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    コメ

    sakugrrd

    SPUR ME翠千にハマりたての頃に書いてた話。
    数年後設定。ES世界線からは離れている。
    あと翠の可愛い物好き設定が隠されたキャラ作り。
    途中放置のを見つけたけど、いつもなら書かない章タイトルまで書いてたからできたら完成させたいな。コメショ前に考えたものなので解釈違いはあります。
    本にしたい話、その1
    拝啓、悪者ヒーロー様【 手 紙 】


    ――拝啓 守沢千秋様。

    そう書いてある手紙を見つめて、深い溜息が零れた。見た目は無地の白い封筒で、よく見かけるポストカードサイズほどの手紙だ。けれどそれは一枚だけではなく、手元を埋め尽くすほど何枚も積み重なったものだった。
    今日は久しぶりのオフだからと、なんとなく気分で始めた部屋の掃除の途中で、ベッドの下でひっそりと忘れられたように放置された、四角い箱を見つけたのが始まりだ。埃が被っていたふたをあけて、中身を確認した高峯は驚いた。長い間に忘れていた、高峯の数年間に及ぶ思いがこもっているものだったからだ。我ながら情けないとは思う。だからこうして、溜めたこれらを処分しようとしていたところだった。一度も読まれずに封がしたまま、高峯の手紙たちの時間は止まっていた。糊付けのされた開きの部分は、まるで秘密を守ってくれているかのようにぴっちりと離れずにいる。
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    Si__Vales_Valeo

    DONE新しい事業のためにぐだちゃんに金をせびるテスカトリポカの話(え?)はいラブコメです。
    バブみのあるぐだちゃんを書きたかったのですが、そこまで行き着けずw可愛さの中にお姉さんみのあるぐだちゃんに仕上げてみました。

    1/12スケールマイルームの次はパーツカスタマイズできるフィギュアを売るつもりでした。ボディはほぼ一緒だ。汎用性高ければいいだろ!?と言い訳する予定だったとかなんとか。
    ポカぐだ♀「お嬢!聞いてくれ!新たな事業を思いついたんだ!」

    食堂の入り口からの馬鹿デカい声にビクリと肩が跳ねた。
    神の声っていうのは、畏怖を抱かせ従わせる力があるのではないかと思わされる。だからいくら機嫌が良さそうな声であっても、耳にしてしまえば体が強張ってしまうんだろう。……ミクトランでの対峙を体が覚えている、というのも多分にあるだろう。
    声をかけられた当人は「んー?」と気の抜けた声を上げてレタスを頬張っているが。

    男はフジマルに駆け寄ると彼女の正面の椅子にどっかと腰掛けた。断りも告げず、我が物顔で。
    きっと神だから許可はいらないとか、許されると思ってるんだろうな。
    ……いやいや、許す許されるじゃないんだよ。他のサーヴァントたちのリアクションが怖いんだよ。現にあの男がフジマルの前に座っただけで食堂の空気がピシリと張り詰めたワケで。
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