サカキ
china_bba
DOODLEアニポケサカキ様が面接する話です。がんばれサカキ様!時代とはノックの音がした。
「失礼します」
扉を開けてやってきたのは、新人教官のバイパーだった。
「お忙しい所申し訳ありません、サカキ様」
「どうした、唐突に。問題のある奴がいたか」
「いえ、そういう訳ではないのですが」
「簡潔に言え」
「はっ……。この頃、最終試験に進める者が異様に少ないのです」
「異様に?」
「はい。これはお伝えしなければと思いまして」
「試験の内容自体は、変わってないのだな?」
「はい」
「それはな……」
吸っていたタバコの煙を吐き出した。
「時代だな」
「時代、ですか」
バイパーが重いため息をついた。
「ああ。訓練所の面接官も入ってくる奴の質が落ちていると嘆いている」
「そうだったのですか……」
「これからは多少筆記試験の結果が悪くとも、やる気のある者を上に通すように伝えたばかりだ。これからは骨のある奴が増えるだろう。心配するな」
1431「失礼します」
扉を開けてやってきたのは、新人教官のバイパーだった。
「お忙しい所申し訳ありません、サカキ様」
「どうした、唐突に。問題のある奴がいたか」
「いえ、そういう訳ではないのですが」
「簡潔に言え」
「はっ……。この頃、最終試験に進める者が異様に少ないのです」
「異様に?」
「はい。これはお伝えしなければと思いまして」
「試験の内容自体は、変わってないのだな?」
「はい」
「それはな……」
吸っていたタバコの煙を吐き出した。
「時代だな」
「時代、ですか」
バイパーが重いため息をついた。
「ああ。訓練所の面接官も入ってくる奴の質が落ちていると嘆いている」
「そうだったのですか……」
「これからは多少筆記試験の結果が悪くとも、やる気のある者を上に通すように伝えたばかりだ。これからは骨のある奴が増えるだろう。心配するな」
kudouhikaru
PAST140文字で書くお題ったーhttps://shindanmaker.com/375517さんからお題をお借りしました。
君の気配 黒薔薇の飾り枠が刺繍された深い緋色のハンカチ。思えばかつて、これと似たような物をサカキが持っていた。シルバーが自分で選び取った物なのに、気付けば父が選びそうな小物ばかりが集まっていく。どこかで、父の気配を感じていたいのか。
シルバーはため息を吐いて、ハンカチをポケットに押し込んだ。
(了)
149シルバーはため息を吐いて、ハンカチをポケットに押し込んだ。
(了)
らくがき置きa
MOURNING調子に乗って普段描かないところまで描いちゃった♪ たのしかったですサカキ、常にニコニコしてるし色っぽさがあるけど、そういう生来持っているものより17年ちょいの人生の中で習得した価値を商売道具にしそうというか ホスト似合いそうだけど仕事として選ばなそうだなと思います やっぱり気質はプロデューサーなんよ……
………………と思いつつ顔はホストなのであそびました サカキチハルすきだ…………… 2
らくがき置きa
DONE2冊目(知+杏)をかく前にサカキの言動やら何やらを整理しようとして書いていたなにかしらです できたかもしれないのでポイピクの小説版のお試しがてら!これどうにか形にしたいな……どうしようか…………… 1956
kudouhikaru
DONE夢でこんな小説を読んでいたのでともかく写経したかった。サカキ様とコジロウのvsモブステゴロ。流血注意。
誤字修正。
星を見ていた 路地裏に、荒い息遣いが響いている。サカキとコジロウの二人は、それぞれ膝立ちでアスファルトに座り込んでいた。預け合っている互いの背が激しく上下するのを肌で感じる。
足元には、ポケモンバトルではなく凶器や肉弾戦で、サカキに奇襲をかけた男達が転がっている。数の多さに、無傷の勝利という訳にはいかず、共に返り血で血濡れていた。
頭部から頬に伝い落ちる血を拳でぐいと拭いながら、サカキが言った。
「スマンな。ロケット団の首領ともあろうものが、不甲斐ない」
「い、いえ」
とは言うものの、コジロウとてそれなりに貢献したつもりだが、拳や足技で男達のほとんどを沈めたのはサカキだ。
「帰って、傷の手当てをしよう。行くぞ」
二人で地を踏み締め立ち上がる。サカキに肩を貸しながら、オレだって頑張ったけど、ぼろぼろのサカキ様を見たら、マトリやムサシ、ニャースに怒られるんだろうなあと想像しながら、コジロウは天を仰いだ。
412足元には、ポケモンバトルではなく凶器や肉弾戦で、サカキに奇襲をかけた男達が転がっている。数の多さに、無傷の勝利という訳にはいかず、共に返り血で血濡れていた。
頭部から頬に伝い落ちる血を拳でぐいと拭いながら、サカキが言った。
「スマンな。ロケット団の首領ともあろうものが、不甲斐ない」
「い、いえ」
とは言うものの、コジロウとてそれなりに貢献したつもりだが、拳や足技で男達のほとんどを沈めたのはサカキだ。
「帰って、傷の手当てをしよう。行くぞ」
二人で地を踏み締め立ち上がる。サカキに肩を貸しながら、オレだって頑張ったけど、ぼろぼろのサカキ様を見たら、マトリやムサシ、ニャースに怒られるんだろうなあと想像しながら、コジロウは天を仰いだ。
らくがき置きa
MOURNING溺れないあんじゅくんの差分絵ほんとは1枚目を出したかったんですけども!!!サカキの主張がつよすぎてやめました
2枚目(ほぼ下塗りおわりの状態)の闇レベル……
加算(発光)ってすげぇや…………………… 2
りこぴん
MOURNING〔もう少しだけ、気づかないふりでいさせて〕(ちはあん)※未満(6P)
(杏side)
かなり初期作ですが出てきたので供養。サカキ母と遭遇するお話です。
まだ始まったばかりの感情を持て余しているふたりの話。あんじゅside 6
りこぴん
MOURNING〔もう少しだけ、気づかないふりでいさせて〕(ちはあん)※未満(6P)
(知side)
かなり初期作ですが出てきたので供養。サカキ母と遭遇するお話です。
まだ始まったばかりの感情を持て余しているふたりの話。さかき君side 6
つるば
MOURNING組織勢力図のパートナ~からの決裂対立速い記念にのGIFアニメ8/29 ぽいぴくGIFアニメ投稿できるんだ ということで追加
ついった~えっくすはMP4のほうがいいみたいですね
なぜかPC版はよ動く…
プレジデントパンチ はぐ!
さかきさまって良い鳴き声してますよね
委員長にパンチさせるの背徳感ある さかきさま貫禄破壊して申し訳ない
元絵(2枚目:から3枚目) 3
china_bba
DONE #R団と810 企画に参加させて頂きました。サカキ様とマトリさんが喋るだけです。共に生きる 波の音が聞こえる。今日の海は、静かだ。小さな波がこちらに歩いてきたかと思えば、慌てて帰って行く。
しばらくは、夏季休暇だ。ビンヌの別荘に来て、海を見ながらぼんやりとしていた。
「こちらにいらっしゃいましたか」
「マトリか。今日は休みのはずだが」
「はい。残務が少々ありまして。でも、終わりました」
「そうか。ご苦労だった。一緒に、海を眺めないか」
「はい、喜んで」
マトリは普段と変わらぬスーツ姿だ。ビーチベッドに寝転ぶ私の横に立って、じっと海を見ている。人間味の薄い奴だが、もう慣れた。マトリなりに今は海を楽しんでいるのが分かる。
ざぱり。
海の中から、一匹のポケモンが姿を現した。ヤドンだ。砂浜に座り込み、あくびを一つすると、また海の中へ戻って行った。決して珍しい光景ではない。ここのビーチには、ヤドンがよく姿を現す。
1277しばらくは、夏季休暇だ。ビンヌの別荘に来て、海を見ながらぼんやりとしていた。
「こちらにいらっしゃいましたか」
「マトリか。今日は休みのはずだが」
「はい。残務が少々ありまして。でも、終わりました」
「そうか。ご苦労だった。一緒に、海を眺めないか」
「はい、喜んで」
マトリは普段と変わらぬスーツ姿だ。ビーチベッドに寝転ぶ私の横に立って、じっと海を見ている。人間味の薄い奴だが、もう慣れた。マトリなりに今は海を楽しんでいるのが分かる。
ざぱり。
海の中から、一匹のポケモンが姿を現した。ヤドンだ。砂浜に座り込み、あくびを一つすると、また海の中へ戻って行った。決して珍しい光景ではない。ここのビーチには、ヤドンがよく姿を現す。
china_bba
DONEスペサカキ様お誕生日おめでとうございます!ナツメがサカキ様に誕生日プレゼントを渡す話です。第一章。
太陽と月 季節は、夏。
照りつける灼熱の太陽のごとき情熱を、確かに胸に抱いているあなたに。あなたなしでは決して輝けない、月のような私から。
扉をノックした。
「入れ」
「失礼します」
アジトの最深部の、小さな部屋。サカキ様は椅子に腰掛け、研究室の資料に目を通している。
「ナツメか。どうした」
資料から目を離さずに、サカキ様は私の名を呟いた。
「……今、お時間よろしいでしょうか?」
「構わん」
サカキ様が資料を机に置いて、こちらを向く。にわかに、緊張が走る。……ええい、大した用事ではない。すぐに終わりにすればよい。
左手を、ぎゅっと握りしめた。
「サカキ様。お誕生日、おめでとうございます。
こちら、大したものではありませんが、受け取って頂けると幸いです」
978照りつける灼熱の太陽のごとき情熱を、確かに胸に抱いているあなたに。あなたなしでは決して輝けない、月のような私から。
扉をノックした。
「入れ」
「失礼します」
アジトの最深部の、小さな部屋。サカキ様は椅子に腰掛け、研究室の資料に目を通している。
「ナツメか。どうした」
資料から目を離さずに、サカキ様は私の名を呟いた。
「……今、お時間よろしいでしょうか?」
「構わん」
サカキ様が資料を机に置いて、こちらを向く。にわかに、緊張が走る。……ええい、大した用事ではない。すぐに終わりにすればよい。
左手を、ぎゅっと握りしめた。
「サカキ様。お誕生日、おめでとうございます。
こちら、大したものではありませんが、受け取って頂けると幸いです」
china_bba
DONEカントー交響楽団さんのコンサートに行きました。素晴らしかったです。美しいサカキ様がバイオリンを弾いていらして、妄想が破裂しました。一応夢です。いつもの夢主。愛の挨拶/歌の翼に「ニャア」
「ダメだよ、ペルシアン。散らかしたら」
ボスの部屋のドアを開けると、ペルシアンが色々なものを引っ張り出していた。
わたし達は、一緒に暮らし始めたばかり。ボスはお仕事を持ち帰ってくることもあるし、遅く帰ってくることもある。大変だ。だから、出来るだけ家のことはわたしがやろうと思ってる。ペルシアンのいたずらのあとを片付けようと思って、部屋の中に入った。本は本棚に。モンスターボールは机の上に。……あれ? これは何だろう。
「何かの、ケース……? わ、重い」
「ああ、そのままでいい。俺が片付けておこう」
後ろを振り返ると、ボスが部屋の中に入ってきた。
「これ、何? 中身、入ってるの?」
「見たいか」
「うん」
1059「ダメだよ、ペルシアン。散らかしたら」
ボスの部屋のドアを開けると、ペルシアンが色々なものを引っ張り出していた。
わたし達は、一緒に暮らし始めたばかり。ボスはお仕事を持ち帰ってくることもあるし、遅く帰ってくることもある。大変だ。だから、出来るだけ家のことはわたしがやろうと思ってる。ペルシアンのいたずらのあとを片付けようと思って、部屋の中に入った。本は本棚に。モンスターボールは机の上に。……あれ? これは何だろう。
「何かの、ケース……? わ、重い」
「ああ、そのままでいい。俺が片付けておこう」
後ろを振り返ると、ボスが部屋の中に入ってきた。
「これ、何? 中身、入ってるの?」
「見たいか」
「うん」
china_bba
DONEある日のサカキ様とミュウツーのお話です鎖の先 そこは、知らないはずの場所だった。だが、知っているような気もした。妙な感覚が胸を締めつける。
青空。草むら。森。ポケモンの鳴き声。やはり、知らない場所だ。なのに何故か、この先に進むべきなのは分かっていた。
足を進めた。
「……ぅ」
小さな鳴き声。自分はこの鳴き声の主を――知っている。
「みゅう?」
小さな影が、頭の上を飛んで行った。そしてその主を見た。お前は……ミュウ!
「待て!」
飛んで追いかけた。ミュウは太陽に向かって移動している。早くはない。追いつける。手を伸ばした。
「みゅー……」
鳴き声が脳に響く。太陽の光が眩しい。手は、届いていない。待て、待ってくれ、終わらないでくれ、もう少しで届くんだ、ミュウ、お前に、聞きたい事は山ほどあるんだ――!
1217青空。草むら。森。ポケモンの鳴き声。やはり、知らない場所だ。なのに何故か、この先に進むべきなのは分かっていた。
足を進めた。
「……ぅ」
小さな鳴き声。自分はこの鳴き声の主を――知っている。
「みゅう?」
小さな影が、頭の上を飛んで行った。そしてその主を見た。お前は……ミュウ!
「待て!」
飛んで追いかけた。ミュウは太陽に向かって移動している。早くはない。追いつける。手を伸ばした。
「みゅー……」
鳴き声が脳に響く。太陽の光が眩しい。手は、届いていない。待て、待ってくれ、終わらないでくれ、もう少しで届くんだ、ミュウ、お前に、聞きたい事は山ほどあるんだ――!