介の夢のなかではいつも優しい手が頭頂部から毛先へと繰り返し動き、指先が髪の間にわけいって頭皮をくすぐった。

    あいのすけさま、おじょうずです。

    その言葉は愛之介にかけられた、数多の呪いのひとつだった。たぶんあの打ち捨てられたプールで、忠のトリックを初見で真似てみせたときに言われたのだ。少年期の愛之介はベッドのなかで、その言葉を何度だって飽きずになぞった。
    別に自分が特別に好色な十代だったわけではない、と愛之介は誰にともなく言い訳してしまうのが常だった。はじめては忠だ、とかつての愛之介は一途にも決めこんでいたのだ。手や脚や、罪のない部位が自分に触れるたびに頰をわずかに染める忠を見て、その場で転げ回りたいほど浮かれて、信じて疑わなかった。セックスとはなんなのか、一体どうするのだかはっきりわかっていないころから。自分が最初に一緒にベッドに入るのは忠だ、と。
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