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    キーラ

    ant_sub_borw

    PROGRESSテキーラ×エンカク
    ボリバル解放運動のリーダーとして大成した立派になったテキーラ君がロドスに帰ってきてエンカクに可愛がられる話を書きたいとこ(最初と最後)だけ抜粋したSS
    前半はモブ記者によるインタビュー
    後半がイチャコラ本番
    テキーラ君の活躍もいつかちゃんと書きたい
    政党名とかもろもろは捏造あり
    ※歌った歌は「カiタiオiモiイ」イメソンです
    ラ・ヴィーダ思えば彼は、最初から気さくで親切で、そしていまいち人物像の掴めない人だった。
    「タバコを吸っても?」
    そう言って彼は、ボリバルでは最も普及している銘柄の葉巻タバコを懐から取り出した。
    「虫よけの臭いって案外目立つんですよ。化学物質の塊だからかな。結局、これが一番自然で目立たないし、こういう場所には丁度いいんです」
    「以前、熱帯原虫熱にやられたりしたんですか?」
    「刺された同志を見たんです。あれ、かかったらとにかく解熱してウイルスが死ぬのを待つしかないでしょ? 持病あると飲めない解熱剤もあるし、そもそも効かなかったりするし。絶対かかりたくないなってね」
    彼は朗らかな笑い声をたて、葉巻に火を点けた。
    カミーロ・デ・スクレ。某国の資産家・テルミドール氏の後継者としての噂がたっているその青年は、テルミドールが力を入れているボリバル解放運動、いわゆるトゥルーボリバリアンたちによって結成された『民主党(パリティコ・リブレ)』の有力幹部の一人だ。
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